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2010年4月10日 (土)

はん治・喬太郎二人会

 4月8日(木)横浜にぎわい座,、「はん治・喬太郎二人会」。先月に引き続き喬太郎です。

Photo

  演目は、

入船亭辰じん  道灌
鈴々舎わか馬  新聞記事
柳家喬太郎     寝床
中入り
柳家小菊        俗曲
柳家はん治     背なで老いてる唐獅子牡丹

 前座の辰じんは、声がいいのに大きすぎて聞き取りにくい。まだこれから。

 わか馬の「新聞記事」はそこそこ。

 やっぱり喬太郎の「寝床」が一番笑えました。有名な、義太夫が下手なくせに大好きな主人が、奉公人や長屋の連中に酒や肴でもてなして、無理矢理自分の下手な義太夫を聞かせる話ですが、喬太郎風に、前の「新聞記事」に出てきた「天ぷら屋のタケ」はまだ来ないのか、他の落語の主人公(「芝浜」の魚屋とか)はどうしたとか、当意即妙にやっていました。
 普通、主人の義太夫は殺人的なくらい下手だというだけで、下手の実演はやりませんが、喬太郎は、どのくらいひどいか、短時間でしたが大音量で実演してみせました。これが凄かった。なるほどこれでは、と納得してしまうくらい。思い切り笑いました。

 はん治の「背なで老いてる唐獅子牡丹」は、ヤクザが高齢化して、老人ホームに入っていたり、おしめをしたりしているという話。歳をとればこうなるだろうという、あたりまえの話で、いまいちでした。もっと突拍子もない話にしたらどうか。
 そうでなければ、小林信彦の傑作パロディ小説『唐獅子株式会社』のような、現役のヤクザが頓珍漢なことをする、という話の方がおもしろいのではないか、と思いました。はん治の声と語り口は、ヤクザものにあっていそうな気がします。はん治ははじめて聞きました。ひょっとして、もうその手の話をやっていたんならごめんなさい。

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