2017年9月21日 (木)

JB67 放送作家のジョーク集2 

 「JB15 放送作家のジョーク集」で、次の三冊を紹介した。

59 ジョーカーズ・バイブル(城悠輔)
60 世界が嗤う日本のジョーク(はかま満緒)
61
 ジャパニーズジョーク辞典(吉川スミス)

 はかま満緒の本がもう一冊あったので、今回はそれを紹介する。

   

216 はかま満緒のコント笑話史

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    (書名)  はかま満緒のコント笑話史
      (著者)  はかま満緒
      (出版者) 徳間書店
      (形状)   文庫
      (頁数)    151
      (出版年)  1983/02/15

・残念ながらこの本はあまり面白くない。「笑話史」と銘打っているが、「史」の部分は見当たらない。ジョークも翻訳ネタが多そうだ。

駅にて
「往復の乗車券ください」
「どこまでです?」
「なにをとぼけてるんだ、往復だよここからここまでに決まってるはないか!」(p51)

 

デパート
「おめでとうございます。貴女が当デパートにいらした百万人目のお客さまです。ハワイ旅行へ御招待申し上げます」
「ホ、ホントですか」
「ハイ、ところで、今日は、当デパートになんのご用でおいでになったんですか」
「ハイ、もういいんです」
「そうおっしゃらずに、婦人服売り場ですか? それとも宝石売り場?」
「いえ、その……苦情係へ」(p54)

転職時代
「ちょっとあなたは転職の回数が多いようですな。うちへ来られても、またすぐやめるんじゃないでしょうね」
「はあ、その点はご心配なく、これまで私のほうからやめようと思ったことは一度もありませんので……」(p64) 

 

原因
「おじさん、村長の選挙に破れてから離婚をしたんですって?」
「お前さん、私の票数を見なかったのかい、一票しかなかったんだ!」(p110)

 

新聞
「有名人がどんどん少なくなってくねえ」
「どうして?」
「だって、いつも有名人の死亡記事が出てるが、有名人が誕生した記事は見たことないもん」(p134)

 

 

 

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2017年9月18日 (月)

トランプ予言2

 以前「トランプ予言」というのを書いてみた。
1 トランプの政策はうまくいかない。
2 流れは変わる。
3 4年の任期をまっとうできない。

 というものだった。今のところ順調に、事態は予言の方向に動いているようだ。

 そこで先月、次のようなトランプ予言の第2弾を書いてみた。しかし、これは「日本にとって最悪の事態」と言われていることなので、バカなことを言うなと怒られるかと、出さないでおいた。
 ところが最近北朝鮮の核実験、ミサイルと続いた結果、こうなるのではないかという意見もぼちぼち見られるようになってきた。それでとりあえずこれも出してみることにした。
 ただし、これも床屋政談の予言で根拠はないので、当たったときには「ドーダ!」と言わせてもらうけれど、はずれても責任はとらない。
 ずばり言う。

トランプは北朝鮮の核保有を承認する

1 トランプは北朝鮮に興味はない。
 まず考えるのは、トランプはもともと北朝鮮に何の興味も持っていなかっただろうということ。石油が出るわけでもなし、大きなビジネスの相手にはならない。アジアの文化や歴史に興味もない。黒電話頭のお兄さんが気を引こうとミサイルを射ったり核実験をしたりするものだから、いやいや相手をしているだけだ。ほとんどどうなってもいいと思っているだろう。

3 内政がうまくいかず大変だ。
 政府の陣容も整わず、公約がちっとも実行できず、北朝鮮なんかにかまっていられない。戦争を起こして内憂をごまかすと言っても、アメリカにとって北朝鮮はそれほどの外患だろうか? ミサイルがアメリカ領を誤爆しない限りアメリカ人は北朝鮮を問題にせず、命をかけようとはしないだろう。

3 戦争はコストがかかりすぎる。
 その程度にしか思っていない国を相手に戦争をしても得られるものはない。負けることはないけれど、莫大なコストがかかり、多数の人命が失われるリスクがある。主に被害を被るのは韓国や日本だからといって、アメリカが無傷ですむわけはない。
 始めてしまえば局地戦で終えることができるかどうかわからない。斬首作戦がうまくいったとしても、その後の統治をどうするのか。中国、ロシアが出てきてややこしいことにならざるをえない。イラクがいい例で、治まらないで内戦、難民ということになればさらにコストがかかる。

