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2011年10月27日 (木)

sp08 列車でスリにあう

第3日 11/06/10

朝食

  ホテルでの朝食はビュッフェ・スタイル(バイキング)で、これもユースよりいいのは当然。今日はレストランから、カードに写っている山が見えた。

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03dscf4305_2 実は、このホテルでは最初,料金に朝食が含まれていると聞いたのに、後で別だという話になったので、機長と局長がフロントに文句を言った。機長は英語が、局長は英語とフランス語がしゃべれるのである。長老とわたしはそういう話には加わらない。まあ、加われないと言っても間違いではない。どちらにしろ、ともかく朝食はきちんとおいしく食べた。朝食代は結局払った。

列車でスリにあう

 モントルー駅 Gare de Montreux ガル・ド・モントルー

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 スイスの駅には改札口がない。これは楽でいい。
 この駅にはこんなところもあった。下の写真をクリックして拡大してもらうとわかるが、駐車場がホームにくっついている。フラットでそのまま列車に乗れる。日本人の目にはちょっと異様に映る光景だが、これは便利だ。
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 今日の目的地はツェルマット。スイス旅行といえばなんといっても山、アルプス。 いよいよマッターホルンの麓へ、というところである。

Photo

 フィスプ Visp でいったん降り、それぞれ重いスーツケースを押しながら、やってきたツェルマットへ向かう列車に、K機長を先頭に乗り込んだ。乗車口のステップから通路が左右に分かれていて、両方に客室がある。たしか左側の客室へ向かった機長が、怒ったような声で、「おい、あっちの車両へ行こう」、後ろにいた他の乗客をかきわけながら、反対側の右の車室へ行こうと言う。わたしは間にほかの客もいたし、どうしたのかよくわからなかったが、ともかく皆でスーツケースを押しながら右側の客室へ入った。席に座ると、機長が怒っている。機長のまわりにいた連中が、右へ行こうとする右へ、左へ行こうとすると左へと前をふさぎ、後ろからは押してくる。だからこっちへ来た。今まで旅行してきた中であんな失礼な奴らにはあったことがない、とんでもない奴らだ、と言う。そうだったのか、それはそれはとか言いながら、混んでいることもないし、その場はいったん落ち着いた。
 ところがそれから5分ぐらいたってから機長が言った。
「財布がない、やられた!」
 外貨用の財布はあるが、ズボンのポケットに入れておいたもう一つの日本円の財布がない。荷物を確認してもやっぱりない。どうも、あのときにやられたらしい。乗り換えのときの失礼な奴らがあやしい。あれは取り囲んでスルための手口だったんだ、と言う。
 機長は、念のため隣の客室を見に行ったが、あの失礼な連中はいなかった。三人連れだったろうか、わたしはちゃんと見ていないのだが、あの三十代から四十代くらいの男たち、出発前に降りてしまっていたらしい。
 なるほどそうだったのか、証拠がないから確実にそうだとは言えないが、それで辻褄が合う、そうに違いない。スイスの治安についてはあまり心配してなかったが、やっぱり観光客をねらうこの手の奴らはいるのである。
 被害は日本円数万円にクレジット・カードが1枚だという。4人共用でレンタルの携帯電話を1台用意してあったので、列車の中からさっそく機長はクレジット会社に電話して、支払いを止めてもらい、カードの方は被害をまぬがれた。

 これがフィスプの駅。

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 帰ってから、インターネットで「スイス スリ」と検索してみたら、同じような話があった。乗り換え時のステップで前後を挟むというのは基本的な手口のひとつらしい。やっぱりあれはスリで間違いないようだ。

汽車の構造は、新幹線のようになっており、座席までに狭い短い通路があります。そこを通過する時、荷物を持ってやる素振りをした男が今度は降りる方向に移動し、私は後ろから入って来た男との間に挟まれてしまいました。私はリュックを担いでいましたが、無理やりに体を反転し、強く後ろに移動しました。入口の所に戻ると男は外に出て行ってしまいました。

基本的に乗換駅で大きな荷物で列車の高いステップに積み込もうと奮闘しているときが狙い目のようです。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree2.php/id/373505/-/parent_contribution_id/373505/

 先に改札口がなくて便利だと書いたが、こんな注意もあった。

 チューリッヒの列車は日本と違って改札口が無く、列車の中まで外部と同じ状況です。列車が走りだして初めて、そこが列車の中になります。だから、停車時間が長い列車の場合は、閉まるまでは、注意が必要だと強く感じました。

 なるほど彼らは入場券を買う必要もなく、自由に列車に出入りできるわけだ。これは改札口なしのデメリットのひとつか。

 この後、一行はどうも意気が上がらないが、そのまま列車は走り続け、やがて白銀に輝く山々も見えてきて、ツェルマットに到着した。

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 ツェルマット Zermatt の駅前。

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 憧れのツェルマットだが、まず向かうのは警察である。観光案内所の隣の建物の2階にあった。これが1階の入り口。左側のドアの上に Kantonspolizei 1.Stock の文字が見える。カントンス・ポリツァイ 1シュトック 「州警察 1階」で、1階は日本でいう2階である。

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 階段を上がったところ。この奥がその入口。狭い事務所だったから、駅前交番のようなところなのだろう。さすがに恐れ多いので中の写真はとらなかった。

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 ここで機長は、遺失物届を出して、その証明書を発行してもらった。保険会社へ請求する場合には証明書が必要になるので、面倒でもこの手続きをしておかなければならない。盗難とするには十分な証拠がないし、現場確認まであるとは思えないが、手続きは面倒そうだ。くやしいけれど、とりあえずはこれで一件落着とする。

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