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2014年12月15日 (月)

ふしぎな岬の物語

 12月2日、港南台シネサロンで「ふしぎな岬の物語」を見た。

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 前に書いた(→岬の喫茶店)房総の明鐘岬(みょうがねみさき)にある喫茶店を舞台にした映画である。
 だからまず見た事がある景色が出てくるのがうれしい。明鐘岬の風景はもちろん、房総のあちこちでロケをしているので、この港はどこだろう、あ、このポピー畑はあそこあたりか、この夕陽は館山の夕陽にちがいない、と準地元人のような楽しみ方ができた。上のチラシ下部のボートに乗っているところは、何度か行ったことのある館山沖の島らしい。

 岬の喫茶店の女店主(吉永小百合)と問題児の甥(阿部寛)を中心に、それをとりまく岬村の常連客(笹野高史、笑福亭鶴瓶など)や、男と別れて東京から帰ってきた常連客の娘(竹内結子)などとの、いくつかのエピソードをとりまぜた、しみじみ、ほのぼの話。
 女主人と甥の関係が、全体を貫く筋になっているが、これがどういう関係か最初のうちはよくわからない。最後の方の、吉永小百合の長いセリフでようやく説明される。もう少し早めにわからせてくれてもよかった。
  けっこう豪華なキャストのわりにいまいち盛り上がりに欠ける気がした。もっとベタベタの筋で三倍泣けます、みたいな話にしたらどうだったろう。そうしないで、しみじみの落ち着いた癒やし系でいったからモントリオールの映画祭で賞を取れたのかもしれないが。

 最近亡くなった高倉健もそうだったが、吉永小百合は、何十年もずっと吉永小百合をやっている。この歳になっても、いまだにかわらない。えらいものだ。
 例えば、おいいしいコーヒーを入れるためにと、手をかざして「おいしくなーれ、おいしくなーれ」というシーンがあった。子供相手ならともかく、大人相手にまじめな顔してやるか、恥ずかしい、というところだが、吉永小百合がやるとなんとなく納得して、「一杯いただきます」と言いたくなる。
 まもなく七〇歳だそうだが、もう少しがんばってもらおう。

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コメント

原作読んでいませんが、なんか終わり方が中途半端でしたね、お店にあった大きな絵の行方なども含めて、、。

投稿: jiseizai | 2014年12月16日 (火) 09時20分

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