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2008年10月21日 (火)

週刊新潮の創刊号

 一昨年(2006年)の二月に、創刊五十周年記念として週刊新潮の創刊号の復刻版が発行された。このとき高島俊男が、せっかくの復刻なのに、当時の広告を消して新しい物に置き換えられているのが残念だ、というようなことを書いていたと記憶している。(今、書かれたものを確認できないので、まちがっていたらごめんなさい)

 覆刻版ではない、オリジナルの創刊号(昭和31年2月19日号)を入手したので比べてみた。

Photo

 写真は、左が覆刻版で、右がオリジナル。

 なるほど、創刊号で広告のあったところは、全部、サントリーの最新の広告に置き換えられている。例えば、裏表紙はこう。

Photo_2

 小さな片隅の広告にいたるまで、すべて置き換えられている。

S

 これはやっぱり、当時の広告もそのまま覆刻してほしかったといいたくなる。覆刻では広告料は取れないだろうし、下手をすると著作権云々という話になってしまうのだろうけれど、広告がそのまま時代を写す鏡になっているのがよくわかる。上のYKKの広告を見ると、男物のズボンはこの頃に、前がボタン止めからチャックに替わっていったんだなとわかるし、こんなオートバイがあったことも思い出した。陸王である。

Photo_5

 セイコーの時計もこんなもので、電池でもクオーツでもない。とてもなつかしい。

Photo_4

 中身はというと、まだ性格がはっきりしていなくて、「スキャンダルの新潮」にはいたっていない。(当然か)
 こんな写真もあった。

Photo_6

 なんと二十二才の中村メイコ。ついこないだNHKの大河ドラマ「篤姫」で、意地悪な老婆役をやっているのを見たばかり。昔はこんな感じだったのか。

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コメント

 高島俊男が書いていたところ確認しました。『お言葉ですが… 第11巻』にありました。

「いったい昔の雑誌を見る楽しみの随一は広告だ。商品、図柄、色あい等々、まことに広告こそ最もよくその時代を見せてくれる。
 ところがなんと!この「完全復刻版」は、広告が全部現在のものだ。まるでチョンまげ大小二本ざしの武士が、ドリンクの自動販売機並ぶ江戸の町を歩いているみたいなケッタイなしろものであったよ。」168p

投稿: 窮居堂 | 2008年10月30日 (木) 17時59分

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