« 3 ジョーク「ロシア革命史」 | トップページ | 「巳己已巳(いこミき)」の謎 »

2007年10月20日 (土)

4 ジョーク「ロシア革命史」2

 ロシア革命の続き。スターリンは死んだ。

 死んだスターリンは、果たして天国の門をくぐらせるべきか否かが議論され、入口で長い間待たされた。
 ようやく。門をくぐることが許されたが。それはマルクスが身元引受人になってくれたからだった。
 マルクスは言った。
「仕方がない。この男は、私の『資本論』の利子だから」

(歴史探検隊『ジョーク「ロシア革命史」』文春文庫、P171)

 フルシチョフがスターリン批判を行い、人々は新しい時代に期待した。1954年にはイリヤ・エレンブルグの『雪解け』が公刊された。

 「『雪解け』の第2部が出版されるそうだ」
「へえ、なんていうの?」
「『凍結』」

(歴史探検隊『ジョーク「ロシア革命史」』文春文庫、P206)

 
 雪解けの時代に入ったとはいえ、文学者が自由に表現活動できる状態になったわけではない。ソ連国民は、タイプで打った地下出版によって、外国で出版された自国の文学者の作品を読んでいた。

 タイピストのマルタがワーシャの母に頼まれて、タイプを打っていた。
 リディアが訊いた。
「いったいなにをタイプしているの?」
 マルタが答えた。
「トルストイの『戦争と平和』をタイプしているのよ」
「まあ、その本なら本屋で買えるじゃない」
「でも、ワーシャったら、タイプで打ったものしか読もうとしないんだって」

(歴史探検隊『ジョーク「ロシア革命史」』文春文庫、P228)

|

« 3 ジョーク「ロシア革命史」 | トップページ | 「巳己已巳(いこミき)」の謎 »

本のジョーク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 4 ジョーク「ロシア革命史」2:

« 3 ジョーク「ロシア革命史」 | トップページ | 「巳己已巳(いこミき)」の謎 »