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2010年7月 6日 (火)

26 北朝鮮ジョーク

 国別のジョーク集もいろいろあります。キム・ジョーダン編万歳!将軍様 北朝鮮ジョーク集』、日本文芸社、2007)という本から、本のジョークをひろってみました。

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おとぎ話

 ある作家が友人と話していた。
「いま、新しい小説を書いているんだ」
「どんな話なんだい?」
「時代は二〇五〇年」
「SF小説か」
「若い男女が知り合って愛し合う」
「恋愛ものか」
「二人は幾多の障害を乗り越え、やがて結ばれて平壌で幸せになる」
「なんだ、おとぎ話か」

(『万歳!将軍様 北朝鮮ジョーク集』P134)

 

経済計画

 二人の作家が話していた。
 一人が質問した。
「おとぎ話とわが国の経済計画との違いはなんだと思う?」
 もう一人が答えた。
「おとぎ話は”むかしむかし”で始まるが、わが国の経済計画は”やがて、いつかは”で始まる」

(『万歳!将軍様 北朝鮮ジョーク集』P135)

  

読書 

 ある日、金正日が読書をしていた。
 その本は『禁酒のススメ』というタイトルで、酒の有害性について詳しく書かれていた。
 酒好きの金正日は、額にじっとりと冷や汗をかきながらつぶやいた。
「おお、こわ。こんなことはもうやめよう」
 その日以来、金正日は本を読まなくなった。

(『万歳!将軍様 北朝鮮ジョーク集』P184)

 ソ連などの独裁国家のジョークを変型したものが多いようです。独自のジョークが生まれるような余裕はないのかもしれません。
 竹村健一・田澤拓也もし世界が80問のジョークだったら』(太陽企画出版、2002)という本には「東コリャコリャ」という架空の国名ででてきます。その国で使われているのがハングリー文字。

復興支援の贈り物

 アフガニスタンの復興支援に世界各国から、さまざまな物資が届きはじめた。興味深いもので、アメリカからは大手チェーン・クウトナクナルドのハンバーガー、フランスからは不要不急の高級ファッション製品、ドイツからは医薬品というように、各国それぞれの特徴があらわれている。
 ところが予想に反して、もっともかさばる荷物はアジアの片隅の東コリャコリャからの木箱の山だった。しかも手にとるとズシリと重い。あいにくハングリー文字を読める者が誰もいないので中身がわからない。
 受け取った係官たちは「おいおい、これは東コリャコリャからじゃないか」「まさかあぶないミサイルなんかじゃないだろうな」などと口々にいいながら、おそるおそる木箱を開けてみた。
「おおっ、これは!」
 係官は、わが目を疑った。

 さて、木箱の中に入っていたのは何だったのでしょうか?

答え ハングリー文字で書かれた『洞窟での暮らし方』という本が5万冊。

(『もし世界が80問のジョークだったら』p125)

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