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2007年8月

2007年8月31日 (金)

店名の「なむや」とは

 「なむや文庫」の店名は、ホームページの「店名の由来」に説明してあるとおり、千葉県南房総市富浦町の南無谷(なむや)という地名からとっています。

 松岡裕治さんという方の「富士と日蓮大聖人」というホームページによれば、この地名は、鎌倉時代に日蓮がこの房総半島西海岸の地から鎌倉目指して船出したことに由来し「南無妙法谷」と呼ばれるようになり、後に南無谷となったとのこと。(http://www.1134.com/fuji/06namuya.htm

 たしかに南無谷海岸に立つと、海の向こうには三浦半島がすぐそこに見え、よく晴れて空気の澄んだ日には、半島の上に富士山がきれいに見えます。

Namuyahuji_6

 南無谷海岸から見える三浦半島と富士山(2006年10月)

 この南無谷に、わたしが買い溜めた本が置いてあり、横浜から海を越えてせっせと通って、田園生活の真似事をしているというわけです。

 店名として漢字の「南無谷文庫」ではちょっと抹香臭いので、ひらがなの「なむや文庫」にしました。

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なぜ古本屋をはじめたか

 2007年3月に三十数年のサラリーマン生活を終え、4月にインターネットで古本屋「なむや文庫」をはじめました。

 なぜ古本屋をはじめたのか、理由の第一は、これまでに買い溜めた本の整理にあります。 この先の生活を考えてみると、あと十年くらいは元気でいられるとしても、その後はどうなることやらわからない。好きで集めた本も、子供にとっては場所ふさぎのがらくた同然。これは先々なんとか整理しておかなければならない。整理をしながら、しかもお金になるというのが第二の理由。第三の理由は、やはり本が好きなことでしょう。半分は隠退生活の身で、仕事だといいながら一日好きな本をいじっていられればこれにこしたことはありません。

 なかなか立派な理由だと自分で納得して意気揚々はじめてみると、本がどんどん増殖して前にもまして整理がつかなくなってきました。

 なぜこうなったか考えてみると、思ったようには売れないこともありますが、一番大きな理由は、大手を振って本を買っても良くなったことです。家の中で本が一番邪魔になっていることは十分自覚しており、小遣いの制約もあって、これまで本を買うについてはかなり自己規制をしてきました。高い本は買わない。ちゃんと最後まで読みそうにない本は買わない。読んだことのある本をまた買うなんてとんでもない。

 ところがそれが仕事だから買える。読みそうになくても読んだことがあっても売れそうなら買える。多少高くても売れそうな気がする、なんとなく引かれる本はきっと売れるに違いない、それほど好きじゃない著者の本でも売れるんだから…というわけです。どんどん本が買えます。こんなうれしいことはありません。

 要するにわたしは、本を買うのが好き、集めるのが好き、集めて本棚に並べるのが好きなんだと、今更のように思い知りました。集めた本の中身はともかく。

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