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2017年6月15日 (木)

JB54 韓国・朝鮮ジョーク集2

 最近、ジョーク本のコレクターという奇特な方から蔵書を譲り受けた。初見の本も多々あって、このジョーク本のリストは当分完結しそうにない。
 今回はJB13 韓国・朝鮮ジョーク集の追加分。

201 韓国風流小ばなし

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    (書名)  韓国風流小ばなし
           初期李朝艶笑譚
      (著者)   若松 實 編訳
      (出版者) 風媒社
      (形状)    四六判
      (頁数)    261
      (出版年) 1985/07/25

・李朝世宗期(1470~1494)の説話集『太平閑話滑稽傳』などから短い話を任意に166話選んだもの。

53『韓国ジョークの世界』と同じく、話にひねりや落ちがない、ストレートな下ネタばなしが多い。

 

下僕代わって科挙に赴く
 ある田舎の士人、科挙が行なわれる年となり、都へ行くことで頭を悩ましていた。
 下僕が士人に、
 「旦那様には、なにをそんなに心配しておられますか?」
 「貧乏両班(やんぱん)が、またもや科挙の試験が迫ってきたので心配をせぬわけにもいかぬのだ」
 「いつも旦那様が科挙の試験のためにお出かけになると、馬や下僕の経費なども少なくなく、乏しい家計ではとうていまかないきれませんから、今年の科挙の試験にはわたくしが代わっていけば、試験の用紙代と旅費がいるだけで、その他のむだな費用を減らすことができます」
 「おまえにどうして両班のすることができるのか?」
と言ってしかりつけると、
 「答案用紙を橋の下に捨てるくらいのことは、わたくしにだってできるんじゃないんですか?」(p160)

 

うそつき
 ある男、よりどころのないうわさ話をよくするので、世間の人はうそつきと喚んでいた。このうそつきが両班の家の前を通り過ぎたとき、両班が男を呼び止めて、
 「おまえはいまここでうそを一つついてみよ」
 「わたくしはいま行かねばならぬところがあって、忙しいので受け答えいたしかねます」
 「忙しくて行かねばならぬとは、いったいなんなのか」
 「ただいま役所で米を貸してくださるそうなので行く途中です」
 両班はすぐさま家の中にはいり、下男に袋を持たせて役所へやると、もともと米を貸すというおふれなどはなかった。
 日が暮れてから、その下男は手ぶらで帰ってきたので、両班はその男を呼んで責めたてると、
 「両班のお言いつけの中に、うそを一つついてみよ、とおっしゃったので、おことばどおりにいたしました」(p161)

 

正直な盗人
 盗賊の群れが隠れ家に集まって、盗んできた物を並べて山分けしていたとき、その中の一つの物が、にわかにありかがわからなくなってしまった。皆は疑いいぶかり、
 「われらの中には、心根のよからぬ者はおらぬはずだが」(p172)

番外 緊急手配 笑わせる金正日

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    (書名)  緊急手配 笑わせる金正日
    (著者)  クァク・デジュン、シン・ジュヒョン
             李金宣 訳
      (出版者) 英知出版
      (形状)    四六判ソフトカバー
      (頁数)   239
      (出版年) 2005/09/22

・タイトルといい、表紙といいてっきりジョーク本だと思ったが違った。
 前書きによれば、韓国の北朝鮮民主化ネットワークというところの月刊誌に連載されたものをまとめたものだという。
 金正日のやっていることを告発して、からかって笑おうという趣旨の本。しかし、北朝鮮で新聞を棄てる場合には首領様の写真は切り取ってきちんと保管しないといけない。もし背くと収容所行きになる、というような話は、そうそう笑ってばかりもいられない。

・日本語訳がおかしい。こなれていないだけでなく、役職名など日本語にはない言葉で訳してあって、よくわからないところがある。

 引用できるジョークがないので、代わりに巻頭にあったマンガを挙げておく。

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 金正男氏がでてきた。この本には金正恩の名前は出てこない。この頃はまだよく知られていなかったのか。

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