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2017年6月 5日 (月)

J85 有名作家たち2

最悪
 批評家のダグラスは、友人の作家が書いた本にひどくがっかりさせられた。その話をききつけた著者がダグラスに言った。
「キミは、こんどのボクの本を、今までのぼくの最低の出来だって言ってるそうじゃないか」
「いや、ちょっとちがうね」ダグラスが答えた。「ボクがいってるのはだね、、あの本は誰が書いたにせよ、最低の出来だって言ってるのさ」
(植松黎編・訳『ポケット・ジョーク15 芸術家』P203)

 

それ以外
 ある貴族が、ウィンストン・チャーチルに自分が最近出した本を読んだかどうか尋ねた。
 チャーチルが答えた。
「いや読んでませんな。私は、楽しめるものか、役に立つもの以外は読まんことにいておるので」(P204)

 

作家とは
 同時代の人間を退屈させるだけでは満足せず、後代の人間をも退屈させ得ると思い込んでいる愚か者、それが作家である。
               モンテスキュー (P204)

 

古典とは
 みんなが読むべきだとは思っているが、誰も読まない本、それが古典である。(P206)
 

間違い
 ある小説家が、別の小説家のことをさんざん褒めそやした。二人がライバルだと知っている新聞記者が、怪訝(けげん)に思って尋ねた。
「先生、こう言っちゃ失礼ですが、あのひとは先生のことをとんでもないいかさま師だと言ってますよ。それなのに、先生があの人を大変お褒めになっているっていうのは不思議ですね」
「なに、どうってことないよ」と作家はにこやかに言った。「ぼくも彼も間違ってるって公算は大きいからね」(P206)

 

地獄なら……
 ロンドンを訪問中のマーク・トウェインは文学者たちが集まる夕食会に招かれた。食後、ブランデーを楽しんでいるとき、学問のある批評家がベーコンとシェークスピアは同一人であるという説を述べ、トウェインに向って尋ねた。
「もちろんトウェインさん、あなたもこれについては、ご意見がおありでしょうな]
「私は、それについては、私が天国に行ってベーコンとシェークスピアにきいてみるまで待ちたいと思っているんですよ」学をひけらかした議論にうんざりしていたトウェインが答えた。
「でもトウェインさん」批評家が追求した。「彼らが天国にいるとは思えませんな」
「それならあなたがお尋ねになるんですな」トウェインが言い返した。(P208)

Pj15

  

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