« 東北4 浄土ヶ浜 | トップページ | 東北6 田老・龍泉洞 »

2013年7月12日 (金)

東北5 宮古・三陸鉄道

宮古

Dscf7718  浄土ヶ浜から宮古駅前へ戻って自由昼食、というのは自前で食べなさいということである。ガイドさんのおすすめのひとつ、駅のすぐ前の「蛇の目本店」へ入った。寿司と海鮮料理の店である。
 なめたがれいの煮魚と刺身定食を食べた。白身がとろりと柔らかく、味付けが濃すぎることもなく、うまかった。刺身が別の写真になっているのは、遅れて出て来たので、すでにその他は食べ散らかしていたためである。
 T局長は「磯チャーハン」という聞き慣れない名前のものを頼んだ。出てきたものを見ると毛ガニの足がのっていてうまそうである。一口食べさせてもらったが、なかなかのものであった。

Dscf7780 Tdscf7782 Dscf7781

三陸鉄道 

Photo_2

 宮古から三陸鉄道北リアス線に乗って田老(たろう)まで行く。料金は、自前ではなく ツアーに組み込まれている。これは、まだ分断されている三陸鉄道の復興のためだろうが、現在のNHKの朝のドラマ「あまちゃん」の人気にあやかろうというところもあるかもしれない。

Dscf7779  Dscf7785

 わたしも毎朝「あまちゃん」を楽しく見ている。北リアス線は久慈へ行く途中でまだ分断されているので、この電車は久慈までは行かないのだが、これがあの北三陸鉄道=北鉄(きたてつ)かと思うと、なんとなくうれしい。しかし同行のI長老T局長も見ていないので、喜びをわかちあえない。
Dscf7788  T局長にどこがおもしろいのか聞かれて、すぐには答えられず、とりあえず「シャレがいっぱいだからいいんだよ」とだけ言っておいたので、その続きを考えてみた。

 このドラマはコメディーに徹しているのがいい。親子の葛藤や恋愛の話もあるけれど、そのあたりはさらりと流して、軽快にストーリーが展開していく。最初の海女になるころは話の運びがもっとゆったりしていたが、どんどん速くなって、最近の東京編ではめまぐるしいくらいになった。二、三日見逃すと話がずいぶん飛んでいる。
 評判になっているように、有名や映画やドラマなどのパロディみたいなシーンがたくさん、しかもさりげなく散りばめられているのも楽しい。漁協の事務所をカフェに改造した場面を、民放の建物改築番組「ビフォー・アフター」の音楽をそのまま、語り口そっくりでやったときには、思い切り噴いてしまった。1980年代がひとつのテーマになっているので、わたしにはわからないものが多いけれど、それでも、またやってるな、と思うだけで楽しい。
 さりげなく、というのもポイントで、しつこくやらないところが洒落ているのである。登場人物が「わかるやつだけわかればいい」と言うくらいである。
 このあたりが、関西地区では視聴率が数パーセント低いという原因だろう。吉本新喜劇的な感覚では、何がおもしろいのかきちんとわからせて、何度か繰り返してでもきちんと笑わせる。
 「あまちゃん」で、町のジオラマを見ながらの会議のシーンで、副駅長が「事件はジオラマで起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」と言った。ところが登場人物は誰もこのセリフにに反応せず、そのまま次の話題にうつってしまい、副駅長は「名文句を言ってみたかったのに」と、ぼそっとつぶやいていた。
 吉本的感覚なら、ドラマ「踊る大捜査線」のパクリであることをきちんとわからせるため、何度も繰り返したり、織田裕二の真似をしたり、説明を入れたりするところだろう。しかし「あまちゃん」は、「わかるやつだけわかればいい」だから、関西地区では、いまいち乗れない人々もいるのではないか。
 あと俳優も、とやっているとまた旅行記が進まない。ここまでにしておこう。

 田老駅に電車がとまっているところである。「あまちゃん」冒頭の、テーマ曲が流れてくるところのようなシーンを撮りたかったが、残念ながら土手に隠れて電車はよく見えなかった。

Dscf7790

Dscf8001t  宮古駅ではこんなものを買った。「三陸鉄道応援 きっと芽が出るせんべい」である。発芽玄米のぽんせいべいで、「きっと芽が出る」というのは、なんとなく北鉄らしくていい。
 三陸鉄道、がんばってください!

|

« 東北4 浄土ヶ浜 | トップページ | 東北6 田老・龍泉洞 »

窮居堂旅日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東北5 宮古・三陸鉄道:

« 東北4 浄土ヶ浜 | トップページ | 東北6 田老・龍泉洞 »