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2014年8月29日 (金)

第二十一番 日輪寺

 佐竹寺の次は第二十一番八溝山日輪寺(やみぞさんにちりんじ)です。茨城県久慈郡大子町(だいごまち)にあって、大子町袋田の滝で有名なところです。残念ながら滝へは行きませんが、昼食はその袋田にある「関所の湯」という日帰り温泉でとりました。

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 食べる前に食事作法(じきじさほう)といって、先達さんについて、こんな言葉を唱えます。

一滴の水にも、天地の恵みを感じ
一粒の米にも、万民の労苦を思い
ありがたく、頂きます。

 これが昼食で、左から常陸牛の鍋、湯葉で包んだサラダ、その下がこんにゃくの田楽、湯葉とこんにゃくの刺身、天ぷらと並んでいます。このほかに小さな盛りそばもつきました。
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 こんにゃくが袋田の特産品なのだそうです。
 わたしは小さい頃からあまり好き嫌いはなかったのですが、唯一苦手としていたのがこんにゃくでした。家では、嫌いだ、で済んでも、給食の時は無理でもこんにゃく食べなければなりません。ぐにゅぐにゅしているしているくせにそれなりに固く、黒いつぶつぶがのどにざわざわと触りながら通っていくような感じが何とも言えず不気味で、無理矢理呑み込もうとすると、おえーっとこみあげてきたものでした。
 今でも自分から進んで食べたいと思うものではありませんが、出されれば食べます。それになんといっても巡礼中の身です。食事作法にしたがい、ぬめぬめの刺身こんにゃくにも、固めの牛肉にも、天地万民に感謝しつつ、ありがたくいただきました。
 この後「こんにゃく関所」という土産物屋へ行ったときには、こんにゃくを買ってしまったくらいです。

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21_3 日輪寺は、茨城、福島、栃木三県の境にある標高1,022mの八溝山(やみぞさん)の八合目、標高800mあたりにあります。
 だから昔は坂東札所第一の難所で、山を登れずに麓にある遙拝所から拝んで済ませる人もいて、それを「八溝知らずの偽(にせ)坂東」と呼んだといいます。
 今は自動車で行けますが、それでも大型のバスでは無理とのことで、バスツアー一行は袋田でマイクロバス、ワゴン車、タクシーの三台に分乗して、日輪寺へ向かいました。
 なるほど、舗装はされていても狭い道でした。ずっとガスっていて景色が見えなかったのが残念でした。お寺の駐車場で降りると、下界の暑さが嘘のようで涼しい風が吹いていました。

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 かつての最大の難所も、この階段を登るだけで着いてしまいます。

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 本堂です。山門はありません。

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 本堂脇に旧堂がありました。いかにも古そうです。

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 山の中の小さなお寺で、通り抜ける風が涼しい。住職は、先頃台風が行ってから、八溝の天気はずっとこんなものです。夏は終わった、とおっしゃっていました。
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 もう少し若くて元気だったら、この山へ登って、それから袋田の滝も見ていくところだが、と思いつつ、今回もおとなしくそのままバスツアーで帰りました。楽な方へ流れていきます。
 

 こ詠歌は、

迷ふ身が 今は八溝へ 詣りきて
仏のひかり 山もかがやく

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 お盆休みの渋滞は、途中つくば市のあたりで事故渋滞の情報が流れましたがたいしたことはなく、首都高速もお台場から大井のあたりが少しつながっていたくらいで、順調に帰ることができました。
 これで二十四カ所です。あと九カ所、とうとう残り一桁になりました。

 

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