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2014年10月31日 (金)

正蔵・喬太郎ふたり会

 10月19日は、また鎌倉芸術館の「かまくら名人劇場」へ行った。今回は林家正蔵・柳家喬太郎ふたり会」。
 これは三回共通のチラシの裏面。赤で囲ったのが今回である。

Photo_3
出し物は、

林屋なな子  元犬
柳家喬太郎  小言幸兵衛

(中入り)
林家二楽    紙切り
林家正蔵    ねずみ

Photo_4
 前座の林家なな子の「元犬」は元気があっていい。まだ身体のしぐさはいまいち。

 喬太郎の「小言幸兵衛」は、人を見れば小言を言わないではいられない家主 幸兵衛が、長屋の空き部屋を借りに来た者にいろいろ難癖をつけて結局ことわってしまう話。
 年頃の若い息子を持った仕立屋には、引っ越してくると長屋の若い娘と心中事件を起こすに違いないと言い出して、あれこれ妄想がはじまる。だんだん芝居仕立てになったりして、家主一人別世界へ入って行くが、「南無阿弥陀」のセリフが入るところで宗旨をたしかめて、「南無妙法蓮華経、ドンツクドンドンツク」とやり出したり、ときどき変にリアルになってしまう。このあたり、喬太郎はうまい。表情が豊かでおもしろい。
 突然とんでもない大声を出して驚かせるのは、喬太郎の芸のひとつらしい。前に見たときもやっていた。本当に突然やるので、ビクッとしてしまうくらい。すごい声量だ。

 二楽の紙切りも楽しい。出されたお題にあわせて絵を切り出すだけでも相当年期のいる技だ。それを身体をゆすることで客の目を集め、あれこれしゃべって間を持たせながら、退屈させないでやっている。ふしぎな芸能だ。

 正蔵の「ねずみ」は左甚五郎もの人情話。後妻と番頭の悪だくみで老舗旅館をのっとられた老主人が、まだ小さい子供と貧乏旅籠を細々とやっている。子供が客引きをして泊めた甚五郎が、話を聞いて、木のねずみを彫ってくれた。これが本物のように動きまわるので評判になり、大繁盛する、という話。
 正蔵は、声がどうもいけなかった。しゃがれてかすれるような感じで、聴き取りにくかった。テレビドラマなんかで見たときにはこんな感じはなかったので、今回はのどの調子が悪かったのかもしれない。ちょっと残念だった。

Jpg Photo_2



 

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