4 核保有を認めるのが一番楽な選択である。
 核を持たせて北朝鮮がおとなしくなるのなら、それが一番楽な選択で、手っ取り早い。これ以上の拡大を禁じるとかなんとか条件をつけておけば、苦渋の決断とか言って評価してくれる勢力もいるだろう。

5 「改革開放」のアメはきくかもしれない。
 米朝国交を復活させ、北朝鮮に「改革開放」の風を吹き込めば、北朝鮮の経済が発展して国情が安定するかもしれない。あるいはクーデターの可能性が高くなる。アメリカの貿易にも多少の寄与はある。

6 アメリカの軍産複合体はもうかる。
 北朝鮮の核保有を認めることで、日本や韓国に抑止力を高める必要が生まれ、大量の各種兵器―核兵器を含め―売り込むことができる。
 トランプは軍産複合体とは違うところから出てきたが、これを餌に、内政について取引ができるかもしれない。
 まず日本が核兵器を持つというのは大変な話だが、これはまた別の話。
 韓国も日本も核を持つようになったら、そのうち台湾も、インドネシアも、ベトナムも…という話になりそうで大変だが、これもまた別の話。

 他国のことを考えなければいいことだらけである。最大の欠点は

アメリカのメンツがつぶれ、チキンレースに負けたチキン野郎になってしまうこと。

 トランプがこれを呑むかどうか。
 日本や韓国がやめてくれといっても、トランプはそんなことは気にしないだろう。
 メンツがつぶれても、それはこれまでのオバマの対応が悪かったせいにすればいい。わたしは、商売人トランプは、呑むとみる。

 もう一回言っておくけれど、わたしはジャーナリストでも国際政治学者でも政治家でもない。ただの床屋政談のじいさんである。だから、根拠はないし、はずれても責任はもたない。

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2017年9月14日 (木)

一回休み

 今日のブログは休みます。

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2017年9月11日 (月)

JB66 悪魔の辞典3

 「JB51  悪魔の辞典2」で別役実当世悪魔の辞典』を紹介した。別役実にはもう一冊悪魔の辞典があった。

215 ことわざ悪魔の辞典

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    (書名)  ことわざ悪魔の辞典
      (著者)  別役実
      (出版者) 筑摩書房
      (形状)   文庫
      (頁数)    236
      (出版年)  2000/10/10

・ことわざを、通常とは違う意味にねじ曲げて解釈して笑わせるというもの。そのねじ曲げ方が別役の「芸」なのだが、辞典一冊分ともなると、無理矢理こじつけたと感じるものがあったり、さすがに全部おもしろいとはいかない。

・下ネタ、ブラックなネタがけっこうある。無理矢理下ネタにこじつけて「一丁あがり」は、あまりおもしろくない。

【あまいしるをすう】
「飲む」というのは、誰はばかることのない行為であるが、「吸う」というのは、やや人目を気にし、こっそり行うべき行為である。人が「甘い汁」を「飲む」のではなく「吸う」のは、それがよくないことと知っているからにほかならない。何故よくないのか。医者にいつも言われているではないか。糖尿病になるからである。つまりこの言葉は、糖尿病へのいましめ、と解するべきであろう。(p21)

 

【おいてはこにしたがえ】
何を「負う」のかとよく聞かれるが、言うまでもない、借金である。つまり借金を背負ってしまったら、子供にまかせろと言っているのだ。赤字国債発行の智恵は、実はここから出ている。借金を子供にまかせるのなら、いっそのこと必要な金を、子供に借りてしまえばいいじゃないか、というわけだ。しかも、子供がそれに気付くころには、我々はもう死んでいるのである。(p46)

 

【こうこうしたいじぶんにおやはなし】
昔は平均寿命が短かったから、子供が「親孝行がしたいな」と考える年齢に達するころには、もう親は死んでいたのであり、したがって親孝行なんてしなくてもよかった。もちろん今日では、平均寿命が伸びたから、親はまだ生きているのだが、そうなってみると子供の方が、その年齢に達しても「親孝行したいな」と、思えなくなってしまった。どっちみち。親孝行はしないのである。(p82)

 

