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2015年4月 6日 (月)

JB35 イギリスのユーモア

 ジョーク本の紹介がずっと中断していました。がんばらないと本がかたづきません。またぼちぼち始めます。

 最近、イギリスのジョークと銘打った本は意外に少ない。同じようなネタでも、日本ではアメリカやユダヤのジョークとした方が売れるということだろうか。「英語のジョーク」の本はたくさんあるのでその中に含まれていることもあるけれど。

145 イギリスのユーモア

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    (書名)  イギリスのユーモア
      (著者)  北村 元(きたむら はじめ)
      (出版者) サイマル出版会
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)     279
      (出版年)  1983/03

・著者は、1980年前後にBBC日本語部のアナウンサーとして四年間イギリスに滞在した。当時「イギリスのユーモア」という日本語番組を担当したくさんのジョークを集めた。それらをイギリス人の生活や文化に触れながら紹介した本。

・BBCでは毎年四月一日に「ウソ放送」をしているが、その中に、木の枝にたくさんのスパゲティをかけて収穫しているさまを見せて、「今年はスパゲティの木の生育がよく、豊作です」という傑作があった。視聴者から、苗木を欲しいとたくさん電話があったそうだ。
 インターネットの「虚構新聞」に「バウムクーヘンの天日干しが最盛期」という記事があって笑ったが、このスパゲティが元ネタか。
http://kyoko-np.net/2005021501.html

・イギリスの地方ジョークでは、アイルランド人はバカ、スコットランド人はケチということになっている。そういうものからひとつ。

 出身地別救助法
 もし、あなたが川に落ちたとしよう。
 その時そばを通りかかったのがイングランドの人なら、ロープを見つけてきて、その端をあなたに向かって投げるにちがいない。
 もし、そばを通りかかったのがアイルランド人なら、ロープごとあなたに投げるであろう。
 その時通りかかったのがスコットランド人としよう。彼はロープをあなたに売りつけようとするだろう。(p117)

 

146 イギリス人のユーモア

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    (書名)  イギリス人のユーモア
 日本人には思いつかない 
      (著者)  北村 元(きたむら はじめ)
      (出版者)  PHP研究所
      (形状)     四六判ソフトカバー
      (頁数)     282
      (出版年)  2003/06/06

・これは上記「イギリスのユーモア」の二十年後の改訂版のようなもの。前著にはなかったトニ・ブレア首相新やサッチャー首相がらみのジョークもあるが、かなりの部分が共通している。

・スコットランド人はケチというのをここでもひとつ。

手みやげ
 イングランドの人、アイルランドの人、スコットランドの人が、友人のハウス・ウォーミング・パーティ(新築祝い)に招ばれた。
 イングランドの友人は、ワイン三本をもっていった。
 アイルランドの友人はギネス三本をぶらさげていった。
 スコットランドの友人は、兄弟三人をひきつれていった。
  

 

147 イギリス紳士のユーモア

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    (書名)  イギリス紳士のユーモア
      (著者)  小林 章夫
      (出版者)  講談社
      (形状)    新書
      (頁数)     198
      (出版年) 1990/10/20
           1995/03/07  10刷

・イギリス人のユーモア感覚についての解説書で、収録ジョークは少ない。

・この本によれば、ユーモアとはもともと人間の体液を表すものだったという。
 基本的気質は四つの体液(ユーモア)が決定する。「血液」粘液」「胆汁」「黒胆汁」の四つ。
 血液=風=乾いた気質
 粘液=水(湿り)=冷静沈着、日本の粘液質とちょっとちがう。
 胆汁=火(熱)=気性が激しい、怒りっぽい
 黒胆汁=土(寒さ)=憂鬱な性質
 地水火風の四大元素説である。

・チャーチルについての小話。

 アスター子爵夫人がチャーチルに向かって言った。
「もしあなたが私の夫でしたら、コーヒーに毒を入れますわよ」
 チャーチルは答えた。
「もしあなたが私の妻だったら、飲んでしまうでしょうな」(p157)

 

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