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2012年1月 6日 (金)

sp33 モンマルトルの丘

第11日 11/06/18

朝食

 パリのユースの朝食は、こんなものである。スイスのユースにはあったハム類がなく、ちょっとさみしい。スイスでもそうだったが、朝食のメニューはほとんど変わらないから、帰るまでずっとこれを食べることになる。
 I長老はフランスの固いパンに苦労している。入歯を持参してきているのに、嫌いだと言ってふだんは使わないのである。だからコーヒーに浸したり、指でパンの皮をつぶしたりしてから食べている。しかしこれでずっとみんなと同じ物を食べてきたのだからたいしたもの、いやたいした歯茎、最近の言い方では「歯茎力」である。

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 パリの地図に行ってきたところを落としてみると、有名なところばかりで、おのぼりさんの旅行であることがよくわかる。この旅行記も有名な観光名所の写真を並べるだけになりそうだが、しかたがない、ともかくやってみよう。

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モンマルトルの丘

 まず最初に行ったのはモンマルトル Montmartre の丘のサクレ・クール寺院 Basilique du Sacré-Coeur 。おのぼりさんは高い所へ行くのである。

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 観光客がいっぱいいる中で、K機長がばったり会社の後輩のパイロットに出会うという珍しい出来事もあったが、わたしがここで一番感動したのは、パリの町を見おろすこの景色。

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 パリの町はちょっと小高い丘から見晴らすことができるんだという事実に感心した。(モンマルトルの標高は130mぐらいで、パリで一番高い。)高層ビルはひとつの地区にまとめられているようで、ここからの景観の妨げにはなっていない。

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 最近、東京ではスカイツリーはともかく、東京タワーですらビルの陰に隠れて見えないのである。高層ビルの上まで行かないと遠くまで見晴らすことはできない。富士山の見えない富士見坂ばかりになっている。
 テレビドラマの「JIN-仁」にはいつも丘の上から江戸の町を見おろすシーンが出てきた。その丘の崖から神田川へ落ちる話があったから、あれは駿河台のあたりなのだろう。当時の江戸の町はちょっと高い所へ登ればすぐに一望できたはずだ。
 そんな昔までさかのぼらなくても、わたしが子供のころまでは、日本中どこでもちょっと小高い丘に登れば町全体を見晴らすことができたと思う。それが今やちょっとした都市には無原則に高層ビルがはびこって、景観を損なうことおびただしい。景観だけでなく何事も、ちょっと高い所から全体を見渡してみることが重要ではないかと、ついつい感心なことを考えてしまった。

 さてサクレ・クール寺院のすぐ隣がテルトル広場 Place du Tertre という、売れない画家たちが観光客の似顔絵を描いているので有名な場所。
 わたしもこの際だからと、日本語で声をかけてきた、やさしそうな、この女性の画家に描いてもらった。
 じっと動かないで座っているのはけっこうつらいものだ。「ジュスィファティゲ Je suis fatigué.」とつぶやいてみたら、「ツカレタ?」と日本語で返って来た。わたしのフランス語がちゃんと通じたのである。

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 これがその似顔絵。

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 いつもどおりぼかしを入れてみたが、これにぼかしを入れるのは著作権侵害になるんだろうか。ぼかしなしも載せておこう。

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 似ている似ていないの前に、なんだかずいぶん若くて、自分とは思えない。

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コメント

新年おめでとうございます。
似顔絵、まるで学生時代の隊長ですね。
今年もブログ頑張ってください。

投稿: JISEIZAI | 2012年1月 7日 (土) 11時02分

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