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2014年5月

2014年5月31日 (土)

JB17 秋田實の『ユーモア辞典』

 秋田實は、有名な漫才の台本作家で、上方漫才の「育ての親」と言われている。わたしが子供のころ大好きだった漫才の秋田Aスケ・Bスケの師匠にあたる。(→「18 秋田實『ユーモア辞典』参照)
 その秋田が、若い頃から集めていた笑話に自作の笑話を加えて、晩年に集大成しようとしたもので、各巻それぞれ1,000の笑話が収められている。残念ながら第三巻は、死後に編集部が遺稿をまとめたものとなっている。
 金子登にも同名の『ユーモア辞典』(青蛙房、1963)という本がある。
 加島祥造は『新・英語の辞書の話』(講談社、1983)のなかで、秋田と金子の『ユーモア辞典』に収められた笑話を評して、英米人のユーモア感覚にも加島の江戸伝来のユーモア感覚にもあわない、大正期に生まれた冗談感覚だと書いている。(第Ⅱ章「ユーモア引用句辞典の話」)
 この本には海外の雑誌からひろった笑話も少なからず入っているはずだが、たしかに洋風のジョークでも江戸小咄でもない、どちらかといえば泥くさい、上方漫才風の味になっている。
 しかし露骨な下ネタは少なく、一定の品格がある。時代遅れの感は免れないが、それが逆に時代を感じさせる。
 金子登加島祥造の本についてはまた別途紹介する。

 
 

67 ユーモア辞典 壱

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    (書名)  ユーモア辞典 壱
      (著者)   秋田實 編
      (出版者)  文藝春秋
      (形状)     文庫
      (頁数)   297
      (出版年)  1978/01/25

・作者によれば(第二巻冒頭)、第一巻には「期待の失望」「洒落」「うかつ」「思いつき」「誇張」「言葉とがめ」の六つの笑わし方による笑話を収める。

 

68 ユーモア辞典 弐

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    (書名)  ユーモア辞典 弐
      (著者)   秋田實 編
      (出版者)  文藝春秋
      (形状)     文庫
      (頁数)   331
      (出版年)  1978/02/25

・この巻は「道理・理屈」「本末転倒」「結果と原因」「勘違い」「シーソー」「習慣」「矛盾」の七つの笑わし方を紹介することになっている。こういう笑いの分類はなかなかむつかしい。

 わたしの身にしみた笑話をひとつ紹介する。

   335 親思い
 「息子や」と、父親が苦々しそうに言った。
「四年間も大学へ行かしてやったのに、お前は、酒呑みで、怠け者で、厄介者でしかないんだね。何一つ良いことをしたことがないじゃないか」
 息子はしばらく黙っていたが、急に目を輝かして言った。
「そんな事はないよ。無理に自分の息子のことを自慢しなくてもいいようにして上げたじゃないの」(P110)

 

69 ユーモア辞典 参

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    (書名)  ユーモア辞典 参
      (著者)   秋田實 編
      (出版者)  文藝春秋
      (形状)     文庫
      (頁数)   334
      (出版年)  1978/10/25

・この巻にも1,000の笑話収録。死後に編集部によってまとめられたもの。

 

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2014年5月28日 (水)

JB16 ダジャレの本

 ダジャレの本をジョークの本の中に入れていいいものかどうか、と思わないでもなかったが、前回(JB15 放送作家のジョーク本)、「ジャパニーズジョーク辞典」というダジャレ本を入れてしまったので、少しだけ紹介しておく。このほかにもお笑いタレントのダジャレ本などけっこうあるが、あまりダジャレばかりは疲れる。
 

62 ダジャレ練習帳

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    (書名)  ダジャレ練習帳
      (著者)   多治家 礼(たじや れい)
      (出版者)  角川春樹事務所
      (形状)     新書判(ハルキブックス)
      (頁数)   189
      (出版年)  2001/04/08
          (2001/11/28、5刷)

