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2014年6月10日 (火)

JB20 現代中国ジョーク

 このブログを読んでいる方の中には、最近ジョークの本の話ばかりだ、いったいいつまで続くのか、と思っている方がいるにちがいない。これをはじめたときには、だいたい200冊くらいかと思っていた。今、80冊目くらいまできたが、200冊では終わらないかもしれない。本の整理をかねてやっているので、ともかく最後までやらねばと思っているところ。
 もうしばらく続きます。あしからずご了承ください。

 ということで、今回は現代中国のジョーク集。なにしろ中国は古い国なので、二世紀にはもう笑話集が編纂されたという。だから笑話の本も数多く、それが日本に伝えられて日本の小咄のネタ元になったりしている。しかしそのあたりの話になると、浅学非才の身にはとても手に負えないので、とりあえず現代の中国を対象にしたジョーク本を紹介する。

 

80 ジョークでわかる中国の笑えない現実

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    (書名)  ジョークでわかる中国の笑えない現実
           
      (著者)   黄 文雄(こう、ぶんゆう)
      (出版者)  徳間書店
    (形状)    新書
      (頁数)   286
      (出版年)  2007/12/31

・ 中国共産党とその施策、中国社会の実情をからかったジョークや、「戯れ歌」が多く紹介されている。「戯れ歌」というのは、対句を多用して韻を踏んだ漢詩のようなもので、こんな歌が紹介されている。
 貪官剋司法  貪官は司法に勝つ
 司法剋黒幇  司法はヤクザに勝つ
 黒幇剋貪官  ヤクザは貪官に勝つ
 (以下略)
 黄文雄は中華民国(台湾)の出身で、現在は日本に帰化している。そのためか、この本に引用してある戯れ歌は簡体字ではなく繁体字なので、なんとなく意味がわかる。

黄文雄は、反共で台湾独立という立場にいるらしい。現在、嫌中・嫌韓本の著者としてかなり売れているようである。

・台湾には、同姓同名で、やはり台湾独立の政治運動をしている政治家がいるそうだ。

 

81 笑う中国人

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    (書名)  笑う中国人
           
      (著者)   相原 茂
      (出版者)  文藝春秋
    (形状)    新書
      (頁数)   244
      (出版年)  2008/01/20

・著者はNHKのラジオ・テレビで中国語講座をやっていた。

・この本から短いジョークをひとつ。

視察団
「今日の食堂のご飯はおいしかった。感謝の手紙を書かなくては」
「炊事係に感謝するの、それとも管理員?」
「もちろん、今日工場見学にきた視察団にさ」(P118)

 

82 中華人民笑話国

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    (書名)  中華人民笑話国
      (著者)   辻 康吾           
      (出版者)  小学館
    (形状)    四六判ソフトカバー
      (頁数)   222
      (出版年)  2008/08/04

・著者は元毎日新聞北京支局長。
 こんなジョークが収録されている。

気質
 車同士がぶつかった。とりあえあず現場でとる行動は……
 日本人は、謝り合う。
 アメリカ人は殴り合う。
 中国人は罵(ののし)りあう。(P39)

 こんなジョークもある。(これは有名なジョークで、この本だけではなく、あちこちで紹介されている。)

  • 日本人のせい
    数人の韓国人と中国人がこんな話をしていた。
    「我々は、何かというとすぐ日本人のせいにしてしまう」
    「うむ、その通りだ。いったいなぜなんだろう」
    答えが出ないまま、彼らはしばらく話あった。
    そして次の瞬間、全員が同時に叫んだ。
    「日本人のせいだ!」(P165)

・そもそもジョークというのは、物事を冷静・客観的に見られないと出てこないものなので、ああ自分たちには、こういう面もあるな、と冷静に受け止められればいいのだが…。
 これらの本が出版された頃には、みな普通のジョーク本とされていたはずだが、最近の風潮では、これらもみな嫌中本に数えられてしまいそうで怖い。それはジョークの精神にもとることである。

 

83 現代中国ユーモア100話

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    (書名)  現代中国ユーモア100話
           
      (著者)   丁聡
      (出版者)  而立書房
    (形状)    菊判ハードカバー
      (頁数)   203
      (出版年)  1995/02/25

・これは一コママンガ集。
 アマゾンの内容紹介では「政府を批判する漫画で何度も中国から追放され、現在は自由を回復している著者のウィットにとんだ文による、現代中国の笑話集。」となっている。
 こんな感じである。

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不幸
母親「お前は婚姻届を出す準備をしていたんじゃないのかい?」
娘「いいえ、届けを出さないことにしたわ。私は本当に不幸者だわ」
母親「あの男がお前を騙したのかい?」
娘「いいえ、局長だった彼のお父さんが亡くなったの」。(P104)

丁聡のマンガは、81の「笑う中国人」でも挿絵として使われている。

 

 

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