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2015年1月26日 (月)

第二十八番 龍正院

 浅草寺の次は、千葉県成田市にある第二十八番札所、滑河山龍正院(なめかわさん・りゅうしょういん)、滑河観音(なめかわかんのん)です。
 茅葺きで大きな注連縄をつけた仁王門を入ります。立派なものです。

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 この注連縄は龍をあらわしたもので、龍の足として蔦だか木の枝だかが下についているので、上手にくぐらないと帽子をひっかけます。

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 ここの仁王様は、その昔、門前の火事が寺に迫ってくるのを大団扇であおぎ返して防いだという伝説があるそうです。古いけれど強そうです。

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 本堂です。

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 欄間の彫刻や天井の絵もなかなかです。

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 境内には根元から分かれた大きな松の木(夫婦松)があり、側に芭蕉の句碑もありました。
 芭蕉の句は、観音のいらか見やりつ華の雲、というものです。芭蕉が、特にここの観音様を詠んだというものではないようです。

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 このお寺では、お下がりの餅をいただきました。ありがとうございます。後日、うちの奥さんがかき餅にしてくれました。

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 ご詠歌は、

音にきく 滑河寺の 朝日ヶ渕(けさがふち)
あみ衣(ころも)にて すくふなりけり

 この歌は、次のような伝説に基づいています。

 昔、この地が冷害による飢饉で苦しんでいるとき、小田川の朝日(けさ)が淵にあらわれた老僧が、僧衣を網にして小さな観音像をすくい上げ、領主に与え、「この淵より湧く乳水をなめよ」と教えた。そのお告げのとおりにすると、五穀は実り、人々は救われた。この小さな観音像は後にこの寺の本尊の胎内に納められた。

 浅草寺の本尊も、漁師の網にかかった小さな観音像だというのは有名な話です。仏像が網にかかるというのはよくある話のようで、この次に行った銚子の円福寺もそうでした。

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