【ないそではふれぬ】
「袖振り合うも他生縁」と言って、それだけで或るつながりを主張する風が我国にはあるが、ノースリーブだとそうはいかない。我国でノースリーブが流行したのは、対人関係におけるそうしたわずらわしさから、逃れるためであったとされている。(p140)

 

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2017年9月 7日 (木)

JB65 スペインのジョーク

 スペインのジョーク本というのも珍しい。前に紹介したのは、

22 スペイン・ジョーク集(山田善郎 訳編、実業之日本社、1980)

のみである。(JB06 実日国別ジョーク集3/3

214 チステ CHISTE スペイン小咄

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    (書名)   チステ CHISTE スペイン小咄
      (著者)  マリア・ドラード 編著
           金丸悦子 監修
      (出版者) グラフ社事業出版部
    (形状)    四六判
      (頁数)    310
      (出版年)  1989/11/18

・スペイン語のジョーク集2冊から選んで翻訳したとのこと。他国のジョーク集にもありそうなものが多くスペイン色はあまりない。

・訳がちょっと固い。監修者の金子悦子氏は発刊時山梨県の老人ホームの理事長とのこと。山梨県で金丸というと、元自民党副総裁を思い出してしまう。縁者かどうかは不明。

・社会福祉法人がらみでも下ネタがけっこうある。これは元がスペインだからか?

失業者のデモ
 失業者の大きなデモが、マドリッドの大通りを行進していた。
「仕事をよこせ!」
「仕事をよこせ!」
「失業手当なんかいらない!」
「仕事くれ!」
 それを見ていた一人の男性は、深い溜息をついた。
「二万人もの失業者は、とうていねェ……」
 失業者に同情した男性は、なかの一人に声をかけた。
「君、私が力になりますよ。今すぐに始めてもらってもいい仕事がありますから……」
 すると、その失業者は仲間に向かって、
「二万人もいるのに、どうしておれにあたったんだ! ついてないぞ!」(p26)

 

有名レストラン
 マドリッドでは一流で通っているレストラン――その店の壁には、自他ともに美食家をもって任じる人たちのサイン入りの色紙が何枚もかかっていた。
 グルメとして味にはひときわうるさい一人の紳士が、食事をすませたあと、ボーイを呼んで尋ねた。
「あの色紙は本物だろうね? 有名な食通たちが、あんなにこの店へ来たのかい?」
「はい、本当でございます。でも……でも二度とおみえにならないのも本当でございます」(p76)

離婚なんて
 白髪の婦人が、旧知の弁護士に嘆いて語った。この歳まで、夫のためにどんな苦労をさせられたことか――横暴な性格、女出入りの数々、それに家計の不如意、嘆きのネタは尽きなかった。
「そんなにひどいご主人なら、早く離婚してしまいなさいよ.お手伝いしますよ」
 老婦人はむきになって答えた。
「えッ、離婚ですって? とんでもないわ。何年も何十年も苦労してきて忍耐に忍耐を重ねた今になって、主人を幸せにしてやるつもりなんか、私、これっぽっちもありませんのよ」(p138) 

 

地獄のお国ぶり
 誰かが地獄へ見学に行った。
 最初は、ドイツの地獄だった。みんな大変真面目に、正確に苦しみを受けていて、誰一人文句を言ってなかった。
 隣は日本の地獄で、全部コンピュータに頼って、狂気のように働かされていた。
 遠くから何やら聞こえてくるウルサイところは、スペイン地獄だった。みんないいかげんに休んでいて、大声で勝手な話をしていた。詐欺の罪でここへ入ってきた監督の悪魔は頭にきて、
「スペイン地獄の責任者を呼べ!」
「あいつは生きてた頃と同じに十時頃来て、サインして帰ったよ」(p254)

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2017年9月 4日 (月)

