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2013年7月20日 (土)

東北11 大間

大間

Dscf7916  恐山から、山の中の薬研温泉(やげんおんせん)を経て、海岸へ出る。津軽海峡であるが、また雨に降られて、景色はよく見えないまま、ひたすら大間(おおま)へ向かう。
 大間へ着いた頃は、また雨が小降りになり、傘がなくても平気なくらいになっていた。この旅行中ずっと、外を歩くときには、雨が小降りあるいは小休止なった。不思議なくらいで、遠景を楽しむことこそできなかったが、ついていたと言っていい。

Dscf7919  大間崎(おおまざき)には「こゝ本州最北端の地」の碑がある。
 海の向こうは北海道で、案内板にはこっちが函館とか松前とか書いてあるが、天気が悪く、うっすらと陸地の影が見える程度でよくはわからない。下右の灯台は本州側である。
 「ごらんあれが竜飛岬、北のはずれと…」という歌のおかげで、竜飛岬の方が有名で、北端のようなイメージを持たれているが、ここが本州最北端であることは、地図を一目見ればあきらかである。

 T局長のよめる。

大間では風は海より来るばかり(無季語)  俳爺

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Photo_2   ここで泊まった宿には、こんなポスターがあった。本州四端の地が共同でキャンペーンをやっている。
 北端 青森県大間町
 東端 岩手県宮古市
 南端 和歌山県串本町
 西端 山口県下関市 
 西や南のはずれはなんとなく見当がつくが、東は、昨日行った宮古の、浄土ヶ浜より少し南の魹ヶ崎(ととがさき)だそうだ。(トドはさかなへんに毛、という珍しい字である)

 大間と言えば、なんといってもマグロである。ここのマグロには、今年の初競りで一匹1億5540万円の値がついた。
 彫像のマグロはこれまでとれた最大のマグロの実物大で、右はそれを釣る漁師の腕をあらわしているそうだ。

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 この店で、マグロの佃煮などを買った。マグロはまだシーズンではないので、残念だが、たとえわたしが1億5540万円持っていても、新鮮なマグロは買えないのであった。どこの店も予約販売中で、九月ごろ送ってくれるというが、アベノミクスに不安があるので先物買いはしないことにする。

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Dscf7925  宿は、大間温泉海峡保養センターという。観光のため町が温泉を掘って、この保養センターをつくり、町営でやっていると聞いていたが、フロントで聞いたら現在は個人経営になっているという。領収書は「指定管理者 株式会社○○」となっていた。公設民営になったということだ。
 本州最北端の温泉である。

Dscf7927 われわれにあてがわれたのは、「もずくの間」であった。となりは「こんぶの間」である。海藻づくしかと思ったら、向かいの部屋は「まぐろ」と「ひらめ」であった。「まぐろ」の前で「もずく」とは、なんとなく情けない。
 料金に差があるのだろうか。実は最初「海鳴りコース」という料理を頼んでいたところ、冷凍だが大間のマグロを出すと聞いて、一段低い「一般宿泊膳」に変えて、そのかわりマグロを一人一皿ずつつけてもらったのだった。一般宿泊膳に下げなければ、「ひらめ」ぐらいには泊まれたかもしれない。
 民営化されたとはいえ、やっぱり公営の保養センターという感じである。観光より、町民の憩いの場になっているようだった。風呂には、ここのお湯は、寒い中働いて帰ってきた漁師のために熱めに設定している旨の説明があった。

 これがその「一般宿泊膳」+大間のマグロである。刺身皿を拡大してみると、大トロが三切(うち二切は炙ってあるので白くなっている)、中トロ三切、赤身三切、他の刺耳と盛り合わせになっている。

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  大トロはなるほど油でトロトロでうまい。さらに「マグロは赤身やて」と言う藤原紀香のCMに共感を覚えるわたしがうれしかったのは、その赤身がうまかったこと。コクがあるというとおかしいが、近所のスーパーのサッパリしすぎた赤身とは違って、かみしめるごとにしっかりした味があった。
 写真でみても、一般宿泊膳はちょっとさみしいが、最後の泊まりなので、これでしっかり飲んだ。さすが漁師の宿だけあって焼酎のボトルがとても安かった。

71  これは内緒だが、大間にはときどき高貴な方がお忍びで休養に来る。これを「大間の休日」という。
 というのは、漫画『釣りバカ日誌71 大間の休日の巻』からのパクリである。

 大間で一番えらいのは、大間法王と大間皇帝。
 すべての道は大間に通ず。
 保養センターの風呂は、大間風呂=テルマエ・オマエ。

 さて、いよいよ明日は最終日である。

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