« 『ドルリイ・レーン最後の事件』 | トップページ | 負けた!「歌う生物学」 »

2007年12月12日 (水)

本のジョーク 7

 久しぶりに本のジョーク。

役者暮し

 ロスアンゼルスの大きな古本屋に、仕事にあぶれた役者がやってきた。
「この本を買っていただけませんか」と彼は一冊の本を差し出して言った。
「うちは個人蔵書(ライブラリー)をまるごと買う主義です」と本屋の店員は説明した。
「これ、個人蔵書のすべてなんです」と役者は言った。
(植松黎編・訳『ポケット・ジョーク15』P77)

悪書

 イタリアのナポリに観光旅行に出かけたアメリカ人がガイドブックを二冊買った。一冊は有名な旅行案内書の『ベデカ』で、もう一冊は土地の出版社が出したものだった。
 翌日、彼はイタリア人のガイドを雇った。やって来たガイドは、二冊の案内書を見て言った。
「『ベデカ』悪い。こっちいい」
 アメリカ人は驚いてたずねた。
「どうしてだね?『ベデカ』よりこっちのほうが詳しいのかね?」
「『ベデカ』、ガイドにチップ五ドル払えって書いてある。こっちは十ドル」とガイドは答えた。
((植松黎編・訳『ポケット・ジョーク19』P18)

王様と聖職者の会話

 昔、遍歴の聖職者が、同時代の偉人の愚行を集めて本に書いた人間だという触れ込みで、ナポリ王の前に出た。
 自分の名前もそこにのっているかと尋ねた。聖職者は本を繰って、見つけ出した。
「ナポリ王は、あるムーア人に一万二〇〇〇ドゥカーテンを持たせて、アフリカへ馬の買いつけに行かせた」
「なぜそれを愚行というんだね?」と王が尋ねた。
「ムーア人は金を持ったまま、自分の国から帰ってこないでしょうから」
「だが、もし帰ってきたら?」
「そうしたら私は、陛下のかわりにそのムーア人の名前を書き入れます」
(関楠生・編訳『わんぱくジョーク』河出文庫P174)

 どうも、いまいちパンチが不足していますね。

|

« 『ドルリイ・レーン最後の事件』 | トップページ | 負けた!「歌う生物学」 »

本のジョーク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本のジョーク 7:

« 『ドルリイ・レーン最後の事件』 | トップページ | 負けた!「歌う生物学」 »