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2010年9月20日 (月)

北京塵天2 頤和園

二日目

 朝、ホテルの部屋の窓を開けてみると、こんな景色で、一瞬雨かと思いました。昨夜ガイドさんが天気予報は晴れと言っていたのに。部屋は二十階です。

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 少しガスっているだけで、そのうち晴れるだろうと思っていると、そうではありませんでした。いつまでたっても、どこへ行ってもこんな空でした。
 「北京秋天」という言葉があります。中国語の「秋天」は空のことではなく季節の「秋」という意味だそうですが、北京の街の上に青く澄み渡った空が広がっている風景を連想します。梅原龍三郎の「北京秋天」という有名な絵でも、天安門の上に青い空が広がっています。そんな北京の街をみられることを楽しみにやってきました。

Photo梅原龍三郎「北京秋天」(『新潮日本美術文庫40 梅原龍三郎』1998より)

  ところが空はこんな状態で、街路樹や草の葉には白い埃がつもっている。行き交う自動車もうっすらと白い埃をかぶっているのが多い。タクシーまでちっとも掃除していなくて、なんだかわびしい感じがするのに驚きました。
 ガイドさんに聞いてみると、排気ガスと砂のせいだというのです。「黄砂?」と聞くと、黄砂の時はこんなものじゃない、空が暗くなると言います。今年はまだ夏のスモッグが去らず、秋天にはいたっていないらしい。この後、秋が深まると澄んだ青い空の日もやってくるらしいのですが、今回はだめでした。この紀行の題名を「北京塵天」とした次第です、本当は「北京秋天」としたかったのに。

頤和園(いわえん)

 一日目のホテル出発は8:00と早い。バスは先に他のホテルをまわって来るので、これでも同乗客の中では遅い方ということになるが。しかしバスが来たのは8:15。朝から渋滞とのこと。
 北京市内は渋滞がひどい。道路は広く何車線もあるが、車がひしめきあい、競り合いながら走っている。観光中ずっとそうでした。

 最初に訪れたのは、清の宮廷庭園、頤和園です。荒廃していたのを再建するにあたって、西太后が海軍(=北洋艦隊)予算を流用したので、清は日清戦争に負けたのだという話があります。そのくらい金をかけたということで、とにかく広い。そして人が多い。

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 中に昆明湖という人造湖があります。総面積は220ヘクタール(2,200,000㎡)、平均水深は1.5m、最深部で3m。掘りはじめたのは元代ということですから、当然、手で掘ったわけです。

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   昆明湖に沿って全長728メートルという長廊があります。

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 長廊の柱の梁の上に飾られている絵は、14,000枚を超えるそうで、花鳥画や神話・物語などの絵があります。長廊の途中には四季をあらわす四つの東屋があって、下の写真左は春の「留佳亭」。右はその中の絵のひとつ、三国志でしょうか。

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 このほかにも仏香閣とか、蘇州の街並を再現して宮廷人が買い物ごっこを楽しんだという蘇州街とか、見所はたくさんあるようなのですが、なにしろ二日間で世界遺産五つをまわろうという強行ツアーです。勘所だけさっと見たらすぐ次へ向かいます。

 

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