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2017年5月 1日 (月)

J49 ジョーク集あれこれ3

186 とっておきのいい話

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    (書名)  とっておきのいい話
      (著者)   週刊文春<編>
      (出版者) ネスコ(日本映像出版株式会社)",
      (形状)     新書版ハードカバー
      (頁数)    276
      (出版年)  1986/06/30

・巻末に「本書は『週刊文春』連載のコラム「わたしの好きなジョーク」「とっておきのジョーク」他より抜粋、再構成したものです。」とある。
 作家や漫画家、タレントなど有名人が、自分の好きなジョークを披露するというもの。

・いわゆるジョークにかぎらず、若い頃の思い出話などもあり、バラエティに富んだ、なかなかおもしろいジョーク集になっている。

・青島美幸(青島幸男の長女)が紹介しているジョーク。

 桃太郎さんの話を知っていますか?
 ある日、おじいさんが山に芝刈りに、おばあさんが川に洗濯に行きました。と、川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコ。家に持ち帰っておじいさんと二人で大きな刀でタテに切ろうとすると、なかなか切れない。
「どうしたんだろう」
 力をふりしぼっても、刀はくい込んだままびくともしない。よく見てみると、なんと桃太郎が中で両手をあわせ、真剣白刃取りをしていたのだった……。(p107)

187 とっておきのいい話(文春文庫)

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    (書名)  とっておきのいい話(文春文庫)
      (著者)   文藝春秋編
      (出版者) 文藝春秋
      (形状)     文庫
      (頁数)    273
      (出版年)  1989/09/10

・巻末に「ネスコ刊「とっておきのいい話」に加筆訂正」とあるが、加筆訂正箇所は未チェック。
 ネスコ刊とは話の順番が違って、話者の五十音順に並べてある。

・声楽家の友竹正則の話から。

「ジョークはそれ自体面白いことも必要だが、相手を考えて言わないと、ちっとも、面白くもおかしくもないことになる。
 帝劇のエレベーターの中で、たまたま一緒に乗り合わせた山田五十鈴さんに、長谷川一夫さんが、
「ベルさん、宮本武蔵には子供がいたか、いなかったか?」
 と問うたところ、山田さんは、
「あら、わたしそれ、知らないわ」
 長谷川さん得意顔で、
「いませんでした」
「あら、どうして」
「ムサシコガネー」
 と、それにベルさん、
「あら、あちらお子さん無かったの。そうねえ、子がいてする苦労もあるから……」
 としんみり。長谷川さんのくさること。

・この本からではないが、同様のネタをもうひとつ。

「大岡昇平が書いた宮本武蔵の奥さんの本は?」
「『武蔵野夫人』」

188 ジョークはきわどく

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    (書名)  ジョークはきわどく
          TALK &TALK THEATER 5
      (著者)   松岡正剛編
      (出版者) エヌ・ティ・ティ・アド
      (形状)     四六判ソフトカバー・函
      (頁数)    199
      (出版年)  1987/07/19

・ジョーク本ではない。副題に”TALK &TALK THEATER 5”とあるように、NTT主催のトークショウで語られた話をまとめたもの。
 この本には、春風亭小朝、森瑤子、なかにし礼三人の回と林真理子、林美一、黒鉄ヒロシ、ロビン・ギルの四人の回の分が収録されている。
 
・トークショウの他に、写真やイラスト、マンガがあれこれ入っているけど、ぎっしりつまっているわけではない。ちょっとしゃれたレイアウトで、いかにもバブルの時代という感じがする。ちょっと懐かしい。松岡正剛が編者だというのも驚きだ。

・巻末には植松黎編の「人類のナイショ話」というジョーク集がついている。当時、植松黎編の角川文庫『ポケット・ジョーク』シリーズがヒットして、合計23冊も刊行された。

・その「「人類のナイショ話」の中に、西洋のジョーク集の鼻祖は15世紀、ローマ法王の私設秘書だった古典学者ポジオ・ブランキオリーニだという記事がある。「リベル・ファクティアルム」というラテン語のダーティ・ジョーク集の著書があるそうだ。
 ジョーク本のコレクターもこのあたりまでいかないと本物ではないということになるのか。道はけわしい。

・「人類のナイショ話」からひとつ。

ストッキング
 女たらしのマイクが、バーで酒を飲んでいるところに、友人のリチャードが入ってきた。
「大金持ちの未亡人との婚約がダメになったんだって?」リチャードがマイクに言った。「あの婆さん、きみにずいぶん入れあげていたみたいじゃないか。何かまずいことでもあったのかい」

「そうなんだ。先週のことさ、ボクらは靴屋に行ったんだ。そこで、ぼくは、彼女のストッキングにシワがよっているのに気がついて注意したんだ」
「それが別れた原因になるのかい?」リチャードがたずねた。
「その日」マイクは、ため息をついて言った。「彼女は素足だったんだ」(p187)

 

 

 

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