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2010年9月24日 (金)

北京塵天5 京劇鑑賞

第二日の四 

シルクと北京ダック

 北京市内に戻って、東呉絲綢館というシルク屋さんを見物。ここは繭から糸をとるところなどの製造工程が見られておもしろかった。いろんなシルク製品がありましたが、実演を見たせいもあって真綿の布団が人気で、同じツアーの人たちも何人か買っていました。
 真綿というのは植物の綿から作るものだとばかり思っていたら、繭から作るんですね。この歳になって初めて知りました。帰ってから辞書をひいたら「繭を引き延ばして作った綿。多くはくず繭からとる。純白で光沢があり、軽くて柔らかい。(『新潮国語辞典』、1973年5刷)とちゃんとありました。そのとおり繭から真綿を作る作業も目の前で見ました。不覚でした。

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 市内は相変わらずの渋滞なのでシルク屋さんは早めに切り上げて夕食に。北京ダック屋さんの便宜坊です。いくつも支店があるようで、どこの店なのかはよくわかりませんでしたが、店頭にアヒルらしい人形がありました。
 渋滞のため、オプショナルツアーで申し込んでいた、この後の京劇鑑賞の開始時間に遅れそうになり、参加者は急いでくださいと言われ、北京ダックは落ち着いて食べられませんでした。ビールは青島ビールの「純生」でした。燕京の純生の方がうまかったような気がしました。

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京劇鑑賞

 京劇鑑賞はやはり遅刻、着いたときには一幕目がもうはじまっていました。
 下は、その梨園劇場のチケット兼絵葉書です。

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 まわりを気にしながら入っていくと、舞台はちょうど、この役者が歌い始めるところでした。言葉もわからず、途中からで、話も何もわからなかったけれど、まず歌声に驚きました。高音の声をふるわせて声量豊かに歌い、そして楽しげに舞います。
 ガイドさんは、尼さんが男に恋する話だと言ってたから、これが尼さんらしいけど、中国の尼さんは、こんなに派手でキンキラキンの服を着てるのか、などと思いつつ見ます。

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 この後、老船頭とのやりとりや、舟に乗って揺れていくところなど、けっこうコミカルな動きを見せて、内容はよくわからないまま、それなりに楽しませてもらいました。脇に中国語と英語の字幕が出ますが、舞台を見ながら一瞬で了解できるくらいでないとあまり役に立ちません。
 帰ってからネットで調べてみたら、これは「秋江(しゅうこう)」という演目で、道教の尼僧が若い男に恋して僧院から抜け出し、老船頭に頼んで舟を出してもらって、恋する男を追いかけるという話なのでした。途中、船頭の爺さんが尼さんに言い寄っているのかと思ったけれど、ちょっとからかっていたというだけで、そういう話ではありませんでした。
 この尼さんの役者は、なかなかかわいい感じでした。下のURLに出ている張淑景という女優によく似ています。あっているかどうかはわかりませんが。http://www.chinacenter.jp/japanese/news/topics023.html

 
 座ったは舞台のすぐ前のテーブル席で、下の写真に写っている客のすぐ後ろでした。テーブルにはお茶とお菓子にみかんがついていました。
 舞台は二幕目の孫悟空です。演技中写真をとってもかまわなくて、みんなパシャパシャやっていました。前の方は西洋人の客が多い。

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 孫悟空の話としか聞いていなかったので、ともかく孫悟空が化物をやっつける話だと思って見てました。これも帰ってからネットで調べると、演目は「十八羅漢闘悟空(じゅうはちらかんとうごくう)」とわかりました。孫悟空がまだ天界で大暴れしていた頃の話で、こらしめるためにお釈迦様が十八人の弟子(羅漢)を孫悟空と戦わせるという話だというのです。
 えーっ、そうなのか。見ていたとき、最初の場は、妖怪たちが集まって孫悟空をやっつける相談をしているところだとばかり思っていました。一段高いところにいるのは当然妖怪の総大将です。(下の写真)。ところがこの総大将はなんとお釈迦様で、弟子たちを集めて悟空をやっつける命令を下している場だったのです。うーん、中国のお釈迦様はこんなイメージなのか、これじゃどうしたって化物の一味と思うじゃないか。

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 この後は、最後までセリフなしで、ずっと十八羅漢と孫悟空の立ちまわりが続きます。字幕はいりません。雑伎団ではないけれど、体術、体技をたっぷり見せてくれます。相手の剣を如意棒でからめとるところを、途中二度失敗しましたが、それもご愛嬌、孫悟空は、次々にかかってくる十八羅漢を、ときどき猿のように身体をかくコミカルなしぐさをまじえながら、右に左に鮮やかにやっつけていきました。この役者名は李丹。これは字幕で見たから確かです。

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 機会があったら京劇は是非また見たい。この劇場は外国人向けで、わかりやすいものを中心にやっているようですが、わからなくても一度本格的な史劇を見てみたいものです。

 さて、さすがに疲れました。終わってまっすぐホテルに帰り、ビールを飲んですぐ寝ました。二日目はようやく終わりです。

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