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2016年1月 4日 (月)

六国見山の富士

 1月1日は晴れていて、港南台からも富士山が見えたので、午後から鎌倉の六国見山(ろっこくけんざん)へ富士山を見に行きました。円覚寺の裏山というか、そもそもこの山が円覚寺の山号である瑞鹿山(ずいろくざん)だそうです。標高147.1メートル。
 旧国名の相模、武蔵、安房、上総、下総、伊豆の六国が見えることから六国見山です。すぐ近くの天園(てんえん)のことを六国峠とも言いますが、別の山です。

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 北鎌倉の駅で降りて、明月院の側の登り口から登りました。
 1月1日ですから円覚寺明月院の前を通って素通りというわけには行かない。それぞれ簡単にお参りだけしてきました。初詣です。

 円覚寺はそれなりに混雑していました。本日拝観料無料というのがよかった。

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 明月院はあまり人は出ていませんでした。庭も冬枯れで、ほとんど見るものはありません。方丈の奥の庭も、もう紅葉はほとんど終わっているようです。

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 明月院側の登り口は、「青面金剛(しょうめんこんごう)」と彫られた庚申塔の脇にあります。もう少し一般道路を登ってから入ることもできます。

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 道に落ち葉が吹きだまっていました。

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 15分も登ると山頂です。三角点と、誰が置いたのか、「六国見山」と書いたコンクリートブロックがあります。麻雀牌の絵もあって、1ピン4ソウ7万で標高147メートルをあらわしているようです。ここは木に覆われていてまわりは見えません。(注1)

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 三角点から5分弱のところに稚児の墓があります。稚児というのは、その昔の由比の長者染屋時忠(そめやときただ)の娘だという話があるそうですが、よく知りません。

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 さらにそのちょっと先に小高い丘があって、展望台になっています。

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 浅間大神の碑があります。

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 実は昨年の秋に、ここから富士山を見ようと二度訪れたのですが、二度とも見えませんでした。
 今回は、ちゃんと富士山が見えました。雲が少し出てきていましたが、三度目の正直でとてもうれしかったのに、それがわたしのコンパクトカメラでは、うまく撮れませんでした。
 これでもおぼろに写っているのです。

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 肉眼ではちゃんと見えても、こんなぼんやりとしか写っていません。
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 しょうがない、お正月ですから、この日の朝、港南台から見えた富士山も載せておきます。近景は違いますが、富士山はほとんど変わりません。

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 展望台にはこんな指示盤があります。武蔵、下総、上総、安房、伊豆の方角が示されています。相模は、ここが相模なのでありません。

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 お正月なので国見をしてきました。
 これが伊豆方面、西南です。富士山はこのちょっと右。

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 こちらは南で、正面に伊豆大島が見えましたが、やっぱり写りが悪い。

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 これは12月に撮った写真ですが、南東の房総半島方面、安房・上総の国です。

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 北側は武蔵で横浜のランドマークなどが見えます。下総まで見えているのかどうかはよくわかりません。

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 六国見山 登り立ち 国見をすれば
 国原は 煙立ち立つ 海原は 鷗立ち立つ
 うまし国ぞ あきつ島 大和の国は

 今年は良い年でありますように。

 

 帰りは大船の方へ降りて、常楽寺へも行ってきました。ここはいつもあまり人がいませんが、さすがにお正月、近所の人や檀家らしい人たちが来ていました。

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(注1) 展望台を六国見山の山頂と思っている人が多いけれど、三角点があるところが本当の頂上だ、というのが現在の定説です。
 しかしウィキペディアの「六国見山」の項の注釈(http://kitakamayu.exblog.jp/5857305)に、さらに寄せられたコメントに、こういうものがありました。

円覚寺の裏の山は瑞鹿山、展望台があるのが六国見山。明治時代に地図作成の測量士が瑞鹿山の三角点の名を間違えて「六国見山」としてしまい、その後百年以上が経過しています。篠田健三さんの言うとおり、公認の六国見山は展望台ではないです。ただ、公認の時点で「点の記」の測量士が瑞鹿山の使用をさけたのであります。

 明治時代の名前のつけ間違いで、本当は展望台が六国見山、三角点が瑞鹿山だったというのです。この説の当否、わたしにはわかりませんが、ありそうなことのようにも思えます。「点の記」というと新田次郎の『剱岳 点の記』を思い出しますが、これは国土地理院にある、基準点の設置・測量の記録のことだそうです。

 

 

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