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2009年4月14日 (火)

いたち川散策

 4月4日、5日の土日の横浜は絶好のお花見日和になりました。どこも満開です。
 うちは横浜市港南区なのですが、うちの奥さん曰く、近所の奥さんが「港南区より、隣の栄区の桜の方がきれいだ」と言っていたそうです。それは聞き捨てならない、港南区の桜が負けているわけはないじゃないか、とは言うものの、5日、実地見聞に栄区の「いたち川プロムナード」へ行ってみました。
 歩くには遠い、車は停めるところに困るし、停めたところまで戻らないといけなくなるので自転車で出かけました。

 栄区というのは二十数年前に戸塚区から分区してできた区で、鎌倉市の北に位置していて、区役所のある本郷台駅の一つ隣が大船駅になります。

 なるほど、桜と、柳の緑の対比がきれいです。

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 なかなかのものであることは認めておきましょう。

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 プロムナードを通り過ぎて、いたち川を上郷方面へさかのぼってみました。

 この「いたち川」は、漢字では下の写真のように書きます。
 抽出の抽の字に似ていますが、「けものへんに由」です。この字は通常の漢和辞典には載っていません。当然JIS漢字にもありません。
 「鼬(いたち)」という字が複雑なので、左側をけものへんで代用した略字が広まったものかと思っていましたが、Wikipediaには『康煕字典』に載っているとあります。中国古来の字なのでしょうか

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 名称のそもそもは動物のイタチからではなく、このあたりに鎌倉の出入り口の宿駅があって、「出で立ち」川から来たと言われています。
 『徒然草』の吉田兼好の「兼好法師集」には

「相模国いたち河という所にてここの名を句の上にすえて旅の心を」と題して

かにわが ちにしひより りのきて ぜだにねやを らはざるらん
 (旅をしていいる間の寝部屋に溜まった塵は風で掃かれることもない)

http://www004.upp.so-net.ne.jp/cipot/index.html
http://www.city.yokohama.jp/me/sakae/sogo/rekishi/reki_11.html
 参照

と詠まれているということですから、鎌倉時代からの地名です。
 近くには、源頼朝建立といわれる証菩提寺(しょうぼだいじ)もあります。ここの桜もきれいでした。

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 このあたりの川辺を行くと、カメラマンが数人、三脚に筒の長い望遠レンズを据えて構えている場所がありました。

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 川には白い鳥がいます。コサギだそうです。でもカメラマンたちはコサギには興味ありません。

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 中の一人に聞いてみると、なんと、みんなカワセミが来るのを待っているのだそうです。話を聞いて、写真を見せてもらっているうちに、「あ、来たようです」の声。

 川の上に突き出た枝の上に青い鳥が。

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 思ったより小さな鳥なんですね。青色があざやかです。これは思わぬ眼福を得ました。

 帰る途中、近所の港南区の桜も見ました。桜はともかく、鳥では港南区が負けているかもしれません。

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