映画『容疑者Xの献身』
一昨日(11/20)、映画『容疑者Xの献身』を見ました。地元の「港南台シネサロン」で見たのですが、観客は、われわれ夫婦を含めて四人。先月『崖の上のポニョ』を見たときも同じようなものでした。ほとんどプライベート映画館ですが、あんまり少ないとかえって落ち着きません。
これで商売になるのか、心配にもなります。歩いていけるところに映画館があるというのは、とても便利なので、なんとか今後もがんばってほしいと思います。
『容疑者Xの献身』は、とてもおもしろい映画でした。
原作は東野圭吾。小説の内容の紹介はこうなっています。
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/11/01/9784167110123.shtml
原作は読んでいませんが、映画もこのとおりのストーリーで展開されます。犯人がはじめからわかっていて、探偵がその犯行をあばいていく、いわゆる倒叙推理小説のかたちです。
このシリーズの前作『探偵ガリレオ』『予知夢』は読んでいたので、これも謎を最新の科学知識で解いていく話だろうと思っていたら、意外や、そうではありませんでした。映画の最初に船の爆発シーンがあって、それを超伝導だかなんだかの実験で説明するところから始まったので、すっかりだまされました。あれは目くらましだったのか。けっこうクラシックなトリックでした。ネタバレになるからこれ以上書きませんが。
冒頭の爆発や実験のシーン、ヘリコプターからの撮影など、ひとつひとつのシーンがけっこう金をかけて作られていて、話の本筋とはあまり関係ない、山のシーンがきれいだったり、違法カジノの検挙シーンがにぎやかだったりします。柴咲コウ扮する女性刑事が忙しいのにお茶くみをさせられたりして警察内部の雰囲気もよく出ていました(本物の警察の雰囲気を知っているわけではありませんが、臨場感がありました)。
犯人役の堤真一は、「三丁目の夕日」の「鈴木オート」役しか知らないせいか「天才数学者」には見えにくかったけれど、暗い感じが出ていてなかなかよかった。欲を言えば、犯人がどうしてここまでやる気になったのか、もう少し説明がほしかった。そしてもう一つ盛り上がりというか、もっと泣かせる見せ場を作ってもよかったのではないでしょうか。
今度は原作を読むことにしましょう。
港南台シネサロンでは、この映画の上映は昨日でおわって、今日からは中居正広主演の『私は貝になりたい』をやっています。
この前紹介した週刊文春の創刊号に、昔の、フランキー堺主演の映画の広告がのっていたことを思い出しました。それがこれです。
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