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2017年8月31日 (木)

右も左もわからない

 8月11日読売新聞に載った読売・早大共同世論調査の「年代別にみた「保守・リベラル」のイデオロギー認識図」が衝撃的だった。
 図の上の方、18-29歳の回答者では、維新が一番リベラル、それから自民、民進、共産が真ん中あたりで固まって、公明がずっと離れて保守、ということになっている。
 30歳代でも維新がダントツにリベラルで、真ん中あたりが民進、それから共産と民進が同じくらい保守で、やっぱり公明が一番保守に位置づけられている。

 おいおいいったいこれはなんだ?

Photo_2

 下の方の60歳代、70歳代の認識をみると、左から共産党、民進党、維新または公明党、自民党という順番になっていて、まあ、われわれ年寄りにはだいたい納得がいく。イデオロギーをもとにした左翼から右翼への並び方として一般に認められてきた配置図である。
 それがいつの間にか若い人たちは維新をリベラルととらえ、共産党を保守よりの政党だと考えるようになったらしい。
 新聞の解説はこれを、若い人は、イデオロギーには関係なく、「変えようとしない勢力」を「保守」とみなしているからではないかという。
 それで共産党は憲法も何も変えようとしない「保守」で、道州制やら都構想を訴える維新が最もリベラルだということになるらしい。

 なるほど、そう言われればそうかとも思う。冷戦の終結で左翼右翼の区分の意味がなくなったというのは、そのとおりだとも思う。しかし共産党が保守で維新がリベラルという発想にはとてもついていけない。この図を見て、右も左もわからなくなってきた。

 ともかく最近の若い人たちの頭の中には、われわれ年寄りのような左翼から右翼までの政界分布図は存在していないと考えたほうがいいのだ。

 

注 上の図の問
Q 政治的立場を表すために、「保守的」とか「リベラル」という言葉が使われます。10がリベラル、0が保守的だとして、あなたの政治的立場はどこにあたりますか。また、5つの政党と、無党派層と呼ばれる人々の政治的立場はどこにあたると思いますか。それぞれ、最も近いと思う数字を○で囲んで下さい。
(その他の調査項目等は→http://namuyabunko.cool.coocan.jp/links.html)

 

 

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