・ひたすらダジャレを並べた本、駄作も多いが、これだけ数をそろえたことで、労作というべきだろうか。
 例えば「駅におけるダジャレ」の頁には、「駅員にたてつくとホーム執行妨害になるよ」とか「駆け込み嬢ちゃん(乗車)」、「普通電車が不通になるとは……」といった、かなり馬鹿馬鹿しいダジャレがずらっと並んでいる。 

 

63 これをダジャレで言えますか

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    (書名)  これをダジャレで言えますか
          ダジャレ練習帳二の巻
      (著者)   多治家 礼(たじや れい)
      (出版者)  角川春樹事務所
      (形状)     新書判(ハルキブックス)
      (頁数)   188
      (出版年)  2001/12/08

・第二弾が出たということは、第一弾はそれなりに売れたということだ。
 「都道府県」のダジャレ――「北海道はえーぞー」「東京はえーどー」「神奈川にはかながわない」「静岡な湖畔の森の陰からー」「岐阜アンドテイク」…
 

 

64 このダジャレで生きのびろ!

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    (書名)  このダジャレで生きのびろ!
      (著者)   多治家 礼(たじや れい)
      (出版者)  角川春樹事務所
      (形状)     新書判(ハルキブックス)
      (頁数)   189
      (出版年)  2002/09/08

・第三弾も出た。さすがに三冊目になると、ちょっと力が落ちてきたようだ。

 

65 駄ジャレの流儀

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    (書名)  駄ジャレの流儀
      (著者)   小田島雄志
      (出版者)  講談社
      (形状)     四六判ハードカバー
      (頁数)   230
      (出版年)  2000/01/15

・シェイクスピアの翻訳で有名な英文学者のダジャレにまつわるエッセイ。いろんな有名人の駄ジャレがらみのエピソードなども紹介されていておもしろい。
 例えば――東野英治郎が「リア王」を演じたとき、リア王が乗せられた粗末な車を、戸板康二が「リアカー」だと言った。
 これはダジャレではないが、「ハムレット」の徹夜稽古で疲れた東山千栄子が、長椅子に毛布をかぶって倒れこんだのを見て、「ふとん着て寝たる姿や東山」など――

 

66 ダジャレヌーヴォー

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    (書名)  ダジャレヌーヴォー
      (著者)   石黒 謙吾
      (出版者)  扶桑社
      (形状)     B6判ソフトカバー
      (頁数)   311
      (出版年)  2004/05/30

・これも馬鹿馬鹿しいダジャレをひたすら羅列した本。年寄りにはなんの洒落だかわからない芸能ネタなどがけっこうある。
・「列車の中で」――「オバQ線町田駅」「切符エレキバン」「車窓ボクシング」「成田エスプレッソ」「ボクって港南台」…

 

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2014年5月25日 (日)

JB15 放送作家のジョーク本

 放送作家のジョーク集を三冊。しかし、三冊目の著者はまだ若い人で、最近のバラエティ番組などほとんど見ていないのでよく知らない。
 城悠輔はかま満緒は、ちょうどわたしが高校生くらいの頃(1960年代)、よくテレビで見たのを覚えている。青島幸男とか前田武彦とか、放送作家が画面に顔を出すのが流行っていたようだ。

 
 

59 ジョーカーズ・バイブル

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    (書名)  ジョーカーズ・バイブル
      (著者)   城 悠輔
      (出版者)  日本テレビ放送網
      (形状)     新書判
      (頁数)   235
      (出版年)  1986/06/13

・ 城悠輔と言えば、日曜昼のバラエティ番組「サンデー志ん朝」を思い出す。1962年から1965年の放送。おもしろくて、大好きだった。
 古今亭志ん朝をメインに、谷幹一熊倉一雄が出ていて、それに台本作家の一人だった城悠輔も、ときどき出てきていた。いつもカバンを持っているのが、城悠輔のトレードマークだった。
・ 収録ジョーク数は多いが、ほとんどアメリカン・下ネタジョークという感じである。


60 世界が嗤う日本のジョーク

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    (書名)  世界が嗤う日本のジョーク
      (著者)   はかま 満緒
      (出版者)  リヨン社
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)   237
      (出版年)  1986/06/13

