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2015年6月 8日 (月)

明月院のアジサイ

 6月6日(土)の朝、鎌倉の明月院(めいげついん)へアジサイを見に行ってきました。「安養院のツツジ」や「英勝寺のシロフジ」を取り上げて、この時期、明月院のアジサイを無視するわけにはいきません。アジサイが鎌倉を代表する花のように思われている中で「あじさい寺」と言えば明月院のことです。
 問題はこの時期やたら混むこと。ずっと昔に行ったときにはあんまり混んでいたので、二度と来るかと思ったことくらいしか覚えていないくらいです。
 そこで、最盛期よりちょっと早い時期の朝早く、という条件をつけて行ってみることにしました。本当はさらに平日にしたかったのですが、都合で土曜日になりました。
 通常は9時のところ6月は8時半から入れます。8時15分頃に着くと、もうこんな状態でした。突き当たりが入口で、五十メートル以上は並んでいます。川に沿った道もアジサイが咲いていました。

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 これは帰りにとった写真ですが、ここが入口で、8時半に開きました。

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 ここが総門。拝観料500円で、これは6月特別料金らしい。アジサイはちゃんと咲いていてくれました。

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 総門から山門までの参道がメインの鑑賞道路で、ガイドブックなどに必ず取り上げられるところです。鎌倉石の石段があります。

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 最初、この参道の一番下に人垣ができていて、誰もそれ以上中へ入って行かないので、この参道は通行禁止なのかと思いました。

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 ところがそうじゃない。入場第一弾なので、みんな、この参道に人がいない状態の写真を撮っているんですね。だから誰も中へ入らない。写真を撮った人は次の人のために脇道から上へ登っていきます。誰かがそうしろと言っているわけじゃないのに、なんとなく順番にそうなっていく。このあたりいかにも日本人らしい。わたしも写真を撮って脇道へ行きました。

 でも本堂奧の庭園を見て戻った頃には、同じ場所がもうこうなっていました。一人中へ入ってしまえば暗黙の了解による静寂はおしまい。時間がたつにつれ、人がどんどん増えていきます。

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 アジサイは、もう少し後が最盛期で、これよりもっと数も増えるようですが、十分たくさんあってきれいでした。ちょうど夜明けごろまで雨が降っていたので、花にも葉にもまだ雨滴が残っていてみずみずしい。

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 「あじさい寺」というからずっと昔からあったものかと思うと、これが戦後になってから植えられたものだそうです。

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 この大量のアジサイのほとんどは青いアジサイで、日本古来の「ヒメアジサイ」という種だそうです。これを西洋の酸性土壌に植えると赤い色になるというから不思議です。
 ここではとにかく青い。安養院のツツジも赤一色で効果を出していましたが、ここのアジサイも青がずらりと並んできれいです。一点集中全面展開――昔、似たような言葉がありました。

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 ネットによればこれを「明月院ブルー」と言うそうです。わたしにはちょっと恥ずかしい感じの命名ですが、きれいな青であることは認めます。

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 山門の奥には本堂があります。真ん中のお参りするところはすいているのに、右の方にまた行列ができています。

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 この部屋の円窓越しの風景を撮るためです。京都にもこんな窓で有名なお寺がありますが、ここも有名です。

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 モミジの木が右側にあって、その奥に庭が広がっています。ガイドブックにはこのモミジが赤くなった写真が載っていたりします。ところが円の中にちょろちょろ動いている人たちが見えます。いまいち幽玄な気分にはなれません。ちょっと不粋です。

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 いつもは閉まっている本堂の後庭を、この時期は公開しているので、観光客が歩き回っているのでした。わたしもこのあと同じように後庭へ行ったので、お互いさまだから文句は言えませんが、ここも人が奥へ入る前の朝イチじゃないと無人の風景は撮れないというわけでした。
 その後庭の方からのこの円窓の写真を撮ってみました。

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 並んで写真を撮ってる姿が見えます。こうなると幽玄どころかちょっと滑稽な感じです。こんな写真を撮ってはいけませんね。

 ※「鎌倉散歩」というカテゴリーをつくりました。

Photo

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