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2011年1月 4日 (火)

仮名手本忠臣蔵

 昨年の12月25日(土)、国立劇場で「仮名手本忠臣蔵」を見てきました。

 Photo

(五幕)
 三段目  足利館松の間刃傷の場
 四段目  扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
        同 表門城明渡しの場
 浄瑠璃  道行旅路の花聟-清元連中-
 七段目  祗園一力茶屋の場
 十一段目 高家表門討入の場
        同 奥庭泉水の場
        同 炭部屋本懐の場
        引揚げの場
(出演)
 松本 幸四郎 :高師直、大星由良之助
 中村 福 助 :顔世御前、お軽
 市川 染五郎 :塩冶判官、早野勘平、寺岡平右衛門
 市川 高麗蔵
 市川 門之助
 市川 男女蔵ほか

 忠臣蔵は子供の頃からマンガや東映の映画で親しんできました。暮れになるとオールスター映画と言って、市川右太衛門や片岡千恵蔵などが勢揃いでやっていました。
 しかし子供の頃わからなかったのが「お軽勘平」でした。わたしの見たマンガや映画にはお軽勘平なんて出てこなかったのに、大人の話やものの本によると、忠臣蔵の中には「お軽勘平」という話があって、猪と間違えて人を鉄砲で撃ってしまったりするらしい、どうなっているのかと不思議に思っていました。
 長ずるに及んで、歌舞伎の忠臣蔵にはフィクションとして「お軽勘平」の恋物語が付加されていることを知ってようやく納得しました。

 「道行旅路の花聟」で、その勘平をやっていたのが市川染五郎。これがよかった。花があって、ちょっとたよりなげで、なるほど歌舞伎の二枚目というのはこういうものであるのか、と感心しました。「七段目  祗園一力茶屋の場」では、同じ染五郎がお軽の兄の寺岡平右衛門という、ちょっとコミカルなところのある役をやっていましたが、こちらは勘平に比べるといまいちでした。

 十一時半の開演で、終わったのが十六時半、休憩をはさんで五時間という長時間で、腰が痛くなったけれど、まずは楽しく見ました。
 ドリフターズのパロディなどでしか見たことのなかった、高師直が塩冶判官を「鮒じゃ、鮒じゃ、鮒侍じゃ」といじめるところや、「未だ参上つかまりませぬ」の「遅かりし由良之助」の場面の本物を見られました。
 十一段目の討入から引揚の場は、派手な舞台に大勢の人間が入り乱れて迫力がありました。最後の引揚の場で浪士を数えてみたら三十二人で、四十七人には足りませんでしたが、狭い舞台ですからこれだけ揃うとやはり迫力があります。

 これでまだ「仮名手本忠臣蔵」全体の半分くらいしか見ていません。次は五段目の山崎街道の場を見てみたいものです。

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