右も左もわからない2

 わたしの若いころは、こういう左から右への区分が一般的に了解されていた。

極左(中核・革マル派など)―共産党―社会党―民社党―公明党―自民党―右翼諸派

 この配置図をもとに政党をみる癖がついているから、最近のネットでの罵詈雑言がよく理解できなかった。
 ツイッターをたまにみていると、政治的な発言にはよく反対派からの罵倒の言葉が投げつけられている。中には読んでいると胸が悪くなってくるようなものもあるから、そんなに一生懸命は読まないようにしているが、その罵倒のうちに「極左日教組」とか「極左共産」とかいう言葉がある。ときどき民進党まで「左翼」と呼ばれている。
 いったいこれはなんだ。日教組のどこが極左だ。教員の組織率も下がってたいした活動もしていないだろう。それが諸悪の根源のように言われたりする。そんなに日教組が強いなら教員の過重労働が騒がれることもあるまいに。なんで民進党が左翼なんだ。前原新代表と自民党とどこが違うのか。年寄りにはよくわからない。
 そう感じていたが、若い人にはわれわれのような左右の政党配置図がないのだと知ってなんとなく納得がいった。「極左」というのは左翼の中で最も左に位置するという属性を示すのではなくて、「左翼」の単なる強調語なのだ。思想は関係なく政府に反対するのが「左翼・サヨク」で、「左翼」という言葉そのものが悪口になっている。「悪―極悪」、「左翼―極左」ということらしい。

 この、思想に関係なく政府に反対するのが「左翼」あるいは「サヨク」で、それがけしからん、という考え方が、ネット界隈ではかなり力を持っているらしい。
 最近違うニュースで週刊誌を騒がした今井絵理子参議院議員は、その前にこんなツイートを発していた。

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 「批判なき選挙、批判なき政治」?? ――大政翼賛会? 
 「子どもたちに堂々と胸を張って見せられるような選挙応援? ――今の選挙応援はそんなにひどいのか?
 ネットでは、意味がわからない、おかしいと炎上する一方、こういう考え方をする若者もたくさんいるのだという解説もなされた。
 そういう若者たちにとっては、「批判」は和を乱すとか喧嘩を売るという意味になるのだそうだ。理屈も事実の検証も関係ない。ともかく政府を批判するやつはみんな「サヨク」でけしからんということになっていくらしい。そして政府の足を引っ張るから「反日」ということにもつながっていくようだ。若い者の気持ちをわかってやれと言われても、とてもわかってやれない。

  『日本会議の研究』の著者菅野完によれば、日本会議に結集する人々をまとめているのは「なんとなくサヨクは嫌いだ」という気分なのだそうだ。
 日本会議の上層部にはそれなりの思想や理論があるけれど、動員されて集まってくる各種の宗教団体などには団体固有の思想信条があって、そういう理論に惹かれて集まっているわけではない。それぞれの団体に共通するのは「なんとくサヨクは嫌いだ」という感情で、それを基にしたゆるい集まりにすぎない。実際に武道館の1万人集会などに各団体が動員した観光バスで集まってくるのは、久しぶりの東京見物を喜んでいるような年寄りたちが大半で、先鋭な政治意識を持った人々などではないという。(https://www.youtube.com/watch?v=oSmOHazng68
 しかしこうした運動を通じて、選挙の集票マシーンとして大きな役割を果たすようになり、それを利用する政治家を次第に取り込んでいった結果、大きな影響力を持つようになったということらしい。
 菅野のこの説が正しいのかどうか、わたしに検証はできないけれど、批判が嫌いな若者たちもそのうち一緒に動員されるようになっていくのだろうか。

 右でも左でも、論理の筋道をたどることや事実の検証をおろそかにして、感情だけで政治を動かすのは危ない。

 

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2017年8月31日 (木)

右も左もわからない

 8月11日読売新聞に載った読売・早大共同世論調査の「年代別にみた「保守・リベラル」のイデオロギー認識図」が衝撃的だった。
 図の上の方、18-29歳の回答者では、維新が一番リベラル、それから自民、民進、共産が真ん中あたりで固まって、公明がずっと離れて保守、ということになっている。
 30歳代でも維新がダントツにリベラルで、真ん中あたりが民進、それから共産と民進が同じくらい保守で、やっぱり公明が一番保守に位置づけられている。

 おいおいいったいこれはなんだ?