・ はかま満緒は、「シャボン玉ホリデー」に出ていたそうだ。シャボン玉ホリデーも好きだったけれど、特にはかま満緒と結びついた記憶はない。

 
 

 

61 ジャパニーズジョーク辞典

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    (書名)  ジャパニーズジョーク辞典
      (著者)   吉川スミス
      (出版者)  大和書房
      (形状)     B6判ソフトカバー
      (頁数)   138
      (出版年)  2007/12/30

・ 著者は現在「きゃりーぱみゅぱみゅテレビ」というのを担当しているそうだが、どういう番組なのか、わたしは見当もつかない。
・ これはジョーク集というより、ダジャレの本であるが、とりあえず放送作家の本として、ここに入れておく。(ダジャレの本はまた別に紹介するつもり。)

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2014年5月22日 (木)

J56 フランス・ジョーク集

 『フランス・ジョーク集』(礒村尚徳編著、萩野弘巳訳、実業之日本社1976)から。

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ナポレオン

 ナポレオンは一八一五年、流刑先のエルバ島を脱出し、マルセイユ付近でフランス本土に上陸してからパリに向かい、再び天下をとった。その期間のナポレオンの動静を伝える官製新聞『ル・モニトゥール』の見出し。
 1――食人種、巣窟より脱出――
 2――コルシカの鬼、ジュアン湾に上陸――
 3――虎、ジァップに到着――
 4――怪物、グルノーブルで一泊――
 5――暴君、リヨンを通過――
 6――簒奪者、首都に六〇里(リュー)にせまる――
 7――皇帝、フォンテーヌブローに――
 8――皇帝陛下、昨日チュイルリ宮に還御。臣民の歓呼をよみしたまう――

 ☆私たちマスコミに対する痛烈な皮肉であると共に、革命の女闘士、偉大な指導者から、諸悪の根源、妖怪とされたどこかの国の女史に対する扱いを思い出しますね。
(P51)

 これはジョークではなく実話だということのようですが、こうして並べてみると、悪いジョークにしか見えません。これが「官製」ニュースというものの正体でしょうか。

 

節約

 二人の男が出会った。
「やあ、きみんとこの奥さん、相変わらず金使いが荒いかね?」
「いや、もういわんでくれ、ひどいよ」
「『どうして節約するか』って本、すすめたじゃないか。どうした?」
「きみのいうとおりにしたよ。女房があの本、読んだんだ」
「それで?」
「女房のやつ、ぼくにタバコをやめさせたんだ!」
(P174)

 

回想録

 二人の作家の会話。
「今、何を書いてるのかね?」
「回想録だよ、きみ}
「ほう、そりゃあいいね。で、ぼくがきみに一〇万フラン貸したところは、もう書いたかね?」
(P184)

 

 次は、野内良三『フランス・ジョーク集』(旺文社文庫、1987)から。

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真犯人

 本屋にはいって、雑誌やら漫画やら新刊本やらを次から次へと立ち読みした男が一番安い文庫本の推理小説をたったの一冊だけ手に持って、レジにやってきた。代金を支払いながら男は念を押した。
「この推理小説はおもしろいんだろうね?」
「そんなことは最後のページを読むまで分りませんよ。最後のページになって初めて被害者の妹が真犯人だと分るんですから」
(P58)

胃痛

 年がら年じゅう胃痛ばかり訴えている患者を医者が診察した。処方箋をしたためると、患者の妻に渡した。
「それでは先生、いただいた処方箋を持って薬局に行き、お薬を調合してもらえばよろしいのですね?」
「いや。薬局ではなくて、本屋に行くんです」
 不審に思った患者の妻は処方箋に目を通した。
≪良い料理の本を買うこと。そして食事の支度をするときは、本の指示を忠実に守ること≫
(P125)

 

