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2016年10月13日 (木)

おりょうの生涯展

 10月4日、横須賀市の大津コミュニティセンターへ「おりょうの生涯展」を見に行ってきた。

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 横須賀大津は、坂本龍馬の妻おりょうが、横須賀に移って最初に住んだところであり、お墓もある。(→おりょうの墓
  駅前にはこんな横断幕が張られていた。

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 10月8日には、横断幕にある墓前祭も含めて「おりょうさんまつり」も行われることになっている。おりょうさんで町おこし、というところだ。

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 8日は都合が悪かったので、生涯展の展示だけでも見ようと、この日行った。
 写真などのパネルが中心の、会議室一つだけの小規模な展示で、「おりょうの生涯展」と銘打ちながら、龍馬の事蹟が中心になっている。おりょうは龍馬の添え物でしかない。
 龍馬死後のおりょうに興味をもって、あれこれ本などを読んでみたわたしとしては、横須賀でのおりょうの生活についての資料がもう少しあるかと思ったのだが、残念ながらあまり興味を引かれるものはなかった。
 もっともわたしが読んだかぎりでは、おりょうの横須賀での生活は、裏長屋での落ちぶれたものだったようだから、そのあたりを詳しく掘り起こしても「まつり」の材料にはならない。
 前にも引いたが、『歴史読本スペシャル1989年5月号』に載った「易者が語る坂本龍馬夫人お龍の酒浸りの日々」という記事の冒頭は、こう書かれている。(詳しくは→酒浸りのおりょう

 場所は横須賀の観念寺、裏長屋のちゃちな家を占領する豪勢な婆さん――。大道易者鈴木老人が、隣で店を出す松兵衛の家に誘われて行くと、大酒飲みでやたらに威張り散らす「同居人」がいた。彼女は何と幕末維新の英雄、坂本龍馬の妻、お龍だったのだ。

 亭主の松兵衛は、当時「どっこい屋」というテキ屋をやっていた。大道で、ルーレットのようなものを回し、どこへ止まったかを当てさせて、当たれば景品を出すという商売。回す時に「どっこい、どっこい」とかけ声をかけるから「どっこい屋」というのだそうだ。
 そんな商売だからろくに金もないのに、お龍は亭主をあごで使って、毎日酒浸りだったというから、このあたりを詳しく調べても、あまり町おこしの材料にはならない。上記の記事には、大肌脱ぎであぐらをかいて酒を飲んでいたと書いてある。時代劇映画の莫蓮女といったところである。そんな姿をパネルにしても展示する場所に困るだろう。

 展示を見た後、信楽寺(しんぎょうじ)のお墓へも行った。

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 おりょうのお墓は立派なものである。

 おりょうが仲居をしていたという神奈川宿の田中家へ食事に行って以来、龍馬死後のおりょうに興味を持ち、このブログにあれこれ書いた。
  そのときどきに読んだ本の内容や、資料の断片、わたしの感想などを、並べただけのもので、とりとめなく、まとまりがない。
 最初はそのうちまとめることも考えていたが、時間がたつと何を書いたのか忘れてしまう。また最初から読み直さないといけないので、とてもまとまりそうにない。 

 とりあえずここに書いたもののリストを並べておくので、興味を持たれた方は読んでみてください。
 よくはわからないけれど、おりょうがかなりユニークな、強い個性を持った女であったことは間違いないようです。

 

 

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