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2014年7月24日 (木)

第十九番 大谷寺

 7月11日は半年ぶりに坂東三十三カ所巡礼に行ってきました。今回もバスツアーで、栃木県の三カ寺です。
 台風が心配でしたが、台風一過の好天、暑い日になりました。

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 最初は第十九番天開山大谷寺(てんかいさんおおやじ)です。宇都宮市大谷町(おおやまち)にあって、このあたり一帯は「大谷石(おおやいし)」の産地なのでした。
 途中大谷石の塀をたくさん見かけましたが、添乗員さんの話では、耐震強度の問題から、最近は大谷石の塀は少なくなっているとのことでした。
 お寺も大谷石の岩山をくりぬいて造られています。

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 山門です。背後は切り立った岩山です。
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 本堂を入って奧の岩穴の中へ進みます。屋根の上に岸壁が覆いかぶさっています。

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 中は撮影禁止だったので、これは、いただいたパンフレットにあった本尊千手観音の写真です。岩壁に彫ったもので、高さ4.5メートル。昔は金箔仕上げで金色に輝いていたそうです。脇堂にも同じく磨崖仏の釈迦三尊像、薬師三尊像、阿弥陀三尊像がありました。

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 また、寺の工事の際に、堂の下から多数の人骨が発掘され、調査の結果、縄文時代草創期から弥生時代にいたる住居跡であったことが判明し、「大谷寺洞窟遺跡」と名付けられているそうです。宝物館に一部展示されていました。

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 伝説では、昔、このあたりには毒蛇が住んでいて毒水を流すので地獄谷と呼ばれていた。そこへ湯殿山の行者が三人やってきて、毒蛇を調伏退治して、千手観音の像を彫りつけて住民を救ったのが始まりだとのこと。
 境内の池には弁財天が祭られて、毒蛇が心を入れ替えた白蛇が二匹います。頭をなでてやると御利益があるそうなので、わたしもなでてきました。

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 大谷寺のまわりは石切場の跡が公園になっていて、自然石から切り出されたこんな観音像もありました。右下の方に黒くお坊さんが二人見えるので、大きさがわかるでしょう。

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 高さ27メートル。昭和31年太平洋戦争殉難者の慰霊と平和祈願のために造られた平和観音です。裏に階段があって、肩より少し下あたりまで登れました。

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 大谷寺の前に大谷石の石細工店もありました。
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 ご詠歌は

名を聞くもめぐみ大谷の観世音
みちびきたまへ知るも知らぬも

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