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 下の方の60歳代、70歳代の認識をみると、左から共産党、民進党、維新または公明党、自民党という順番になっていて、まあ、われわれ年寄りにはだいたい納得がいく。イデオロギーをもとにした左翼から右翼への並び方として一般に認められてきた配置図である。
 それがいつの間にか若い人たちは維新をリベラルととらえ、共産党を保守よりの政党だと考えるようになったらしい。
 新聞の解説はこれを、若い人は、イデオロギーには関係なく、「変えようとしない勢力」を「保守」とみなしているからではないかという。
 それで共産党は憲法も何も変えようとしない「保守」で、道州制やら都構想を訴える維新が最もリベラルだということになるらしい。

 なるほど、そう言われればそうかとも思う。冷戦の終結で左翼右翼の区分の意味がなくなったというのは、そのとおりだとも思う。しかし共産党が保守で維新がリベラルという発想にはとてもついていけない。この図を見て、右も左もわからなくなってきた。

 ともかく最近の若い人たちの頭の中には、われわれ年寄りのような左翼から右翼までの政界分布図は存在していないと考えたほうがいいのだ。

 

注 上の図の問
Q 政治的立場を表すために、「保守的」とか「リベラル」という言葉が使われます。10がリベラル、0が保守的だとして、あなたの政治的立場はどこにあたりますか。また、5つの政党と、無党派層と呼ばれる人々の政治的立場はどこにあたると思いますか。それぞれ、最も近いと思う数字を○で囲んで下さい。
(その他の調査項目等は→http://namuyabunko.cool.coocan.jp/links.html)

 

 

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2017年8月28日 (月)

江崎大臣

 8月25日(金)朝のNHKニュース、新大臣へのインタビューに江崎鉄磨沖縄北方担当が出ていた。この人の選挙区がわたしの郷里であるという縁で、わたしは以前から知っていたが、全国的にはほとんど知られていなかった。それが初めて大臣に就任したと思ったらあっという間に有名人になってしまった。

 その原因が失言からというのは、もと地元民としてはちょっといただけない。

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http://www.asahi.com/articles/ASK864F4ZK86OBJB001.html

 地元の祝賀会の後での話だというから、「答弁は大丈夫ですか」と聞かれて、ついつい本音をしゃべってしまったものだろう。酒も入っていたかもしれない。
 「しっかりお役所の原稿を読む。立ち往生より、答弁書の朗読かな」
 この発言でマスコミの注目を集め、自民党の上層部からは、下手なことをしゃべらないように厳重注意されたようだが、続けてあれこれ書かれることになってしまった。

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 「日米地位協定見直し」の話は、朝日新聞の「天声人語」にも「江崎鉄磨氏の「正論」」と題して取り上げられた。http://digital.asahi.com/articles/DA3S13080449.html?rm=149
 無論天声人語は、江崎大臣の本気の主張として取り上げているわけではなく、ついつい口が滑ってしまったのだろうけれど、そう言ったからには覚悟をもって正論を吐いてほしい、というのが結びである。
 週刊文春には「不適任だというなら、いつでも私(大臣を)辞めてやるから」と言ったと書かれた(http://bunshun.jp/articles/-/3689)。
 また江崎大臣は、最近の閣僚としては珍しく、日本会議にも神道政治家連盟にも入っていないそうなので、野党側からの期待値は高く、マスコミも野党もネットの野次馬も、次の失言を期待して待っているような状況だ。
 『日本会議の研究』の著者はこう言っている。

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 テレビのワイドショーに出てくる政治評論家という人たちも「あの人はいい人なんだけど…」と上から目線で言うだけで、政治的手腕や思想を評価する人は一人もいない。ちょっとため息が出る。

 わたしが子供のころ、衆議院は中選挙区で定数三人。江崎大臣の父江崎真澄氏と海部俊樹元総理の自民党の二人に社会党が一人で安定していた。中でも江崎派が一番強かった。
 そのあとを継いだのはもう二十年以上前のことなのに、大臣になっても政治信条やらなにやらはまったく問題にされない。ただ何か政府の方針と違うことを言うのではないかと身内からは心配され、野党及びマスコミからはそれを期待される存在とは、いったいなんなのか。
 江崎派の後援会では、わたしの同級生の親や顔見知りの商店主などが活動していた。あの人たちはもう亡くなっているだろうけれど、きっと今でも同じような人たちが草の根で支えていて、大臣就任を喜んで、その後の展開をハラハラドキドキしながら眺めているのだろう。
 9月の終わりには臨時国会が始まる。もと地元民として、江崎大臣には見苦しくない答弁と出処進退をお願いしたい。
 

 

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2017年8月21日 (月)

