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2014年11月15日 (土)

雀々・昇太東西二人会

 11月9日(土)は鎌倉芸術館の「第27回かまくら名人劇場 桂雀々・春風亭昇太 東西二人会」へ行った。

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 出し物は、

春風亭昇羊(しょうよう) 黄金の大黒
春風亭昇太        宴会の花道
(中入り)
鏡味正二郎
(まさじろう) 太神楽曲芸
桂雀々(じゃくじゃく)   代書

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 前座の昇羊は、まだ日が浅いのか.。今回の評価はとりあえず、「がんばろう」。

 昇太の「宴会の花道」は新作落語。会社の宴会で、酒が飲めない者に毎回酒を強要するのは理不尽と、酒なしで、それぞれが好きなものを食べるという宴会をやってみたところ…という話。
 昇太の話し方が、かなりハイテンションで、力をこめてしゃべる。それで早口になると、自分でも言っているように、滑舌がよくないのでちょっと聴き取りにくくなる。
 熱演で笑わせてくれたが、まくらの「笑点」や大河ドラマに出た時の裏話のほうがおもしろくて、客にも受けているようだった。
 前回昇太を見た時は(→雀昇ゆかいな二人)、古典が二席だったので、はじめて昇太の新作を聴いた。今回の話は、とくに前衛的だとか飛んでるとかいうところはない。師匠の春風亭柳昇あたりでも作りそうな話。

 鏡味正二郎太神楽は、まず五階茶碗という、顎の上に乗せた棒のうえに板を乗せ、茶碗を乗せ…と次々積み上げていくバランス芸。業界では「立てもの」というそうだ。そのあと皿回しや傘まわしも見せてくれた。芸の技があってのことだが、間に入る「危ないところは早めにやめます」みたいな、とぼけたせりふもおもしろい。

 桂雀々は死んだ二代目枝雀の弟子で、「代書」は枝雀の十八番でもあった。
 まともにに字が書けない人がまだそれなりの数いた頃の話で、就職のため履歴書を書いてもらいに代書屋へやってきたが、言うことがトンチンカンで…という話。
 大きな声に大きな身振り、顔も大きく歪めて、派手な話しぶりで、とにかく笑える。これでもか、これでもかとやるところがいかにも関西風。
 この話の初演は、戦前の昭和14年(1939)だというから、75年前の新作である。東京でもやっていて、前に柳家権太楼で聴いたことがある。古典になりつつあるというところか。昇太の「宴会の花道」は、75年後にどうなっているだろうか。

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