週刊平凡の創刊号
週刊平凡の創刊号は昭和34年5月14日号。前に紹介した『週刊文春』『週刊現代』『週刊公論』も同じ昭和34年(1959年)で、週刊誌創刊ラッシュの年でした。
表紙は、高橋圭三と団令子。車はMGのスポーツカー。写真の解像度が低いですね。
そして表紙を開けると、
グラビアのトップは長嶋でした。
目次を見ると、芸能、スポーツ、皇室と、いかにも「平凡」らしい記事が並んでいます。月刊平凡も週刊平凡も今はもうありませんが、両方とも全盛期には発行部数百万部をこえていた、それこそ日本全国津々浦々どこへ行っても見かけられた雑誌でした。
トップの記事は、この年ですからやはりというか、「皇太子ご夫妻奈良の休日」です。
4月17日伊勢神宮へ着き、18日に神宮参拝(結婚ご報告の儀)を終えて、夕刻奈良ホテルで一泊、これがいわゆるハネムーンという話です。
この記事の中で、ちょっとひっかかってしまいました。神宮参拝のあと、五十鈴川のほとりでのことです。
清流の中を五寸ぐらいの魚がスイスイと泳いでいる。
「あれがウガイだよ」
と、魚学を専攻する皇太子さまは、ガクのあるところをしめされた。(P16)
「ウガイ」ってなに?ひょっとすると「ウグイ」のまちがいじゃないの。長良川じゃないんだし。
ごていねいに、写真のキャプションも「ウガイ」となっています。
このあたりの地方名で「ウガイ」と言ったりするんだろうか。インターネットで検索してみましたが、ウガイという名前の魚はいないようで、出てくるのはインフルエンザ予防の話ばかりです。
魚のことを何も知らない記者が書いたんでしょうけれど、デスクとか編集長とか、きびしくチェックしている筈ですよね。
後で関係者はかなり怒られたんじゃないでしょうか。皇太子さまがガクのあるとこをみせて「ウガイ」じゃ、ちょっとまずいでしょう。
(もしウガイで間違いないということでしたら、関係者の方ごめんなさい。)
ついでながら、上の五十鈴川の写真。
対岸にカメラマンたちが並んでいます。現在の感覚からすると、数がすごく少なくて、けっこう近そうなところなのに、警官らしい姿もみえません。警備も取材制限も当然されていたのでしょうが、なんとなくのんびりした風景に見えます。これを古き良き時代と言っていいのかどうかは、わかりませんが。
| 固定リンク
「雑誌の創刊号」カテゴリの記事
- 平凡パンチの創刊号2(2009.08.22)
- 平凡パンチの創刊号(2009.08.20)
- 週刊平凡の創刊号2(2009.06.29)
- 週刊平凡の創刊号(2009.06.25)
- 週刊公論の創刊号(2009.05.25)





























コメント
お世話になります、わたくし白夜書房という出版社で雑誌の編集をしております鈴木と申します。
弊社の発行しております雑誌で泉麻人さんのコラムを連載しておりまして、そのページにてここに掲載している「週刊平凡」の表紙を掲載させていただけませんでしょうか? 画像提供元としてこのページのアドレスを紹介することも可能ですので、是非連絡をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
--
白夜書房 第二編集部
パチスロ必勝ガイド 鈴木陽介
投稿: 白夜書房 鈴木陽介 | 2009年8月 3日 (月) 22時18分