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2014年11月21日 (金)

JB34 光文社「世界のジョーク集」

 1985年から1986年に光文社文庫で出た「世界のジョーク集」シリーズ5冊。うち4冊はラリー・ワイルド著で、第4巻だけ別の著者の『ロシアより笑いをこめて』という編成になっている。『ロシアより笑いをこめて』JB23 ロシア・ソ連のジョーク集 1/2で紹介したが、シリーズの1冊なので、ここにも入れておく。
 ウィキペディアによれば、ラリーワイルドは、アメリカのスタンダップ・コメディアンでテレビや舞台俳優もやり、ユーモア関係の著書が53冊あるとのこと。

141 男と女のジョーク集

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    (書名)  男と女のジョーク集
          世界のジョーク集1        
      (著者)  ラリー・ワイルド
           浅倉久志 訳
      (出版者)  光文社
      (形状)     文庫
      (頁数)     174
      (出版年)  1985/12/20

142 『男と女のジョーク集』は、表から開けると「男のジョーク集」、裏から開けると「女のジョーク集」になっている。表紙写真のように逆さまに印刷されているので、どちらからでも読める。

・製本は凝っているけれど、男のジョークと女のジョークと、それほど差があるようには思えない。

・もとの本は”The Official Dirty Joke Book”と”The Official Bedroom/Bathroom Joke Book”というそうだ。ダーティ・ジョークというのは下ネタの下品なジョークのこと。
ラリー・ワイルドには”Official"を冠したジョーク集がいっぱいあるようだ。

142 バージンと色魔のジョーク集

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    (書名)  バージンと色魔のジョーク集
          世界のジョーク集2        
      (著者)  ラリー・ワイルド
           浅倉久志 訳
      (出版者)  光文社
      (形状)     文庫
      (頁数)     174
      (出版年) 1986/01/20

・これも141と同じつくりで、どちらからでも読めるようになっている。

・内容もダーディ・ジョーク集で、141と同じようなものg。もとの本は”The Official Dirty Joke Book”と”The Official Virgins/Sex Maniacs Joke Book”

 

 143 犬と猫のジョーク集

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    (書名)  犬と猫のジョーク集
          世界のジョーク集3        
      (著者)  ラリー・ワイルド
           浅倉久志 訳
      (出版者)  光文社
      (形状)     文庫
      (頁数)     158
      (出版年) 1986/02/20

・これも141と同じつくりで、犬からでも猫からでも読めるようになっている。

・もとの本は”The Official Cat Lovers/Dog Lovers Joke Book”

・イタリアやドイツに限らず、どうも西洋人の家庭は、嫁姑の関係より娘婿と姑の関係が問題らしい。犬のジョークにまででてくる。

「昨日、君のところの犬が、女房のお袋さんに噛みついたんだ」
「そいつは知らなかった。すまん、すまん。どうお詫びすればいいだろう?」
「そんなことはいいんだ。それより、犬へのお礼はなににしよう?」(犬p8) 

・猫のジョークのほうにもある。

 細君の母親が同居して、なにかと険悪になってきたある家庭。妻が夫に訴えた。
「ねえ、またネズミが出たのよ。母さんたら、あのネズミをなんとかしないと、もうこんな家には住んでられない、って」
 それを聞くや、夫はぱっと椅子から立ち上がった。
「あなた、どこへ行くの?」
「猫を捨ててくるんだ!」(p犬12)

・猫のこんな話があった。

 骨董屋がうらぶれた安食堂の前を通りかかった。薄汚れた仔猫が皿のミルクをなめていた。ところが、その皿は古代中国の数少ない名品だ。
 骨董屋は、食堂の主人に仔猫を五ドルで売ってくれとかけあった。
「いや、あの猫は売り物じゃねえんだ」
「いいかね、汚れかたからして、この猫はどうみたって上等そうには見えない。わたしももの好きなものだ、こんな猫が欲しくなるなんて。よし、十ドルだそう」
「ようがす。うりましょう」
「十ドルも出すんだから、どうだね、ついでにあの小汚い皿も持っていっていいだろう?」
「いや、あれはいけねえ。あの皿のおかげで、今週だけでもう三十八匹も猫が売れたんだから」(猫p9)

 これは落語の「猫の皿(または茶碗)」である。起源はどこの国で、どう伝わったのだろうか?

・もうひとつおまけ。

 スターリンが毛沢東に共産主義の講義をした。
「同志、毛よ。猫にカラシを食べさせるには、どうするかね?」
「ふたつ方法があります」と、毛沢東は答えた。「ひとつは、無理矢理に喉に押しこむ。もうひとつは、魚の腹の中にカラシを詰めて、それを猫にやる」
「きみは間違っている。それはどれも共産主義の理想と反するものだ。最初の方法は強制であり、二番目の方法はペテンだ。人民に対しては、強制もペテンも許されない」
「では、どうすればいいのですか?」
「カラシを猫の尻尾に塗るのだ。ヒリヒリしてくれば、猫はたまらなくなって尻尾をなめる。こうすれば自発的にカラシを食べることになるではないか」(p猫18)

 

93 ロシアより笑いをこめて

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    (書名)  ロシアより笑いをこめて
          世界のジョーク集4        
      (著者)  ジャンナ・ドルゴボーロワ
           深見 弾 訳
      (出版者)  光文社
      (形状)     文庫
      (頁数)     222
      (出版年)  1986/03/20

JB23 ロシア・ソ連のジョーク集 1/2に紹介済。

 

144 ゴルフ・ジョーク集

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    (書名)  ゴルフ・ジョーク集
          世界のジョーク集5        
      (著者) ラリー・ワイルド
           浅倉久志 訳
      (出版者)  光文社
      (形状)     文庫
      (頁数)     196
      (出版年)  1986/10/20

・もとの本は”The Official Golfers Joke Book”

・短いのを3例。

 自分のパットが冴えているときは、もちろんパットがうまいからだ。しかし、相手のパットが冴えているときは、もちろんパターがいいからだ。(p34)

 

「聞いたか。バーニーがかみさんを殺したんだって」
「ほんとかい、どうやって?」
「4番アイアンで」
「へーえ、で、いくつたたいた?」(p52)

 

うそつきの論理
 べつにスコアをごまかしてるわけじゃない。わたしがゴルフをやるのは健康のためだし、スコアの少ないほうが気分がよくなるんだ。(p94)

 

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