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2007年12月19日 (水)

負けた!「歌う生物学」

 2003年2月21日の朝日新聞に『歌う生物学 必修編』という本の広告がありました。下の写真です。うたい文句は、
 「これさえ歌えば高校[生物]はマスターできる」
 「新指導要領の項目を網羅した70曲」
 「著者みずから歌うCDつき」
 負けました。「声に出して覚える漢字」では太刀打ちできません。

Utauseibutugaku  
 いったいどんなものか、これもインターネットで探してみると、紹介と、そのうち何曲かを、ちゃんと試聴できるようになったページがありました。ほんとにインターネットって便利ですね。どうかみなさんも試聴してみてください。
 
 啓林館のホームページ
 http://www.shinko-keirin.co.jp/kori/science/sci_index.html#uta
 
 「勇気リンリン アドレナリン」とか、わたしはほとんど抱腹絶倒でしたが、この著者は、大学の講義の時間にまじめな顔をしてこういう歌をうたってきたそうです。(くわしくは本川研究室の次のページでどうぞ。
http://www.motokawa.bio.titech.ac.jp/song 

 これは、ほんとに学生の役にたつんだろうか。
 ぜひとも、教員関係の方々の、ご意見をうかがいたいところです。
 
 この本川達雄というのは、なんと、ちょっと前にベストセラーになった『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)の著者です。
 これはおもしろい本でした。わたしも、ところどころ「ほんとかよ」と、眉に唾つけながらですが、楽しく読んだ記憶があります。科学書というより、昔の小松左京のSFを読んでいるような感じでした。
 読んでいない人のために、どんな本かを紹介しておきます。
 以下は、「千葉大学教員の選んだ100冊」というページに載っている紹介です。(ほんとにインターネットは便利です。自分で読み返して紹介するとなると大変ですが、カット&ペーストで、一瞬にできてしまいます。)

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 動物のサイズが違うと、行動の機敏さや寿命や体内現象が起こる時間が変ってくる。大きな動物ほど何をするにも時間がかかる。食事量、生息密度、行動範囲、運動速度もサイズによって決まってくる。ところが、ゾウもネズミも一
生の間に心臓は約20億回打つ。心臓の拍動を時間として考えれば、ゾウもネズミも同じ長さだけ生きて死ぬことになる。動物が変れば時間の流れる速度も変るのである。本書はサイズの視点から動物をみた生物学入門書ではあるが、人間の理解についても多くの示唆を与えてくれる。著者が述べているように、「人間がおのれのサイズを知る、これは人間にとって、もっとも基本的な教養であろう」。生物のみならず人間についての格好の教養書である
 http://www.ll.chiba-u.ac.jp/100bs/055.html
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 これは、実森正子という文学部の教官が書いているようですが、この人は「ほんとかよ」とは思わなかったようです。著者の歌を聴いてkらから読むと、また違ったかもしれません。
 
 しかし、いまさら「歌って踊れる漢字の本」というわけにはいかないし、この先どうしようか。

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