 野内良三には『ふらんす小咄集』(旺文社文庫、1987)というジョーク集もある。これからも一つ。

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外交官の答

 レカミエ夫人は美人の誉れが高かった。スタール夫人は美人ではなかったが、博識で何冊もの本を書いていた。
 ある日のこと、ナポレオンの大臣タレーランが二人の夫人の間に坐った。スタール夫人がタレーランにたずねた。
――レカミエ夫人とわたくしが水に溺れたら、あなたはどちらを助けます。
――おお、マダム、あなたはなんでもよくご存じの方ですから、きっと泳ぎもご存じのはず。ですから迷わずレカミエ夫人を助けに行きます。
(P71)

 

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 上の絵は、フランソワ・ジェラール作「レカミエ夫人の肖像」である。参考までに。

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2014年5月19日 (月)

JB14 モクタリ・ダヴィッドのジョーク集

 著者はイラン人で、元イラン国営通信・東京特派員。
 最初に出した『イラン・ジョーク集』にはイランの話、あるいはイランらしい話がけっこうあるが、あとの『世界の困った人ジョーク集』、『脳力検定対策ジョーク集』は、普通の国際関係ジョーク集である。

56  イラン・ジョーク集

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    (書名)  イラン・ジョーク集  笑いは世界をつなぐ
      (著者)   モクタリ・ダヴィッド
      (出版者)  青土社
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)   148
      (出版年)  2004/10/20

・  イランならではの笑話として、11~13世紀ごろに実在したといわれる「モッラー」という人物にまつわる話があるそうだ。日本の「一休さん」あるいは「曽呂利新左衛門」のような人物か。
 そのモッラーさんのジョークをひとつ。

質問

モッラーはバザールの道端で、看板を立てて店を開いていた。
看板にはこう書いてあった。
「十リヤルで、あなたの二つの質問に答えます」
大事な質問のある人が、傍らに来て聞いた。
「たった二つの質問で、十リヤルは高くありませんか」
モッラーは答えた。「はい、高いと思います。では、第二の質問をどうぞ」
(P142)

 
 
 

57  世界の困った人ジョーク集

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    (書名)  世界の困った人ジョーク集
      (著者)   モクタリ・ダヴィッド
      (出版者)  青土社
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)   156
      (出版年)  2007/06/20


58  脳力検定対策ジョーク集

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    (書名)  脳力検定対策ジョーク集
      (著者)   モクタリ・ダヴィッド
      (出版者)  青土社
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)   112
      (出版年)  2008/11/

 ジョークをひとつおまけしておこう。 

インクの値段

息子が哀しそうな顔で父親のところへ行った。
子「お父さん、インクの値段ってそんなに高いの」
父「いや、大して高くはないよ」
子「じゃあ、どうしてお母さんは、ペルシア絨緞にちょっとインクをこぼしただけで、あんなに怒ったんだろう」
(『イラン・ジョーク集』P19)

 

 

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2014年5月16日 (金)

JB13 韓国・朝鮮ジョーク集

 中国及び中国人を対象にしたジョーク集は何冊もあるが、韓国・朝鮮のものは少ない。

 

53 韓国ジョークの世界

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    (書名)  韓国ジョークの世界
      (著者)   朴承薫(ぱくすんふん)
      (出版者)  東方書店
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)    313
      (出版年)   1992/12/10

・ 直接的な下ネタが多く、ひねりのきいたジョークはあまりなかったような記憶があるので、今回読み返さなかった。間違っていたらごめんなさい。

 

54 万歳!将軍様

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    (書名)  万歳!将軍様
      (著者)  キム・ジョーダン
      (出版者)  日本文芸社
      (形状)     新書
      (頁数)    207
      (出版年)   2007/04/20

・ 主に北朝鮮をからかったジョーク集で、北朝鮮で流布しているジョークを集めたというわけではなさそうだ。ある程度の余裕がないとジョークも生まれないだろう。

 

55 雑学プロファイル 日中韓お笑い不一致

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    (書名)  雑学プロファイル 日中韓お笑い不一致
      (著者)  唐沢 俊一、(協力)呉善花、石平
      (出版者)  徳間書店
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)    230
      (出版年)   2012/12/31

・ 日中韓の三国の国民性をテーマにしたジョークとその解説コラム。ジョークの数は多くない。日本に帰化した石平氏と呉善花氏との鼎談も収録されている。
 この本にあったジョークをひとつだけ紹介しておく。

