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2011年5月17日 (火)

神田・湯島散歩

 5月13日(金)、三省堂古書館をのぞいてから、長年の懸案だった神田・湯島界隈散歩に行ってきました。昔から神田に来るたび、すぐ近くなんだから一度行こうと思いつつ、古本屋をのぞき始めると時間もかかり、買い込んだ本で荷物も重くなってしまうので、いつも散歩はまた今度になっていました。今回は文庫本を数冊買っただけで、思い切って出発。

 まず湯島の聖堂へ。江戸時代、日本の学問・教育の総本山であったところ。

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 大成殿。孔子が祀られているところですが、平日だったので中は見られませんでした。(土日は公開されている)

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 孔子の墓所に植えられているという楷の木と大きな孔子の像が。

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 次は神田明神平将門が祀ってある「江戸総鎮守」の神社です。

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 神田明神 スチャラカチャン
 チャンチキおかめの 笛太鼓

という美空ひばりの歌の一節が浮かんできます。ここしか知りませんが。

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 さてそれから湯島天満宮湯島天神です。天神様だから祭神は菅原道真

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 牛は天神様のお使いということで、ここにも牛がいます。そして、梅の木が多い。

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 「湯島の白梅」でしょうか。ここで思い浮かべる歌は当然、

 湯島通れば思い出す
 お蔦主税の 心意気

 そして「別れろ切れろは芸者の時にいう言葉」という有名なセリフが続いて浮かんできますが、以前、原作の泉鏡花『婦系図(おんなけいず)を読んだとき、この場面がないので驚きました。芝居化したときに作られた場面で、原作の小説にはないのです。

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 芝居の話から、薄幸の女の歴史みたいな、いわゆる新派大悲劇の物語かと思っていたら、そうではなくて、閨閥を広げることによって日本の上流社会を支配しようとする一族の陰謀を打ち砕くという物語で、鏡花はこんな話も書くのかと驚きました。鏡花の中ではこれが一番面白かったけれど、鏡花の文章はむつかしいというか、前にも書きましたが、わたしの中でリズムがうまく合わないようなところがあります。(→泉鏡花『春昼・春昼後刻』

 境内には鏡花の「筆塚」もありました。

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 そして、梅の木には時節柄実がなって、これは「湯島の青梅」。

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 湯島から上野へ出ると、公園の工事中で、なんと西郷さんが駅前の交差点から見えました。

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