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2017年2月20日 (月)

J79 本のジョークあれこれ2

 まず 赤尾泰子、C・カッチャプオティ『抱腹!! イタリアン・ジョーク』(遊学社、2013)から

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点字
男がジェノヴァ人の友人に図書館で会った。
「おい、図書館に何しに来たんだ」
「点字を学びたいので本を借りようと思ってね」
「目が悪くなったのか」
「違うよ。点字を覚えれば、夜、本を読むとき、電気代の節約になるからね」(p122)

注:イタリアではジェノヴァ人はケチということになっている。


 次は米原万里『必笑小咄のテクニック』(集英社新書、2005)から。

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図書館にて
「自殺に関する本はどこですか?」
「左から五番目の棚のはずですが」
「今見てきたところなんですが、一冊もありませんでしたよ」
「そういえば、借りていった人、誰も返しに来ないわねえ」

 大森純 訳編『東欧ジョーク集』(実業之日本社、1978)。

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評価
 二〇五〇年に中華人民共和国で百科事典が刊行された。そのなかの一項目。
 フルシチョフ-毛沢東時代における二流の芸術批評家。(p104)

 これは解説が必要。60年代ソビエト連邦の最高権力者であったフルシチョフが、抽象絵画展覧会を見て、「ロバの尻尾で描いたみたいな絵だ」と酷評したために、ソ連では抽象画が受け入れられなかったことを指している。現代美術を理解しなかったから二流だということ。
 わたしが覚えているくらい当時はけっこう有名な話だった。今となっては何がおもしろいのか、何を言っているのかわからない人の方が多いだろう。

 最後は唐沢俊一『雑学プロファイル 日中韓お笑い不一致』(徳間書店、2012)から。

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アフリカ象の研究(仮題)
英国人、フランス人、日本人の動物学の権威が、アフリカのサバンナで三ヵ月にわたってアフリカ象の生態を研究した。
帰国後それぞれが、その成果をもとに本を書いた。
英国人は『アフリカ象の生態』
フランス人は『アフリカ象のセックス』
そして日本人は『アフリカ象から見た日本人』という本だった。(P144)

 これにはたくさんのバリエーションがある。
 中国人『象の料理法』
 韓国人『アフリカ象の起源は韓国』
 ドイツ人は注釈がいっぱいついた大部の『象研究』
 アメリカ人『家庭での象の飼い方』
 ユダヤ人『象と反ユダヤ主義』
 …
というようなもの。

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