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2016年10月 6日 (木)

JB41 英語のジョーク3

166 英語力よりジョーク力

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(書名) 英語力よりジョーク力
(著者)  スティーブン・ウォルシュ
(出版者) 草思社
(形状)    四六判ソフトカバー
(頁数)    222
(出版年)  2007/07/31

・著者はイギリス人の翻訳家・作家で、『恥ずかしい和製英語』という本もある。

・どこかで聞いたことのあるようなアメリカン・ジョークばかりを集めたジョーク集が多い中で、聞いたことのないイギリス流のひねったジョークが集められており、とてもおもしろい。

・ジョークには健全度をしめす星マークがついていて、☆☆☆はどこでも誰にでも使えるジョーク、★が多いものは危険度が高いことをあらわしている。

・イギリスでは、権威あるものをユーモアでおとしめることで、権力者に過大な尊敬が集まることがなく、独裁者も生まれない。だから、たんに失礼なのではなく、社会的に有用だと考えられているのだそうだ。日本人には、あんまり失礼なものやあくどいもの―イギリスではないが、フランスのあの週刊誌「シャルリ・エブド」みたいな―は受け入れがたいが、そういう考え方もあることは承知しておこう。

・日本ではオペラは高尚な趣味で冗談の対象にはならないけれど、西洋にはオペラ歌手のジョークもたくさんあって、いろんな定型ジョークがあるそうだ。
 ソプラノ歌手はわがままで短気で思い上がっている、テノール歌手は教養が低くてアルコール中毒というステレオタイプがあることを知らないと、次のジョークは理解できない。

What's the difference between a sprano and a terrorisit?
You can negotiate with a terrorist.

 ソプラノ歌手とテロリストの違いは?
 テロリストとは交渉ができる。(p63)

How do you tell if a tenor is dead?
The whisky bottle is still full and the comics haven't been touched.

 どうしてテノール歌手が死んでいるとわかるのか?
 ウイスキーは未開封だし、漫画本も手つかずのままだ。(p63)

・指揮者や奏者もジョークの対象になる。

What's the difference between God and Karayan?
God knows He's not a conductor.

 神とカラヤンの違いは?
 神は自分が指揮者ではないとわかっている。(p69)

・英語圏のジョークでは金髪(ブロンド)の女性はセクシーだけれど頭がちょっと弱いことになっている。

Q: Did you hear about the blonde who got an AM radio?
A: It took her a month to realize she could play it at night.

Q:AMラジオを買った金髪の人の話をききましたか?
A:AMラジオは午後でも聴けるのだと気づくまでに1カ月かかったそうです。(p104)

 蛇足だが、AMラジオだからAM(午前)しか聴けないと思っていた、ということ。

 

167 最新アメリカジョーク事情

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(書名) 最新アメリカジョーク事情
     インターネット版ジョークが映す現代アメリカ
(著者)  杉田 敏
(出版者) DHC
(形状)    四六判ソフトカバー
(頁数)    201
(出版年)  1999/09/25

・同じ著者の『アメリカン・ジョークの世界』は、JB37 アメリカン・ジョークで紹介した。(No.153)

・前の著書(No.153)と同じ sexual/ethnic/hostile/wordplay/silly の5つに分類されている(順番は違う)

・「インターネット版ジョークが映す現代アメリカ」という副題がついているように、インターネット上にあるジョークからよりすぐったもの。

・前回(JB40 英語のジョーク2)に引き続きヒラリー・クリントンのジョーク。これは有名なジョークなので、ご存じの方が多いと思う。

  Bill and Hillary are on a trip back to Arkansas. They're almost out of gas, so Bill puts into a service station on the outskirts of the town. The attendant runs out of the station to serve them when Hillary realizes it's an old boyfriend from high school. She and the attendant chat as he gases up their car and cleans the windows. Then they say good-by.
  As Bill pulls the car onto the road, he turns to Hillary and says, "Now aren't you glad you married me and not him? You dould've been the wife of a grease monkey! "
  To which Hillary replied, "No, Bill. If I would have married him, you'd be pumpng gas and he would be the President!"

 ビルとヒラリーが故郷アーカンサスに帰る途中でのこと。ガソリンがなくなりかけたので、ビルは郊外のガソリン・スタンドに乗り入れる。給油のため走り出てきた係員を見たヒラリーは、この男が高校時代のボーイフレンドであることに気づく。男は給油作業や車の窓ふきをし、その間二人は楽しいおしゃべりを交わす。それから三人はあいさつして別れる。
 道に出たところで、ビルはヒラリーに向かって言う。「ねえ、結婚相手があいつでなく、ぼくでよかったと思っているのじゃないかい。まかり間違えば、君はただの機械工のワイフになっていたかもしれないんだからね」
 するとヒラリーは答えた。「いいえ、ビル。もしも私が彼と結婚していたら、あなたがガソリンを入れていて、大統領には彼がなっていたわ」(p26)

・大統領選が近いので、もうひとつヒラリーのジョーク。これは、ビル・クリントンが女性問題で大騒ぎになったときのもの。

 During a recent publicity outing, Hillary sneaked off to visit a fotuneteller of some local repute. In a dark and hazy room peering into a crystal ball, the mysic delivered grave news.
  "There's no easy way to say this, so I'll just be blunt: Prepare yourself to be a widow. Your husband will die a violent and horrible death this year."
  Visibly shaken, Hillary stared at the woman's lined face, then at the single flicking candle,  then down at her hands. She took a few deep breaths to compose herself. She simply had to know. She met the fotuneteller's gaze, steadied her voice, and asked her question. 
  "Will I be acquitted?"

 最近、宣伝広報のためにある土地を訪問した際、ヒラリーは抜け出して、現地でちょっとした評判のある占い師のもとを訪れた。もやのかかったような薄暗い部屋の中で、水晶玉にじっと見入っていた占い師は、厳粛な知らせを告げた。
 「お伝えするのは辛いのですが、ずばり申し上げましょう。未亡人になられることを覚悟なさっていてください。ご主人は今年中に非業の死を遂げられます」
 はた目にもはっきり衝撃を受けたようすで、ヒラリーはしわの寄った女占い師の顔をしばらく凝視したのち、ゆらめく一本のろうそくの炎に目を移し、最後にその視線を自分の両手に落とした。彼女は心を落ちつかせるため二、三度深呼吸した。やはり知らなければならなかった。ヒラリ-は占い師の視線を受け止めると、声を整え、こうたずねた。
 「私は無罪になるかしら」(p12)

 ヒラリ-は、怒りのあまりビルを殺そうとしていた、というのが落ち。
 これらのジョークを読んで、多くの人がさもありなんと思ってしまうのがヒラリーの凄いところだ。

 

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