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2012年5月27日 (日)

気仙沼・石巻1

 もう一か月以上前になるけれど、4月3日に気仙沼へ行って来ました。なむや文庫が加入している古本の検索サイト「スーパー源氏」の主催で、東日本大震災で被災された気仙沼の古書店「唯書館」さんのご案内で現地を視察し、今後の支援について考えようという趣旨でした。
 そして翌4日にはひとりで石巻へ行って来ました。

 これはテレビや雑誌などで何度も見た、津波で陸に打ち上げられた巻き網漁船「第18共徳丸」です。気仙沼のJR大船渡線鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅前にありました。
 あれから一年以上たって、まわりはずいぶん片付けられたとはいえ、実際に目にすると衝撃的です。

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 この写真に象徴されるような光景の連続でした。
 帰ってから、感じたこと考えたことがまとまらないまま、スーパー源氏あてに、こんな感想を送りました。

  考えることの多かった中身の濃い視察でした。受け入れていただいた唯書館さん、企画いただいた紫式部の皆さんに深く感謝いたします。
  現地をはじめて見たときには声も出ませんでした。一年を経過してまだこの状態とは、当時は本当にわたしなどには想像を絶する状況だったのだと思うしかありませんでした。
 唯書館さんの他にも、同じ仮設商店街の写真館さんやタクシーの運転手さんから当時のことや現在がんばっていることなどを直接たくさんお聞きすることができました。こちらはただただうなずいているばかりでしたが…
 皆さんと別れて翌日一人で石巻まで行こうとしたら、嵐のため在来線が運行停止になってしまい、仙台までバスで迂回して出直すというコースになりましたが、なんとか石巻まで行ってきました。
 石巻も同じような被害状況で、本当に広い範囲が被害にあったこと、一年たっても回復がなかなか進んでいないことを実感しました。
 仙台からの帰りの新幹線が途中駅で動かなくなったりして3時間近く遅れ、かなり疲れましたが、有意義な体験でした。今後何かお役に立てることがあったらと考えています。

 今でもまとまらないので、とりあえず行った経過と写真だけ載せておくことにします。

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 東北新幹線一ノ関駅からドラゴンレール大船渡線で気仙沼へ。大船渡線は、さらに陸前高田を経て大船渡、盛まで行く鉄道だが、現在は気仙沼までしか運行していない。

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 唯書館さんの自宅のあった鹿折(ししおり)地区。港に近いところ。家は流されてしまった。

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 最初に紹介した船が近くにある。

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 大船渡線の鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅。この先が陸前高田、大船渡だが、現在は不通。下右の写真の人の立っているところが駅舎の跡。

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 あちこちに瓦礫や壊れた自動車が積み上げられている。下右は燃えた自動車。

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 近くの安波山(あんばさん)公園から眺めた気仙沼港方面。写っていないけれど、左手の方が、火災で何日も炎が上がっていたあたり。

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 唯書館さんの店へむかう途中の風景。下右の酒屋さんは一階がつぶれている。

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 これが被災した唯書館さんの店。ここで奥さんが亡くなられた。今は建物を持ち主に返したとのことで、他の用に使われている。
 この建物の脇は坂道になっていて小高くなっている。だからこの上の家は大丈夫だったそうで、ちょっとの差で被害が大きく違ったという話をあちこちで聞いた。

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 唯書館さんは転居先の群馬県中之条町で11年7月頃営業を再開された。http://sgenji.jp/publicity.html

 さらに故郷の気仙沼にも店舗を、と12年2月に仮設商店街「東新城かもめ通り」に気仙沼店を開設された。
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000891202290001

 これが仮設商店街の唯書館さん。きれいな店舗で二階が倉庫になっている。気仙沼店長の昆野さんの話では、町からちょっと離れた住宅地の中なので店舗での営業はまだまだ、インターネットでの販売に力を入れていきたいとのことだった。

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 まだ若い昆野店長には今回すっかりお世話になった。忙しいところあちこち案内してもらい、最後は岩井崎という観光名所にも連れていってもらった。波が寄せると10m以上もしぶきを噴き上げる潮吹き岩があった。あいにく風が強い日だったが、きれいなところである。

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 しかしここにもこんな景色がある。旅館か民宿のようだ。

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