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2014年8月20日 (水)

テルマエ・ロマエⅡ

 もう一カ月くらい前になるが、7月17日に映画「テルマエ・ロマエⅡ」を見た。
 「テルマエ・ロマエ」とはラテン語で、ローマの浴場という意味で、古代ローマ人がタイムスリップして、なぜか現代日本の風呂や温泉にやってくる、という話である。

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 ヤマザキマリの『テルマエ・ロマエ』というマンガが原作で、マンガの第一話は、古代ローマで新しい公衆浴場の設計に苦しむ建築技師ルシウスが、入浴中に溺れてタイムスリップし、浮かびあがったのが日本の銭湯の浴槽の中だったところから始まる。そして富士山のペンキ絵に驚き、脱衣籠に感心し、フルーツ牛乳のうまさに夢心地になる。そしてローマへ戻ったルシウスが設計したのは、大きなヴェスビオス火山の壁絵のある浴場で、脱衣籠もフルーツ牛乳もあって、ローマ人に大人気になるという落ち。
 その後もルシウスは、日本人を辺境の「平たい顔族」と見下しながらも、古代ローマと現代日本を何度も往復して、温泉玉子やシャンプーハットなどをローマの風呂に取りいれていく。古代ローマ人が日本の風呂文化に出会って驚嘆する…というおかしさが、ストーリーの基本パターンになっている。

 わたしはこのマンガのファンだったので、映画化第一作「テルマエ・ロマエ」も見た。第一作は、マンガのおかしさをなぞっているだけのような感じがして、いまいち不満が残った。
 この第二作は、原作のストーリーから少し離れ、平和主義のハドリアヌス帝対世界征服の元老院の対立を軸に、元横綱の扮する剣闘士アケボニウスの迫力ある戦闘シーンなどを入れて、テンポよく進んで痛快だった。むろん風呂のギャグもふんだんで、相撲取りの団体の迫力ある入浴シーンや、ローマ人が草津温泉の「湯もみ」を覚えて「チョイナ、チョイナ」と歌うなど、気持ちよく笑えた。
 ちょい役で、白木みのる松島トモ子が出てきた。全盛期を知っているから、その老けぶりにはちょっと驚いた。いくつになっても映画に出たい、ということか。
 第二作は納得できる映画だった。

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 こちらはマンガの『テルマエ・ロマエ』第1巻から第6巻。(ヤマザキマリ、エンターブレイン、2009~2013)

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 いちおう第6巻で終了している。
 さすがに古代ローマが日本風呂に驚いているだけではなかなかストーリーが続かないとみえて、第4巻から、古代ローマ史学者だからラテン語ができて、しかも温泉芸者と二足のわらじを履いているという日本人女性さつきが出てきた。
 そしてルシウスと恋に落ち、古代ローマに移動したさつきがルシウスと結ばれたところで、第6巻は終わっている。
 最後の頁には後日譚がまた始まるような文句も載っている。期待して待とう。

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