「私の国では日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか?」
「韓国人です」
「私の国でも日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか?」
「中国人です」
「私の国でも日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか?」
「日本人です」
(P140)

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2014年5月13日 (火)

JB12 国際関係ジョーク集

 前に紹介した国別ジョーク集やその他の本にも、国際政治や民族性などに関するものはたくさん含まれているので、これらのものだけが「国際関係ジョーク集」と言うわけではない。また国際関係とは関係のないジョークも多数含まれている。何冊か一緒に紹介するための便宜的なグループ分けである。

048 ジョークで読む国際政治

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    (書名) ジョークで読む国際政治     
      (著者)   名越 健郎(なごし けんろう)
      (出版者)  新潮社
      (形状)     新書
      (頁数)     190
      (出版年)   2008/03/20

 

049 ジョークでさらば20世紀

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    (書名)  ジョークでさらば20世紀     
      (著者)   落合 信彦
      (出版者)  青春出版社
      (形状)     四六判ハードカバー
      (頁数)    272
      (出版年)  2000/01/14

 

50 ジョークで時代をふっとばせ!

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    (書名)  ジョークで時代をふっとばせ!     
      (著者)   落合 信彦
      (出版者)  青春出版社
      (形状)     文庫
      (頁数)    285
      (出版年)  2002/06/17

・ これは巻末に、『ジョークでさらば20世紀』に加筆・再構成したものですという記載がある。しかし最後に「そして2010年」という節が4頁加わっているだけで、あとは同じのようだ。

 

051 笑って納得!ベンさんの世界が読めるジョーク集

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    (書名)  笑って納得!ベンさんの世界が
         読めるジョーク集     

      (著者) 古歩道・ベンジャミン著、柳下要司郎編
      (出版者)  あ・うん
      (形状)    四六判ソフトカバー
      (頁数)   195
      (出版年) 2008/08/11

・ 古歩道は「フルフォード」と読む。日本に帰化した元カナダ人とのこと。

 

052 世界傑作ジョーク250

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    (書名)  世界傑作ジョーク250
      (著者)  中野雄一郎、岸義紘
      (出版者)  いのちのことば社
      (形状)    B6変形ソフトカバー
      (頁数)   127
      (出版年) 2006/09/15

・ キリスト教(プロテスタント)系の出版社の本であり、著者はふたりとも牧師さんなので、あまり下品なジョークはない。

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2014年5月10日 (土)

ようやくビワの袋かけ 2/2

 ミズキが花盛りで、一番下の枝が、歩く邪魔になるくらい垂れ下がっていました。この枝は後で切りました。

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 小さな花がたくさん集まった、こんな花です。

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 これは前回作っておいた、刈草・落葉入れの木枠。前のものが腐ってしまったので、新しく作り直して、置き場所も変えました。腐葉土を作ります。

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 実のなるものでは、レモンと夏ミカンが収穫できました。

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 温州ミカンの花がたくさんついていました。それから、甘夏がはじめて花をつけました。どちらも楽しみです。

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 キウイの花芽が、と思ったら、これは葉芽のようです。これから開花の時期ですが、今年はどうなるでしょう。

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 春の盛りから新緑の時期なので、いろんな花が咲いています。しかし園芸品種の花は、花壇だったところを雑草に占領され、その中にポツン、ポツンと咲いています。手入れをしてやらないと、そのうち消えそうです。
 名前はよくわかりません、ともかく花です。

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2014年5月 9日 (金)

ようやくビワの袋かけ 1/2

 5月2日から4日で、ようやくビワの袋かけを終えました。遅くても4月の中頃までには終えていたのに、わたしの体調が悪くて南無谷へ来られず、これまでになく遅くなってしまいました。
 1月の終わりに来て以来でした。3か月も放っておくと、庭もこのとおりです。

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 奧の方もこんな状態。

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 ハルジオンがそこらじゅうに咲いています。きれいと言えばきれいですが、要は雑草です。

