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2011年10月17日 (月)

sp05 ユースホステル

 一度ユースへ戻ってから、夕食にまた町へ出ようと言っていたけれど、雨は降るし、さすがに疲れたし、そのままユースで夕食をとることにした。
 これがそのバーゼル・ザンクトアルバン・ユースホステル。ドイツ語では Jugendherberge Basel St. Albanユーゲントヘルベルゲ・バーゼル・ザンクトアルバン)。 ユーゲントヘルベルゲは青少年宿泊所=ユースホステルという意味である。ヒットラー・ユーゲントを連想してしまうが、ユーゲントは英語の youth にあたる普通の言葉であるらしい。
 大きな通りからライン川へ降りていく途中にあり、建物の前にはライン川へそそぐ小川が流れている。

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 下の写真 がユース玄関前の同行の三人、わたしを入れて一行四人。みな学生時代の友人たちである。だから還暦過ぎの男ばかりで、ちょっとユーゲントとは言いがたい。
 ついでに紹介しておくと、左からT局長K機長I長老。個人情報などの問題があるので、以後この仮の名前でいくことにする。けっこう面倒なのだが、顔もわざとぼかしてある。みんながぼけているわけではない。
 T局長は、某放送局でアナウンサーを振り出しに国際放送の番組制作などに携わり、定年退職後も週三日の契約で同様の仕事を続けている。放送局長だったわけではないが、こう呼んでおく。K機長は、元某航空会社のパイロットで、定年退職後も子会社で飛んでいたが、先日完全に地上に降りたばかりである。I長老は、元は公務員で、今は悠々自適の生活をしている。大学では他の三人より二学年上で、えらかったから「長老」である。

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 この老人四人の一行がなぜユースホステルに泊まることになったのか。
 今回の旅行はパックツアーではないので、ホテルを予約するとき、ちゃんとしたホテルと安い宿を組み合わせて経費を節減しようということになった。安い宿としては、T局長が若い頃の経験からユースでもいいのではと提案。インターネットでホテルを探す中で、決まらないところはとりあえずユースを押さえておこう、キャンセル料は5%くらいだから後で変更すればいいからと、どんどん予約を入れた。そうしたらホテル3泊、ユース10泊という予定表ができあがって、そのまま変更することなく来てしまった、という次第である。

 だから最初のユースの印象が悪ければ、この後の泊まりは変わっていたのかもしれないが、ここは環境もよく、コンクリートの打ちっぱなしで愛想はないけれど、全体に清潔で、受付のお兄さんもなかなか感じがいいのであった。
 部屋は下の写真のような二段ベッドが二つの四人部屋。今回泊まったところすべてで、こういう四人部屋を提供してくれた。どこも狭かったが、いつもみんな一緒で、他の客に気をつかうことがなく気楽にすごせたのがよかった。そのかわり同宿の人と知り合いになるような機会もなかったが、まあ若者の旅とは違うからいいだろう。一人旅で、二の腕に入墨のある二メートルくらいの坊主頭の屈強の男が下のベッドにいたりしたら、ちょっと怖いものがある。
 トイレ、シャワーは共用で、これは以降のユース全部がそうであった。

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 ベッドの上段・下段の割り振りは、トイレへ何回も起きるという長老にまず出入口に近い下段を進呈し、他は交代でというつもりでいたら、最初の日に上段にいた機長が夜中に足をつらせて、以後下段に寝ることになった。老人旅行会にはいろんな配慮が必要である。
 だからそれから局長とわたしはずっと上段に寝た。昇り降りはやっぱり面倒だし、そもそも狭くて寝心地がいいとは言えないが、安いのはたしかで、おおむね朝食付き一泊一人4千数百円くらいだった。寒くも暑くもない気候だったから、それほどの不満は感じずにすんだ。

 ここの食事は外のテラスでも食べることができ、ワインも飲むことができた。無論別料金である。すぐ下を小川が流れ、なかなかいいところだった。

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 これが夕定食。肉はちょっと固かったが、値段を考えればまずまずというところか。赤い液体はフリーの飲み物で、ひょっとしてワインだろうか、子どもたちも飲んでいるが、そんなことでいいのか、とちょっとだけ期待した。しかし何のことはない、かすかに香りがあるだけの色つきの水だった。甘味もほとんどなく、これなら水の方がいい。このあたりの子どもたちはこんなものを飲まされているのかと、ちょっとかわいそうになった。

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 長い第1日の終わり、夕食後のライン川散歩の後、また部屋で飲むつもりでいたが、ベッド上段に昇ってちょっと横になったら、さすがに疲れていたようで、そのまま寝てしまった。長老と機長は飲んでいたようである。

 

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