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2014年7月 9日 (水)

神奈川宿田中家 1/3

 7月1日に、横浜の神奈川区にある「田中家(たなかや)」という料亭へ行ってきた。料亭へ行くような身分ではないが、下記のサンケイ・リビングの参加者募集記事を見て、応募してみた。このときは抽選ではずれたけれど、その後はずれた人を対象に再募集があったので、ようやく行くことができた 

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Pa0_0004 見出しにあるように、東海道神奈川宿に残る横浜最古の料亭で、坂本龍馬の妻おりょうが仲居として働いていた、というのが売りである。
 忘年会をここでやろうという話もあったので、どんなところか一度来てみたかった。
 横浜駅から徒歩七分。神奈川区台町という地名のとおり、ちょっとした坂をのぼったところ。まわりはマンションばかりの中に、二階建て和風建築があった。

 前の道路が旧東海道で、広重の浮世絵「神奈川 台之景」に出てくる茶屋のうち、上から三番目の「さくらや」が田中家の前身だという。(下の写真の赤い矢印。大きな松の木がある。)
 台地の下は海だったのが、明治以来の埋め立てて今はビルだらけになり見通しもきかなっている。坂のすぐ下あたりの海が今の横浜駅周辺らしい。

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 門を入る。
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 二階へ上がる階段の途中にはさまざまな資料が掲示してある。伊藤博文や高杉晋作の肖像写真、浮世絵、古いこの料亭の写真などで壁面はいっぱいで、龍馬からお龍へあてた手紙は、額に入れて床にそのまま置いてあった。

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 四〇人くらいが一緒だった。高い座椅子の席になっている。背もたれがあって、正座しなくてもいいから足が楽だ。「高座椅子」というらしい。机は座椅子の高さに合わせて高くなっている。これからお座敷はだんだんこうなっていくのだろうか。

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 本日の昼会席のお品書き。

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 そして料理。こういう料理の味をどうこう言えるような生活をしていないので、ともかく写真を並べておく。

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 「沢蟹姿揚げ」を殻ごとバリバリ食べていたら、うちの奥さんが自分の分もくれた。こちらは雄ガニらしくハサミが大きい。ガブッとやったら歯にガツン!固い。どちらが勝つか再度勝負!と一瞬思ったが、やっぱりあきらめた。この歳になったら歯の方が大事だ。

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 食事後は、料理長からの簡単な説明の後、女将から、この店の歴史についての話があった。神奈川宿の歴史からはじまって、自分が後を継いでからの苦労話まで多岐にわたった。
 お龍については、美人で、酒に強く、英語もできて外人客の相手もでき、客には評判がよかったが、同僚の仲居たちとは仲がよくなかった、というような話だった。
 「どのくらいの期間ここにいたんですか」という質問に対し、女将は「はっきりしません」と答えていた。昔働いていた人の証言などがあるけれど、具体的な期間などははっきりしないらしい。
 女将は若くして商社マンの妻になったのでずっと海外での主婦生活だった。跡継ぎの兄が死んで、経営を引き継いだのは45歳のときだったという。
 ちょっと早口であちこち話が飛ぶので、わからないところもあったけれど、経験のないままはじめて苦労の多かった「細腕繁盛記」、聞かせてもらった。 
 

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コメント

料理の写真でお皿が斜めになっているようですが
どうしてですかね?

投稿: jiseizai | 2014年7月10日 (木) 10時40分

 最初はご質問がなんのことかわかりませんでした。料理の写真のはじめの細長い舟形の皿のことですね。
 大きさから縦に置くとはみ出しそうだし、お店の美観によるものでしょう、としかお答えできません。
 ひょっとして会席料理では斜めに器を置かないというようなことがあるのでしょうか?

投稿: 窮居堂 | 2014年7月14日 (月) 08時03分

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