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2015年5月25日 (月)

総持寺

  5月21日の午後、横浜市鶴見区にある總持寺(そうじじ)へ行ってきました。永平寺と並ぶ曹洞宗大本山として有名なところですが、行ったことのある人は意外に少ない。わたしも四十年ぶりくらいでした。
 行こうと思ったのは、同じ鶴見区内のビルの上からこんな風景を見たからです。住宅がごちゃごちゃ並んでいるところに緑の大屋根がひとつだけ抜きんでて見えます。手前にある十階建てくらいの建物より高そうに見えます。右の奧に見えるのはランドマーク方面です。

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 これはちょっとすごい。四十年前のことはほとんど覚えていないので、行ってみることにしました。

 鶴見駅から歩いて十分もかからないくらいのところにあります。
 これが参道です。とにかく広い。敷地面積は約50万m²(約15万坪)だそうで、總持寺が経営する鶴見大学が一緒にあります。

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 入口の総門まで行くのに、町中の小さな寺なら通り抜けてしまうくらい歩きます。

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 その次が三門。鉄筋コンクリート造の大きな建物です。

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 三門を裏側から見たところ。Dscf0193

 帰ってからネットでみると、ここの仁王様は「元横綱・北の湖関15歳の姿をモデルにしたと伝えられている」ということですが、このときは知らなかったので、北の湖に似ているともいないとも感じませんでした。本人がまだ生きているのに「伝えられている」というのも変な感じです。誰か真偽をちゃんと確かめてほしい。

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 總持寺は、もともと石川県輪島市にあったが、明治末期(1911)火災を機に現在地に移転してきた。そのため鉄筋コンクリートの近代建築が多いということです。
 三門を入って右側にはこんな建物があります。「三松閣(さんしょうかく)」という檀信徒研修道場、各種セレモニーの会場で、宿泊施設も整っているそうです。ちょっとしたホテルのようです。

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 このあたりに、この向唐門(むかいからもん)があります。これは勅使門のようなもので特別なときに使うらしい。この通路には入れませんでした。

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 メインの通路の途中には百間廊下という渡り廊下がありました。修行中らしい若い坊さんたちが大勢通り過ぎるのを待って、これを横切りました。

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 その奧は公園のようになっています。

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 隅の方にあった待鳳館(たいほうかん)というのは東京千駄ヶ谷の尾張徳川家旧書院を移築した總持寺の迎賓館だそうです。。

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 紫雲臺(しうんだい)は「住持・禅師の表方丈の間。宗門の僧侶、全国の檀信徒と親しく相見する大書院」だそうです。

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 大きな木がいっぱいあります。

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 こんなのもあります。

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 この公園のような庭の奧に、あの巨大な緑色の屋根がありました。大祖堂(だいそどう)です。
 總持寺の開祖である太祖瑩山(けいざん)禅師、曹洞宗の高祖道元(どうげん)禅師などの「頂相(ちんぞう)」と言われる肖像画や、歴代貫首の位牌がまつってあるようです。

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 鉄筋コンクリートの堂々たる大建築です。高さ36メートル。わたしがビルの上から見たのはこの屋根の後ろ側らしい。

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 中は千畳敷きだそうです。上までは上がれませんでした。
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 大祖堂と並ぶようにして、お釈迦様をまつってある仏殿があります。大祖堂と比べるとさすがに小さいけれど、大正期の立派な木造建築です。

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 とにかく大きなお寺でした。敷地が広く建物が高く大きい。

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 わたしのような一般観光客はあまり見かけませんでしたが、幼児の散歩や犬の散歩の人がけっこういました。ここなら広々としているうえ静かでよろしい。わたしも近くにこんなところがあれば散歩に来たい。
 全国から修行に来ているらしい坊さんたちがたくさんいて、最近の言葉で言うとグループ学習だかワークショップみたいなことをやっていましたが、やっぱりあれは修行していたというべきでしょうか。
 夕刻に近づくと、鶴見大の中高校生がぞろぞろ境内を突っ切って帰りはじめました。
 そんな雰囲気なので、拝観料もないけれど観光客用の案内パンフもなくて、どこに何があるのか、これはどういう建物なのかよくわかりません。フリの観光客にはちょっと冷たい感じがしました。
 帰ってからネットで見ると、「諸堂拝観」という修行僧の案内で拝観できるコースがありました。一周約1時間、400円だそうです。また「月例参禅」や「暁天参禅」もやっているので、内部を見るにはこういう行事に参加するのがよさそうです。ただ座禅は腰にきそうなので、わたしには無理かもしれませんが。

 

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