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2010年8月 1日 (日)

七月大歌舞伎

 7月20日(火)、新橋演舞場で「七月大歌舞伎」を見てきました。駅から演舞場までのいくらでもない道のりが、久しぶりのアスファルトの世界のせいもありましたが、暑い、暑い。朝から暑い日でした。

Photo

 午後4:30からの夜の部を見ました。

1、歌舞伎十八番の内 (しばらく)
2、傾城反魂香 土佐将監閑居の場
3、馬盗人

 今回は、さえない観劇でした。というのも切符が一番安い三階席のそれも左側の前の方というわけで、舞台の左端と花道がまるで見えません。補助スクリーンがあって、場面に応じて花道をうつしてくれるのですが、ぼけたような映像でした。ここしかとれなかったのでしょうがないのですが。

 しかも「暫」というのが、正面に居座る悪役に対し、花道の奧から「しばらく」と声をかけて登場し、花道の途中で「ツラネ」という長いセリフを言うのが見せ場になっているのでした。
 「傾城反魂香」でも花道のシーンが冴えないのは同じで、それに舞台の左端の竹藪で虎退治をするところでは、何が行われているのか、まるで見えませんでした。
 おかげで歌舞伎では花道を効果的に、しかもけっこう頻繁に使っているということがよくわかりました。これを教訓に、今後はこの席はとらないようにします。

 「馬盗人」は舞踊劇で、いわゆる「馬の足」が、いろんなしぐさをしたり、おもしろおかしく踊るのが楽しめました。上に書いたようなわけで、前の二つがあまり楽しめなかったけれど、これでもとをとったような気分になって帰りました。

 帰ってから戸板康二『歌舞伎十八番』(中公文庫、1978)で、あらためて「暫」の勉強をしました。機会があったらもう一度、花道の見えるところで見ようという決意をあらたにしました。

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