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2007年8月31日 (金)

なぜ古本屋をはじめたか

 2007年3月に三十数年のサラリーマン生活を終え、4月にインターネットで古本屋「なむや文庫」をはじめました。

 なぜ古本屋をはじめたのか、理由の第一は、これまでに買い溜めた本の整理にあります。 この先の生活を考えてみると、あと十年くらいは元気でいられるとしても、その後はどうなることやらわからない。好きで集めた本も、子供にとっては場所ふさぎのがらくた同然。これは先々なんとか整理しておかなければならない。整理をしながら、しかもお金になるというのが第二の理由。第三の理由は、やはり本が好きなことでしょう。半分は隠退生活の身で、仕事だといいながら一日好きな本をいじっていられればこれにこしたことはありません。

 なかなか立派な理由だと自分で納得して意気揚々はじめてみると、本がどんどん増殖して前にもまして整理がつかなくなってきました。

 なぜこうなったか考えてみると、思ったようには売れないこともありますが、一番大きな理由は、大手を振って本を買っても良くなったことです。家の中で本が一番邪魔になっていることは十分自覚しており、小遣いの制約もあって、これまで本を買うについてはかなり自己規制をしてきました。高い本は買わない。ちゃんと最後まで読みそうにない本は買わない。読んだことのある本をまた買うなんてとんでもない。

 ところがそれが仕事だから買える。読みそうになくても読んだことがあっても売れそうなら買える。多少高くても売れそうな気がする、なんとなく引かれる本はきっと売れるに違いない、それほど好きじゃない著者の本でも売れるんだから…というわけです。どんどん本が買えます。こんなうれしいことはありません。

 要するにわたしは、本を買うのが好き、集めるのが好き、集めて本棚に並べるのが好きなんだと、今更のように思い知りました。集めた本の中身はともかく。

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コメント

ブログ開設おめでとうございます。
これから大いに楽しませてもらいます。
ところで、「窮々自適」とのこと。これには矛盾があります。
まあ、謙っての表現だと思いますが・・・・・
山口さんのライフスタイルからして窮しているとは思えません。
正に晴耕雨読の環境を確立していらっしゃる。
それぞれが理想のライフスタイル確立に向かっていけばいいと
思います。私が最近、決意したことは「お金を稼ぐためには
仕事はしない!」です。その第一歩としてあるNGOで活動して
います。

投稿: 小森享二 | 2007年9月 2日 (日) 14時06分

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