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 Dscf8958わたしには、ハルジオンヒメジョオンとの区別がつきませんでした。漢字で書くと春紫苑姫女苑で、どちらも紫苑(シオン、秋に咲くキク科の花))に似ていることから名付けられたようです。ハルジョオン、ヒメジオンとそれぞれ呼ばれることもあるようですが、漢字を見ると、ハルジオン、ヒメジョオンと呼ぶのが正しそうです。
 帰ってから図鑑とネットで調べてみると、はっきりわかるのは、茎を折ってみて、中空なのがハルジオンで、つまっているのがヒメジョオンだそうです。さんざん刈ったけれど、切り口がどうだったかは覚えていません。
 でも。花びらが細くて密集していることや葉の形からすると、これはハルジオンのようです。季節的にも、ヒメジョオンはこれからのようなので、間違いないと思います。

 この他にカラスノエンドウものさばっていて、草払い機で刈っても、軸に巻き付いてすぐ歯が止まってしまうくらいでした。それでも帰るときにはなんとか、左の状態が右くらいにはなりました。

Dscf8886 Dscf8982

Dscf8894  ビワの実はは大きくなっていて、やっぱりもっと早く来なければいけなかった、と思わせます。しかし、今年の冬が寒かったので、地域全体に成育は遅れているようで、例年連休明けにははじまる「びわ狩り」が、10日ぐらい遅くなっているようです。
 わが家は、ろくに手入れをしていないし、袋かけは遅れたし、今年も収穫がどうなるか心配です。あと1か月半くらい、頑張って大きく育ってもらわねばなりません。

 

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 今回は、わたしがどの程度作業ができるのか不安だったので、ヒマな息子たちに応援を頼みました。連日25度を越えるくらいのいい天気で、無事袋かけを終えることができました。どうもありがとう。
 わたしも久しぶりの肉体労働でずいぶん疲れはしましたが、幸い腰痛、背面痛が出ることもなく、ひととおりの作業ができました。なんとか元に戻ったと言えそうです。

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2014年5月 6日 (火)

J55 江戸の小ばなし

 江戸時代の小咄はたくさんあるが、下ネタが多く、本が出てくるものは少ない。
 山住昭文『風流江戸の小ばなし』(2002、朝日文庫)を見ても、『論語』に関するものがあるだけ。

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細見はわかり論語はわからねえ
(細見=吉原遊郭の案内書)

足音がすると論語の下に入れ
(急いで隠すのは吉原細見)
(P15)

 川柳で、『論語』より『吉原細見』がいい、という話である。

 

而立

「世間の人が、成人としてあがめている孔子(こうし)というお方は、お気の毒なことに、二八、九までは、足がご不自由だったそうな」
「へへぇ!そいつは初耳だ。それにしても、お前は、どうしてそんなことまで知っているのだ?」
「ちゃーんと、『論語』という本に書いてあるのさ。三十而立(さんじゅうにしてたつ)…」
(当世手打笑(とうせいてうちわらい)・延宝九年・一六八一年)
(P78)

 これは下手なダジャレのようなもので、おもしろくない。

 

 『にっぽん小咄大全』(浜田義一郎訳編、筑摩書房、1962)にも、あまりない。

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天網恢々

 芸者ふたり、夜ふけて座敷からもどる途中、
「おもんさん、わたしは後架(こうか)へ行きたい」
「ここらは後架がない。そのどぶのはたへしな。だれも見やしない。早くしな」
 おふきは尻ひんまくって、たれしまい、
「おもんさん、紙をくんな」
「これはしたり、さっき使ってしまった。いいからその唄の本の終わりの、白い所を裂(さ)いてふきな」
「アイ」と引き裂き、用をすまし、連れ立って帰ったが、あくる日、溝のはたに、大便の上の紙に書きつけがある。
<この主ふき*>   (飛談語)  

* 本の持ち主の名をこう書く。柳亭種彦などは「此ぬし種彦」という蔵書印を使っている。(P234)

 

