« 三遊亭円丈『御乱心』 | トップページ | 『奇跡のリンゴ』 »

2009年6月10日 (水)

今年のビワは…

 今年は、例年より一週間くらい早く、ビワの収穫のときがやってきました。
 南房総市富浦町は、国道沿いのあちこちに季節限定の直売店が店を開き、八百屋はもちろん雑貨店や豆腐屋さんにまで「びわ」の旗がひるがえっています。わが家への進入路の、車のすれ違いのできない狭い道にも、ビワを積んだ軽トラックがひんぱんに行き交っています。観光客相手の道の駅は大にぎわい、宅配便を扱っている店の軒下には「房州びわ」と書いた箱が山積みになっています。
 全般に今年はビワの値段が安い。豊作のようです。

Dscf1110

 さて、わが家の今年のびわは…

Dscf1104

 豊作です。上の写真はごく一部、例年よりたくさんとれました。見たところは立派なものです。ところが食べてみると……

 ショックでした。甘さがたりないのです。
 大ぶりで、柔らかく、果汁が多く、しつこくはないがきちんと甘い、というのがわが家のビワでした。自慢の品です。街道沿いのプロの店にもまけない自信がありました。
 それが今年は、大きさは変わらないが、一部に固いところが残っているのがある、果汁もたっぷりまではいかない、甘さがいまいち、と、減点だらけ。これはいけません。

 心配はしていました。6月1日に、盛岡からのお客さんを日帰りで連れてきたところ、ビワの実が地面にいっぱい落ちていました。ビワは熟すと自然に落ちてしまいます。例年よりずいぶん早いなと思いながら、拾って食べてみると、これがいまいち甘くない。
 うーん、これはと思っていると、わが家のビワの指南役、近所のK田さん(前にサツマイモの苗の植え方を教えてくれたおばあさん)がやってきて
「もうビワをとらないと、全部落っこっちゃうよ」
と言います。しかし、まだ甘くないから、あと一週間もたてばもう少し甘くなるのではないか、と淡い期待をして、その日は落ちたビワだけ拾って帰りました。

 毎年、友人たちに泊まりがけで来てもらって、「ビワ狩り」をやっています。今年は6月6日(土)~7日(日)の予定でした。ところが雨が続きそうだとの天気予報で、金曜の昼、中止を決めました。そうしたら6日の午後から雨があがって、7日は夏日の晴れ。判断ミスでした。決行すればよかった。

 その7日に南無谷へやって来て、まずビワの味を確認すると、やっぱり甘くない。がっかりです。
 こんなことははじめてです。もう五年くらいになりますが、毎年、大きな甘いビワがなっていました。不作で数の少ない年はあっても、味は変わりませんでした。だから時期が来れば自然にこの味になるものと思いこんでいました。甘かった、いや甘くなかった。
 今年は豊作で、いっぱい実をつけたのを喜んで、どんどん袋をかけて、ならせすぎてしまったのがいけなかったのか。思いあたる原因はそれくらいしかありません。

 毎年少しずつですが、親戚や友人たちのところへ、箱詰めにして送ってきました。今年は豊作だから、いつもは送っていないところへも送れそうだと期待していたのに、これではちょっと送る気になれません。季節のたよりですから、毎年送っているところへはいつもどおり送ることにしましたが、なんだか気合いが入りません。
 最初の頃は、古ダンボールを切り縮めて自作していたのを、今年はちゃんと新品の箱を買い揃えて用意していたんですが。

Dscf1106
 箱のシールは自作です。

 さて、来年はどうなるか。
 今年の反動で、数が減るのはたしかです。味が戻ってくれるかどうか。とりあえず、たっぷり「お礼肥え」をあげて、その後、枝の手入れもして、来年を待つことにしましょう。『奇跡のリンゴ』を読みはじめました。

 

|

« 三遊亭円丈『御乱心』 | トップページ | 『奇跡のリンゴ』 »

南無谷おりおり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今年のビワは…:

« 三遊亭円丈『御乱心』 | トップページ | 『奇跡のリンゴ』 »