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2015年6月18日 (木)

東慶寺のイワタバコ

 これも6月6日の話です。浄智寺の後は隣の東慶寺(とうけいじ)へ行きました。

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 入口の門の右には「松ヶ岡」、左には「東慶寺」と書かれています。正式の名前は松岡山(しょうこうざん)東慶総持禅寺」というそうです。

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 江戸時代に「松ヶ岡」と言えば、駆け込み寺としての東慶寺のことで、こんな川柳があります。

縁談は出雲破談は松ヶ岡

七去のほかにもうひとつ松ヶ岡

 七去(しちきょ)というのは、江戸時代、儒教に基づいて妻たる資格を欠くとされた、父母に従わない、子が無いなどの七つの項目です。
 駆け込み寺・縁切り寺の話はそのうちあらためてすることにして、今回はもっぱら花の話でいきます。

 まず山門へ行く道にこんな花がありました。

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 葉の形が柏に似ていることから柏葉アジサイというそうです。

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 普通のアジサイより花の数は少ないが花は大きい。山門の中にもたくさんありました。

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 山門です。

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 庭にはたくさん花が咲いています。アジサイも柏葉アジサイの他にもいろいろありました。

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 これはキンシバイ(金糸梅)というらしい。

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 シャクナゲも咲いていました。

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 本堂の前にはホタルブクロがたくさんありました。左の樹の下、白い点のようなのがそれです。

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 明月院より規模は小さいけれど東慶寺にも菖蒲田があります。ここもハナショウブが盛りでした。

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 そして、更に奥へ進むと右手の岩壁にはイワタバコが群生していました。

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 小さい紫色の花がいっぱいで、カメラマンもいっぱいです。

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 アップにするとこんな花です。葉がタバコの葉に似ているので、この名がついたといいます。

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 花だけ拡大してじっと見ていたら、その昔の大映の特撮映画「宇宙人東京に現る」を思いだしてしまいましたが、現物はそんな怪しい物ではありません。きれいな花です。その昔、父親が鉢植えで育てていたことがあったような気がします。

 この崖の奥を登ったところには、東慶寺第五世用堂尼の墓があります。この人は後醍醐天皇の皇女だったので、これ以来東慶寺は「松ヶ岡御所」と呼ばれるようになったといいます。

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 これが用堂尼の墓。

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 そして歴代の尼僧の墓なども同じところにありますが、その後の崖にもイワタバコがいっぱいです。

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 阿弥陀様の後もイワタバコでいっぱいです。この像の前に、夏目漱石が円覚寺で師事した釈宗演の墓があったらしいのですが、見逃しました。

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 ともかく今回はイワタバコを見ようとやって来たのでこれで十分納得しましたが、こんな看板を見つけました。ちょうどこの期間だけ公開しているイワガラミという植物があるらしい。

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 なんだか知らないけれど、特別公開となると見たくなります。ところが、ちょうど6日は公開しない日にあたっています。残念ですが、なんともなりません。
 後で調べたら、同じように崖にはりついて伸びるアジサイ科の植物で、アジサイに似た白い花が咲くようです。

 しょうがない、そろそろ帰ろうかと出口へ向かったら、すれ違った人が「あそこに八重のドクダミがあるんだよ」と連れに言っているのが聞こえました。
 回れ右して後をついていったら、ありました。

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 これがそんなに珍しいものかどうかも知りませんが、八重のドクダミです。

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 もらった花暦のパンフレットはこうなっていました。

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 イワガラミは見られなかったけれど、この時期はこれで良さそうです。

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