合成譚

 昔男業平卿、初冠(ういこうぶり)して七里が浜へ出て、<汐みち来れば方おなみ>と詠じとき、大勢来て敷皮をしき、首打ち落とさんと抜き放せば、剣に恐れて巌にのぼるを、頼政きりきりと引きしぼり、一たび放せば千の矢先、雨あられと降りかかれば、小町はずぶ濡れになって帰りけるが、大木の松、枝をたれ、葉をならべ、上を見れば世の常の衣にあらず、取ってみると頼朝公の狩衣、景清刀をもって突けば、御衣より血がこぼれると覚えしが、雨漏りの音で目をさましたら、貸本を枕にしていた。 (いかのぼり)(P329)

 「天網恢々」は汚いけれどおもしろいが、「合成譚」は、これでどれだけの物語が混ぜ合わされているのかわからないと、おもしろくない。昔の笑い話を笑うには、それなりの教養がいる。

 もう一冊、宇野信夫昔も今も笑いのタネ本』(旺文社文庫、1985)もみてみよう。

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道風

 老先生が弟子を集めて大学の講義。「切磋琢磨」の所で、ふと庭を見ると、小池の中から蛙が一疋、下から枝垂れた柳に取りつこうとして飛びあがる。これを見て弟子にむかい、
「一同、あれを見い。あの蛙が柳の枝に飛びつこうとして初めは、二、三寸から次第に高く飛びあがる。学問の道もその如く、次第に功を積めば、アレ、あの蛙のごとく、遂に柳の枝に──」と言っているうち、蛙は柳からはなれ、あちらの隅でガタガタと鳴いている。先生、溜息をついて、
「ああ、今の世は蛙までがあの如くじゃ」
(P183)

 

馬琴と女中

 馬琴が壮年の時、小説の仕組みに苦しんだ末、「仕方がない。此の女中を縊り殺して着物を奪い、死骸を井戸へ投げこむことにしよう」と独りごとを言った。新参の女中、これを障子のそとできいて、おどろいて逃げ帰った。
(P227)

 

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2014年5月 3日 (土)

JB11 田辺貞之助の小咄大観

 田辺貞之助(たなべ・ていのすけ)はフランス文学者で、研究の一助としてあつめていた小咄に雑誌からの注文が殺到するようになり、こんな本にまとまるまでになった、と下記の本の序には書いている。フランス小咄の集大成ともいうべき本、正続とも二段組で、ぎっしり詰まっている。
 そしてやがてフランス小咄に物足りなくなり、江戸小咄に回帰して、訳してみたのが『新訳江戸小咄大観』だという。
 このほかにも田辺貞之助編集の小咄集・ジョーク集はたくさんあって、この「ジョークの本」シリーズの2回目で紹介した『世界のジョーク・警句集』、『続世界のジョーク・警句集』の執筆代表も田辺貞之助である(JB02 『世界のジョーク・警句集』)。
 その他のジョーク集はまた別に紹介したい。

 

045 ふらんす小咄大観

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    (書名)  ふらんす小咄大観
          

      (著者)   田辺 貞之助
      (出版者)  青蛙房
      (形状)     函、四六判ハードカバー
      (頁数)     366
      (出版年)   1972/10/05(新装版)

・ これは新装版で、昭和33(1958)年に最初の版が出ている。函の絵が違う。

 

046 続・ふらんす小咄大観

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    (書名)  続・ふらんす小咄大観
          

      (著者)   田辺 貞之助
      (出版者)  青蛙房
      (形状)     函、四六判ハードカバー
      (頁数)     355
      (出版年)   1974/09/25

 

047 新訳江戸小咄大観

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    (書名)  新訳江戸小咄大観
          

      (著者)   田辺 貞之助
      (出版者)  青蛙房
      (形状)     函、四六判ハードカバー
      (頁数)     345
      (出版年)   1967/09/20(新版)

・ これは新版。

047.1 新訳江戸小咄大観

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    (書名)  新訳江戸小咄大観          
      (著者)   田辺 貞之助
      (出版者)  青蛙房
      (形状)     函、四六判ハードカバー
      (頁数)     345
      (出版年)   1960/06/15

・これが初版。

 

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