« 第三十三番 那古寺 | トップページ | 梅雨の晴れ間 »

2010年6月23日 (水)

六月喜劇特別公演

 農閑期が終わってしまったので、5月は芸能鑑賞から遠ざかっていましたが、6月16日(水)、新橋演舞場で「藤山寛美没後二十年六月喜劇特別公演」をみてきました。
 売り文句は

稀代の喜劇役者・藤山寛美の歿後20年を偲んでよみがえる、大爆笑と感動の傑作喜劇。
父親譲りの藤山直美が、西郷輝彦を迎えて、4演目オール主演の大奮闘!
腹の底から笑って、泣いて、元気が出ること間違いなし!!

Photo_3

 藤山寛美は大好きでした。とにかく面白かった。
 わたしが青少年だった昭和30~40年代、名古屋のテレビでは毎週松竹新喜劇の中継をやっていました(と思います)。吉本新喜劇もやっていました。
 大学生になって横浜へ行ったら、東京のテレビではどちらもやってなくて、文化のギャップを感じました。前に小林信彦について次のように書きましたが、これはその当時の感想がもとになっています。 

 『日本の喜劇人』にも、藤山寛美の昭和46年の新橋演舞場の舞台がエポック・メイキングであった、喜劇の新しい時代がきたなどと書いていますが、東京の人はそれまであまり寛美を見る機会がなかった、小林もそれまで見たことがなかったというだけのことでしょう。その頃大阪では、寛美の芸はすでに確立されており、知らない人はいないくらいのものだった筈です。(スチャラカ社員

 それで娘の藤山直美をというわけで、昼の部を見ました。演目は

  一、女房のえくぼ

  二、幸助餅(藤山寛美二十快笑の内)

 「女房のえくぼ」は、藤山直美が、亭主からうとまれる不美人の女房という役で、がに股で歩いたり、シナをつくってたり、体を使っていろいろ笑わせてくれます。小島秀哉、小島慶四郎という、青少年時代から見ていたなつかしい役者も出てきました。ただ、もう少し笑いたかった、ちょっと不満が残ります。

 「幸助餅」は西郷輝彦が主役。直美はその女房役で特に目立ちません。人情劇としてまとまってはいますが、これもやっぱり笑いが足りない。女の直美に主役の幸助ができないのはやむをえませんが、寛美の「幸助餅」はもっとおもしろかったのではないかという気がしてなりません。

|

« 第三十三番 那古寺 | トップページ | 梅雨の晴れ間 »

なむや文庫雑録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 六月喜劇特別公演:

« 第三十三番 那古寺 | トップページ | 梅雨の晴れ間 »