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2009年7月26日 (日)

本棚を作る 3

本棚を実際に作る

 設計図(本棚を作る 2)の本棚を実際に作っていく過程を紹介します。

1 部材をそろえる

 前に書いたように、まずホームセンターでラワン合板を3枚買います。前に紹介した「清く正しい本棚の作り方」には、建材店で買え、ホームセンターの特売品には手を出すな、シナベニヤがいい、と書いてあります。
 それはたしかにそのとおりですが、価格の問題、実用十分の観点から、通常のラワン合板にします。さすがにコンクリートパネル(通称「コンパネ」)はつかいません。

 それを木取図に従ってカットしてもらいます。「清く正しい本棚の作り方」には、建具屋へ行って切ってもらえと、次のように書いてあります。

 先日描いた「木取り図」を手に添えて、にこやかに笑いながら こう聞いてみる。

 「おたくでは、サブロクを コンマ5で切れますか?(^_^)」

 万が一この質問に職人が答えられなかったとしたら、残念ながらそこで材料を切ってもらうことは諦めた方が良い。質問の意味すら判らない様子なら、なおさらその職人は怪しい人だから敬遠すべきである。

 「サブロクを コンマ5で切る」と言えば、それは「サブロク(合板のタテの1820ミリ)を コンマ5(ミリ以下の精度)で切る」という意味だ。この要求を呑めないような建具屋は、清く正しい建具屋だとは到底言えない。「ウチはコンマ2で切っちょる!」などと大見得を切る職人なら信用しても良く、「そんなこと、当たり前じゃねぇか」と言わんばかりの顔をして、無愛想に木取り図を覗き込んで来たかと思ったら、こちらの質問には一切答えず、「のこしろは何ミリ取ってあんだ?」などと「核心部分」だけを不機嫌そうに尋ねてくる職人こそ「本物」である(^_^)。 材料の切断は、全面的にその職人の腕に頼らせて頂くことにしようではないか。

 うらやましいですね。わたしも一度言ってみたい。職人さんにあれこれ言って、気に入ったように作ってもらう。──理想ですが「窮々自適」ではそうもいきません。ここは我慢して、買ったホームセンターで切ってもらいます。
 昔は、専門の店員さんがやってくれましたが、最近は、アルバイトのお兄さんかパートのおばさんとおぼしき人までが、パネルソーという、回転ノコ刃が上から下に移動して木材を切断する機械を操作して切ってくれます。だから「サブロクをコンマ5で切れますか」と言っても、まず話が通じません。
 木工の図面はミリ単位で書いてあることが多いけれど、「これを564ミリで切って」と言ってもキョトンとした顔をされます。「56.4センチ」と言い直すと、ああそうかと納得してくれます。木工とか建築の世界で仕事をしている人たちではないのです。誤差1ミリ以内で切ってもらえれば良しとしましょう。パネルソーをちゃんと操作できれば、コンマ2ぐらいで切れるそうです。

Photo_4

 作業台の上にのっているのが、ホームセンターで切ってもらった、おおむね本棚ひとつ分の部材です。手前一番上の板の斜め切りは電動丸ノコで自分でやりました。 

 実はこの部材、通常のラワン合板ではなく、ランバーコア合板というものです。ベニヤ板は薄板を何枚も重ねて貼りつけた物ですが、これは中に軽い木の芯材のようなものが入っています。一見ふつうのベニヤですが、切り口はこんなふうになっています。

Dscf1266

 このまま仕上げるのはあんまりなので、組み立てた後、木口テープを貼っています。

Dscf1268
木口テープ

Dscf1267

 テープを貼ると、だいぶ感じがよくなります。

 この合板をホームセンターで見つけ、一度使ってみたら、強度はなんとか大丈夫そうなので、安いし軽いし、その後これを使っています。シナベニヤの半額ぐらいです。
 高くても仕上がりの美しさをとる場合もあるでしょうが、古本収納用がほとんどなので、今のところこれで実用十分です。

2 組み立てる

 組み立て方については、「清く正しい本棚の作り方」がとても参考になります。
 あと、わたしがいつも勉強させてもらっている「VIC's D.I.Y.」 http://vicdiy.com/ というホームページがあります
 ・高価で設置場所に困る道具・工具は使わない!
 ・
屋内作業が主ながら専用の工作室を必要としない!
 ・高度で難易度の高いプロの技術を必要としない!
ことをポイントとしながら、精度の高い家具の作り方やいろんな工作を紹介されています。最近はLEDを使った電子工作に熱中されているようで、わたしはそこまではできませんが、木工について参考になる記事が満載です。
 
「VIC's D.I.Y.」 でもシナベニヤを推奨されています。資金にゆとりがあるときはシナベニヤを使いましょう。

 組立の基本的なところは、これらのホームページを見てください。

Dscf1036

Dscf1038

 側板に棚板をネジで固定するとき、こんな治具を使って下穴をあけています。
 下の写真の一番上に乗っている、側板と同じ幅の板の端に穴をあけただけのものです。これを棚板がくる位置にあてて、電動ドリルで下穴をあけます。
 下穴がなくても割れることはないのですが、こうするとネジの場所を決めるのが楽で、側板のネジの位置が揃ってきれいです。
 ネジは、板厚18mmのだいたい3倍くらいということで、55mmのコーススレッドを使っています。

Dscf1343_2

 さて上下とも組み立てが終わりました。

Dscf1276

 下の側板には直径8mmのダボを入れました。

Dscf1219

 当然、上部の底には、このダボに見合う穴が掘ってあります。位置をあわせて穴を掘るには専用のマーキングポンチという治具を使います。これは「VIC's D.I.Y.」のmini-Shopで購入しました。
 使い方など詳しい解説は、下記にありますので、そちらをご覧ください。
http://vicdiy.com/zairyo_knowhow/004/004.html

 上下をあわせると、こんな感じになります。

Dscf1278

(続く)

 DIY関係の本は、なむや文庫でどうぞ。

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