夏期休業

 

今週のブログは夏やすみです。

  これだけでは愛想がないので、ちょっとおもしろいネタをひとつ。
  7月の終わりにこんなニュースが流れた。

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 これに対しネットでは、無償とはセコイだのなんだのと批判があった。
 その中で、笑ったのはこれ。

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2017年8月17日 (木)

JB64 サイエンスジョーク

 科学者をネタにしたジョークはあっても、科学それ自体をあつかったジョーク本はめずらしい。

213 サイエンスジョーク

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    (書名)   サイエンスジョーク
           笑えたあなたは理系脳 
      (著者)  小谷太郎
      (出版者) 亜紀書房
    (形状)    四六判ソフトカバー
      (頁数)    182
      (出版年)  2013/02/20

これはジョーク本といっても、ジョークをもとに物理学の解説をしようという本なので、その分野の知識がないとわからないところが多い。副題に「笑えたあなたは理系脳」とあるとおりである。

・物理学者と数学者の違いをからかったジョークくらいならわかる。

スコットランドの黒い羊
 エンジニアと物理学者と数学者がスコットランドを列車で旅していた。すると牧場に黒い羊が1匹見えた。
 エンジニアが言った。「スコットランドの羊は黒い!」
 物理学者が言った。「スコットランドには黒い羊が少なくとも1匹いる!」
 数学者が言った。「スコットランドには少なくとも片面が黒い羊が少なくとも1匹いる!」(p17)

 

・博士号を取得しても正規の研究職や教育職につけないポストドクターが大変だというのもわかる。

ポスドクはつらいよ
 ある若手研究者は、6年間の生産的な研究活動にもかかわらず、任期なしの身分になれなかった。研究者は学長と面談して理由を尋ねた。
 学長は言った。
「申しわけないんだが、この6年間で、学の求める人材が少々変わってしまったんだ。いま求められているのは、女性の、凝縮系科学の、実験家なんだ。残念ながら君は男性で、高エネルギー物理の、理論家だろう?」
 若手研究者は学長のことばの意味するところを考えてから言った。
「学長、私は進路を変更して、その条件のうち二つまでは満たすことができます。しかし……私は実験屋にはなれません!」
      ―デイビッド・ジェイ―(p41)

 蛇足ながら、このジョークは理論屋と実験屋との対立をからかったものでもある。
 さらに蛇足を付け加えると、わたしの姪も、長年ポスドクでアメリカだ沖縄だとあっちこっちへ行っていたが、最近ようやくイギリスで任期なしの身分を得たとのこと。よかった。

 

・むずかしいのは、こんなジョークである。

その速度測定器の不確定性はいくらかね?
 ハイゼンベルクは運転しているところを警官に停められた。
 警官が訊いた。「あんた、どんな速さで走っていたかわかってる?」
 ハイゼンベルクは答えた。「いや、わからない。しかしどこにいたかはわかる」(p57)

 ハイゼンベルクの不確定性原理です。量子力学というやつで、原子や素粒子などミクロは世界にはマクロな世界の法則はあてはまらないのだそうです。ハイゼンベルクによれば、ミクロな物体の位置を精確に測定すると運動量はわからなくなり、運動量を精確に測定すると位置が不確定になるというのです。
 よく理解できないことをジョークにされてもなかなか笑えない。

シュレディンガー夫人の猫
 シュレーディンガー夫人が夫に叫んだ。
「あなた、あの猫にいったい何をしたの? 半分死んでるじゃないの!」(p67)

 これも量子力学で、有名な「シュレーディンガーの猫」の話だが、よく理解できないので、よく笑えない。

・これくらいだと笑える。

数えてる間、ドキドキするよね
 稲光のあと雷鳴を聞けば、それがどれほど直撃に近かったかを知ることができる。
 もし聞こえなければ、直撃したのであるから、それ以上気にすることはない。(p109)

・これは、物理学のことはまるでわからないけれど、やっぱろそうなのかと感心したジョーク。

アインシュタイン参上
 自然と自然法則は夜の闇に隠れていた。
 神は言った。
「ニュートン現れよ」
 そしてすべてが明らかになった。

 しかし長くは続かなかった。
 悪魔がわめく。
「アインシュタイン現れよ」
 そしてすべては混沌に戻った。(p151)

 

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