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2012年2月13日 (月)

sp45 マルモッタン美術館

(第14日続きの2) 11/06/21

マルモッタン美術館

 マルモッタン美術館は閑静な住宅地にひっそりとあった。ここも大げさな看板はない。
 マルモッタンという美術史家の邸宅とコレクションに、モネの息子が寄贈した作品群を加えて、マルモッタン・モネ美術館 Le Musée Marmottan Monet というのが正式の名前らしい。テレビドラマの「マルモのおきて」には特に関係はない、あれはおもしろかったけれど。
  右下はチケットの半券。

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 この美術館で一番有名なのはクロード・モネ Claude Monet の『印象 ・日の出 Impression,soliel levant 』らしい。この絵の題名が「印象派」の名称の由来となった。そして1985年にここから盗まれ、1990年に発見されたことでも有名である。
 下のパンフレット右上の港の風景がその絵。(これでは見にくければこちらをどうぞ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E8%B1%A1%E3%83%BB%E6%97%A5%E3%81%AE%E5%87%BA

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 しかし恥ずかしい話だが、わたしはこの絵を見たかどうか覚えていない。見たような気はするが、写真撮影は禁止だったからルーヴルの有名作品のような見た証拠はない。ガイドブックなど読んでいなかったから、先に書いたようなことは朦朧な記憶のうちで、ここにあるのがそれだとは知らず、「おおこれがあの絵か」と記憶にきざまれることはなかった。館内にはフランス語の解説があったにちがいないが、それは読めない。まあ、見たとしてもそれほどの感銘を受けなかったということである。
 わたしの美術鑑賞眼はその程度のもので、これが「モナ・リザ」だと言われないと「It's too small.」になる口なのである。絵そのものよりガイドブックの能書きやいわく因縁などの方に反応しているのが実態だ。
14_3  その証拠にモネの「積みわら」を見たのはちゃんと覚えている。これはマンガの『ギャラリー・フェイク』(細野不二彦)の第1巻第1話(左の絵)に出ていたので、「ああ、あの絵だ」と思ったから覚えているのである。なさけない。

  チケットの半券はマネ Manet の「横たわるベルト・モリゾの肖像 Portrait de Berthe Morisot étendue」の一部(パンフレットにもある)。帰ってから知ったのだが、ベルト・モリゾは当時としてはめずらしい女流画家で、マルモッタン美術館には、モリゾ自身の絵もあったのだ。これがその『舞踏会にて』という絵。→http://www.friendsofart.net/en/art/berthe-morisot/at-the-ball
 これも見たかどうか覚えていない。まったくなさけないが、こういった知識や情報を抜きにして純粋に美術を鑑賞するということは人間にとってそもそも可能なのだろうか。ちょっと考えてしまう。無垢な人間が感覚だけで美術品の真価を見抜くというのはマンガなどによくある話で、前述の『ギャラリーフェイク』の「積みわら」の話でも上の絵の管理人のオヤジは5万円でモネの真作を入手した。わたしにはとても無理のようだ。

 マルモッタン美術館の近くにはこんな庭のある家があった。アジサイである。右の写真の左手に広がっているのがブーローニュの森 Bois de Boulogne らしい。

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昼食

14dscf5762_2  昼食はまたサン・ジェルマンへ出て、ストラット Stratto というイタリアンの 店で食べた。
 パリでは結局この界隈の学生向きの軽食堂か定食屋みたいなところばかりで食べていた。飲まなかった日はないし、日本食が恋しくなることもなかった。それに食い物に文句を言ってはいけないというしつけを受けて育っているので、不満というわけではないが、一度くらいはちゃんとしたフレンチを食べてもよかったような気がする。

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